ぷち情報集(2/28)

2012年初となる代表戦ウィークを迎え、久々に閑古鳥状態となっているカンプノウ周辺。今回チームに残ったのはピント、ケイタ、ペドロの3人だけということで、さすがにこれではどうにもならないと、ペップ・グアルディオラも木曜夕方まではトレーニングをお休みにしています。とはいえ代表ウィークはそれなりに話題も豊富となっていまして、とりわけ移籍絡みの話題が多くなるのも特徴。まずはブラジル方面から、あれこれとネタが届いています。

◇チアゴ・シルバ、「バルサは夢」

SPORT紙とMUNDO DEPORTIVO(MD)紙の両方で大きく取り上げられているのが、現ミラニスタのデフェンサ、チアゴ・シルバです。かねてよりバルサ入りのウワサが報じられている彼は今回、親善試合のあるスイスまで取材に参じたSPORT紙に対し、こんなふうにコメントをしています。「報道されているウワサは全部よく知ってるよ。バルセロナのようなクラブに関心を示してもらえてるのは誇らしいものだよ。でも本当の本当に、具体的な話はなにも届いていないんだ。そういったことは代理人に任せてあるし、現時点では僕はミランのことしか考えていない」

ごくありふれた、お手本回答のような面白みのないコメント。しかし周りにバルサの番記者しかいなくなると、チアゴ・シルバの発言内容ににわかに変化が生じました。「偉大な選手なら誰も、いつかバルサでプレーするのは夢だよ。世界で一番のクラブへ行きたくない選手なんていないでしょ?」。そしてデフェンサは我に返ったように、こう続けたそうです。「・・・今はそういったことについて推測する時期じゃないよ。僕はミランのことだけを考えてるんだ。僕は今、偉大なクラブにいる。ミランは僕の第二のカサさ」

これと同様のコメントはMD紙にも掲載されてまして、そちらではチアゴ・シルバはさらに自らが一面になったMD紙を手にポーズも取っています。ミュンヘンでのチャンピオンズ決勝でプレーできて、その相手がバルサだったなら「人生で唯一の瞬間」とまで言っている彼ですから、クラブさえ合意すれば、カンプノウを主戦場とすることになんら問題はないでしょう。好いお話、待ってますぜ。

◇アルベスとロニーとネイマール

一方、セレソンといえばネイマールです。彼に対しては現在、バルサから熱烈なる営業マンを派遣中。そう、ダニ・アルベスさんであります。サントスの若きスターは昨日のスイスでの練習開始前、スタジアム(だと思う)のミックスゾーンでメディアに対しこう認めました。「アウベスにはものすごく何度も、バルサへ来いって言われたよ」。ネイマールとダニはとてつもない仲良し。今回の合宿や練習でも、ふたりはずっと一緒にいて楽しげにしているそうです。

また今回のセレソンにはロナウジーニョが復帰していまして、ネイマールはロニーからもバルセロナのステキさを吹き込まれているそうです。「彼はずっと僕のアイドルだったし、話をするのが恥ずかしいくらいさ。これまでのキャリアのことを、彼からはたくさん聞かせてもらったんだ。バルセロナのことを話してくれたよ。バルサはすばらしいクラブで、バルセロナはファンタスティックな街、気候も最高だって言ってた。でもそれは、誰だって知っていることだね^^」

◇メッシへの10の質問

前述のブラジル代表と同じく、アルゼンチン代表もまた現在スイスを訪れています。セレソンがザンクト・ガレンで、アルヘンはベルンにご宿泊(それぞれの親善試合のライバルは、ボスニア・ヘルツェゴビナとスイス)。アルゼンチンの宿泊するホテルには300人近いファンが詰め掛け、けっこうなフィーバーを起こした(警察も呼ばれた)というのですが、それはさておき、本日のSPORT紙にはそのファンたちのお目当てナンバーワンであるレオ・メッシへの独占インタビューコメントが掲載されています。これは同紙の企画である”レオ・メッシへの10の質問”に、クラックが答えたものです。

その質問は、こんな感じになっています。”ジャウマ・ドミンゴさんより。オラ、レオ。将来現役を引退したとしたなら、バルサと係わり続けたいですか?それともバルサか他のチームの監督になりたいですか?”。そういえばムンディアリートの優勝決定後、某タレントにも”引退後の予定は?”と訊ねられていたメッシですが、彼は今回こう回答しました。「いつ引退するかは神様だけが知ってることやけど、僕は自分が敬服するクラブと係わり続けていきたいと思う。運命だけが知っていることや」。つまりはバルサの親善大使かアドバイザーといったところでしょうか。

その他、”バルセロナのテレビ局TV3による人気のパロディ番組Crackoviaは好きですか?モノマネされるのは好き?”という質問に対しては、「好きやね。大笑いしてるよ。僕とは違う振りもあるけど、それも面白いね(笑)」と回答。”バルサの選手をひとり選ぶ必要があるなら、誰?”という問いには、「こんなすばらしいグループにいれて僕は幸運。誰を選ぶかはすごく難しいけれど、、チャビかイニエスタと一緒にプレーできれば嬉しいやろうね」としています。

また、”チャビはバルサにとって良い監督になると思いますか?彼の下でプレーするところは想像できますか?”という質問もありまして、メッシはこれに「チャビはまだまだ現役でやれるよ。彼にはものすごい才能があって、僕らのキーマンなんや。だから僕は彼にはずっとチームにいてほしい。いつか彼が監督になりたいのなら、一緒に楽しめるとええね。彼はインテリジェントやし、フットボルをよく知ってる。監督に向いてるよ」とコメントしています。

長くなってきたので(汗)、美味しいところだけをつまみ食いしますと、”首都方面から給料倍額のオファーがきたら?”の問いには、「バルサには面倒をみてもらった借りがあるし、対立するチームへ行こうやなんて考えたことはない。おカネのことでなら尚更。僕はここで本当に幸せなんや」と回答。”今迄で一番面白かったサインのリクエストは?”という問いには、「ベネズエラでのコパアメリカのとき、ひとりの女の子が僕に抱きつこうとして飛び出してきて、5メートルほど前で倒れた。僕はびっくりして、すぐに助けようとしたんやけど、幸いカノジョは無事で、幸せそうやった」、”ハットトリックを決めるたびに持ち帰るボールは一体どうしてるの?”という気になる質問には、「将来、子供たちに自分が得たものを見せるために大事にしてる」ということであります。

◇イニエスタ、声優に挑戦

アンドレス・イニエスタが6月29日からスペインで公開されるというアニメーション映画”¡Piratas!”(パイレーツ!byアードマン・アニメーションズ。”ウォレスとグルミット”シリーズが有名)のスペイン語版吹き替えに挑戦しているそうです。かわいい娘を持つドンは、「彼女が自分やと判ってくれたらええんやけど」と夢を膨らませているようでして、ファンとしてはそういうイニの姿を想像するとむふふとなるわけです。肝心の役どころは、”色白の海賊”^^ということであります。

◇「私たちがリーガ優勝すると思わない」

アトレチコ戦終了後の会見にて、「私たちがリーガ優勝するとは思わない」とビックリ発言を行なったペップ・グアルディオラ。ペップを敬愛するものとしてもさすがにこれは不可解なコメントでありますし、当然ながら各方面で物議をかもしているわけなのですが、SPORT紙によりますと、ミスターは選手たちに対しても同じ言葉を伝えているそうです。

ビセンテ・カルデロンでの勝利後、ピッチ上で喜びを表していた選手たち。彼らのフィエスタはロッカールームへと引き上げてからも続き、「い・く・ぞ!いったるぞ!」といった歌を歌って喜びに浸っていたそうです。しかしグアルディオラはロッカーへと入ると選手たちに集合をかけ、彼らの働きぶりを称えた後、真剣な表情でこう伝えました。「リーガは優勝できへんやろう。チャンピオンズとコパに集中せなあかん。ただしヨーロッパでのリズムを下げへんために、リーガで競いつづけていく必要はある」

逆転へ一直線!と盛り上がっていた選手たちですから、ミスターから実際にこう言われたとするなら、それは「ええぇ・・・」ということになるでしょう。しかしこれが事実なら、何故グアルディオラは敢えてリーガは失ったなどと言ったのか。自分たちをやる気にさせるため、プレッシャーを軽減させるためなど、選手たちはそれぞれに解釈をしているようです。ちなみにSPORT紙もMD紙も”1994年にクライフもまた同様の発言を行い、バルサは大逆転優勝に成功している”という記事を掲載してまして、そういうことかもと思わせてもくれます。

この言葉の真意はグアルディオラ自身にしか分かりませんし、もしなんらかの戦略があったとして、それが成功したかどうかが判るのはもうちょっと経ってから。実は特に真意などなく、ただそのままの意味の発言かもしれません。あるいは審判を味方につけているチームに勝つのは不可能と暗に言ったか。願うのは5月の末あたりに「さすがはペップ。また来季もヨロシク!」と言えていることであります。

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