問題点、解決策、そして3-3-4

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今さらですが、クラシコ後のまとめと今後のこと。

バルセロニスタにとりましては、暗黒の一週間としてクラブ史に記されることになってしまったドブレクラシコ。ああいう最悪極まりない出来事はさっさとページをめくるのが最善なのですが、個人的なまとめ兼記録として、これから少し文章を残しておこうと存じます。

噴出している課題

コパクラシコで負った傷を癒すには、リーガクラシコの勝利が一番!と、リベンジの狙いを込めて臨んだベルナベウにおきまして、チャンピオンズのために戦力を温存した白組に返り討ちにあってしまったバルセロナ。”考えたくはないけれど、そうなっちゃうかもしれない”という予感が、当たる必要もないのに当たってしまったクラシコでありました。

攻撃こそ最大の防御を体現していたチームが、上手く攻撃できなくなった時は大変です。ポゼッションはしているけれども、ただそれだけで、チームとしての好守のスイッチ切り替えが遅く高い位置で守れない。公式戦13試合連続失点はたしか、1962年以来、半世紀ぶりとなる不名誉な記録更新となります。チームは現在、リーガで30失点ですが、ペップ最終年の昨季は全体で29失点。2010/11は21、2009/10は24失点ですから、いかに点を奪われているかが判りましょう。迷いだらけで、好守両方が機能していないこの状況。失われた自信を取り戻すってのは、けっこうハードな仕事です。

失速の一因として議論されている低調なフィジカルコンディションですが、こちらには昨季限りでテクニカルチームを去った敏腕トレーナー、ロレンソ・ブエナベントゥラさん不在の影響はどれほどあるのか。例年以上に重たそうな動きを見ていると、トレーニングでの調整が上手くいっていないのかもしれません。フォームを上げるべくチームは水曜、シーズン中には珍しく朝夕のダブルセッションを予定しています。

プレーにおける問題点は、数えれば数えるだけ出てきそうな勢いです。トレードマークだった前線からのプレスがない、パスにリズムがない、足元でばかりボールを受ける、スペースを見つけられない、攻撃の幅が狭くて予測可能すぎる、etc、etc。1ヶ月ほどならば、なんとかなっていたティト・ビラノバの不在も、ミラン戦での完敗から問題が一気に露呈し拡大しました。嵐にもまれる船に船長がいなければ、そりゃあ混乱は増すだけでしょう。このいびつな指揮体制での長期チーム運営はさすがに厳しかったわけです。

まず優先すべきは精神状態の回復

3月4日に行われた記者会見において、サンドロ・ロセイ会長は「自分が会長であるかぎり、ティト以外の監督はいない。例え今季全てのタイトルを失ったとしても、(新監督招聘に)理事会は動かない」と、ニューヨークで鋭意回復中のミスターへの全幅の信頼を強調しています。となると、今月末と見られるティトの復帰までは、現在の顔ぶれで何とかするしかありません。問題は山積みで、しかも複雑に関係し合っている。そういう時はディティールに囚われるのではなく、全体を俯瞰して分析すべし、というのが元カタルーニャ代表監督であるピチ・アロンソの意見です。

ピチ曰く、「テクニコたちがまず優先して行うべきは、選手たちの精神状態を回復させ、自分たちが競っていけるんだというかつての感覚を取り戻させることだ。テクニコは選手たちとコミュニケーションし、チームにライバルと再び戦える力があると思わせられなければならない」。意気消沈したチームを、ペップなら巧みに鼓舞したことでしょう。そのあたりはティトもやれそうな気はします。ではロウラはどうか・・・ むむむ・・・。

(例えば昨年のマドリーであれば、バルサにコパで敗れながらも、”復調の兆し”ってのを示してクライシスを脱しました。そういうのがベルナベウでは欲しかったわけです。今回のバルサはただ敗れて傷口を広げただけ)

ラテラルの関係、メッシ以外の得点、エストレーモ

戦術家であるピチ・アロンソもまた、前線からのプレッシングが上手くいっていた頃と比較して違っているのは、両ラテラルたちであると指摘しています。現在のチームは右にアルベス、左にアルバと、超攻撃的な布陣となっている。しかしグアルディオラは状況に応じてそういう起用は避け、片方は守備的なラテラルを置いていました。スーペルアビダルさんが早く実戦復帰しますように。

そしてペップの選手起用といえば、思い出されるのはセイドゥ・ケイタです。ペップがとことん信頼し、ここぞのポイントでは必ず使っていたケイタ。彼とアビダルがピッチに居ることの安心感は、今となってみれば素晴らしいものがありました。第二のケイタとなってほしく、そのために獲得したのはソングですが、ここまではそういう起用法はありません。

一方、機能していない攻撃については、ピチさんは「メッシが得点しなければチームは苦しむ、という意味において”メッシ依存症”はある」としています。しかし彼は、「問題はメッシに多くを頼っているからというよりも、ビジャやアレクシス、ペドロらのゴール数が少ないことだ」と指摘。決定機の数は他のシーズンと比較してさほど減っているわけではないのだから、彼らがしっかりとゴールを決めなければならないとの見解です。

システムにおいても、メッシを偽9番とした4-3-3が機能しないのであれば、なんらかの手を打つ必要があります。例えばダビド・ビジャを得意とするセンターに置いて、その後ろにメッシの形。それだけでは不十分なので、エストレーモをサイドに張らせるのも重要になりましょう。原点回帰の意味でも、やはりエリアの横で相手ラテラルに煩わしく思われるエストレーモは復活させてほしいです。ペドロとかアドリアーノとか、横から勝負を仕掛けると結構チャンスになってますし。

起死回生を狙う3-3-4

そこで、、、、4日付のSPORT紙に”ミラン戦への戦術的起爆剤!”として書かれていたのが必殺の3-3-4です^^。同紙曰く、”バルセロナは12日のカンプノウでのミラン戦に、野心的かつ革命的な布陣で臨むだろう”。サンシーロでの2-0をひっくり返す必要があるわけですから抜本的な改革は欠かせませんし、これぐらいのことは目論んでいるんじゃないか、という読みです。

ではどういう3-3-4かと言いますと、後ろからバルデス、プジョル、ピケ、アルバ、ブスケツ、チャビ、イニエスタ、アルベス、メッシ、ビジャ、アレクシス(テージョ)。もちろんずっとこれでは不安すぎますので、ボールを保持しない時、ダニが中盤へと下りて3-4-3となる。3バックに変わりはありません。メッシは偽9番ではなく、ビジャと並ぶ感じ。自陣深くに引きこもり、9~10人で守ってくるであろうミランに対し、多くのアタッカーを相手エリア内に侵入させゴールを奪うことが目的となります。アルベスのところはペドロでもいいかもしれませんが、いずれにせよ求められるのはサイドをえぐり、良質なセンタリングをポルテーロ前の必殺地点へと送り込むことです。

バルサには最低2ゴールが必要で、1点奪われると4点必要となる。攻撃的に行くしか手はなく、かつアッレグリ監督がゴール前に選手を並べ、カバーすべきデランテロを置かないのであれば、デフェンサは4人も要りません。プジーとジョルディが単騎突破してくる相手と対峙し、ピケがリベロとなってカバーしてパス供給。つまりはクーマンとなる。ただ、アルバのところがアビダルでいけたらなぁ・・・と。デポル戦でアビさんを試験起用ってないですかね。

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