結果を出しているデウロフェウ

途中出場が多いながらも、チームに貢献するエストレーモ。

日曜日に行われたアーセナル戦(1-1)において、エバートンを敗北から救う値千金のゴールを決めたのがバルサからレンタル中のジェラール・デウロフェウ(19)でした。敵地での首位チームとの対戦に残り11分でピッチに立つと、起爆剤となってチームの反撃をリード。84分には左からのクロスのこぼれ球をエリア内で拾うと、個人技でデフェンサ2人をかわし、豪快な右足シュートをネットへと突き刺しています。実にブラボーなゴールです。

デウロフェウは11月末のリバポーとの“マージーサイド・ダービー”では、得点こそなかったものの持ち前のスピードを活かしてチャンスを幾度も演出。先日のマンチェスター・ユナイテッド戦でも良いプレーによって、チームの対赤い悪魔戦20年ぶりの勝利に貢献しました。そんなエバートンファンのハートを射止めつつあるデウロに関して、エバートンのロベルト・マルチネス監督はアーセナル戦の前日の記事(The Guardian)でこうコメントしています。

彼はすでに私の期待を上回っているよ。イングランドリーグに適応するためには、少なくとも1月まで待つ必要があると私は考えていたんだ」「私はスペインの文化とフットボールをよく知っている。だからジェラールには適応の時間が要ると考えていた」

英国式への対応

マルチネス監督は、デウロフェウのボールを失った時の行動をいつも見ていたと言います。「スペインで育った若い選手たちは、ボールを奪われるとすぐに審判の方を見る。けれども少し接触の多いこちらのフットボルでは、それは役には立たない。英国では1対1のタックルは評価を受けるから、スペインの選手は少しショックを受けるんだ。スペインではタックルで拍手を受けたりはしないからね。ジェラールも最初の頃はボールを失うと本能で審判を見ていたけれど、彼はそれが無駄だと判ると、ボールを失ったらすぐに取り戻そうとし始めた。それが彼の適応が近いことを示していたね

セスクとピケの影響

そしてデウロフェウが英国での武者修行を決意したその背景には、プレミアで成長しバルセロナへと戻ったセスク・ファブレガス、ジェラール・ピケの存在が大きかっただろうとマルチネス監督は考えています。「彼らの例があったから、ジェラールがイングランドにくる事にしたと私は確信してる。彼らは英国で学び、より良い選手となって帰っていった。ヨーロッパやリーガのビッグクラブからのオファーがあったにもかかわらず、彼やバルセロナはエバートンを選んでいる。異なるフットボルやライフスタイルによる経験がプラスになると彼らは考えたんだ。彼の成長に関し、私たちを信じてくれたバルセロナをとても嬉しく思う。私はジェラールがマドリー戦に16歳でデビューした時から、彼のバルサBでのキャリアをいつもチェックしていたよ」

ラ・マシア時代は行動に難があると言われていたデウロフェウでしたが、文化の違いを素早く理解し、それに上手く順応して自分の能力を発揮する賢さを彼は備えていたようです。この感じであればシーズン後半は先発の機会も増えるでしょうし、さらに活躍の度合いを増し、成長していきそう。今後がとても楽しみであります。

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