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どうしたメッシ?

 

4月以降、なんかイヤな流れの大エース。

絶対王者としてこの4年間フットボル界に君臨し続けてきたリオネル・メッシに“異変”が起こっています。デビュー当時の怪我体質を克服して以降、どれだけハードに試合をこなそうとも負傷とはほぼ無縁だったあのメッシが、この数ヶ月間は怪我続き。4月のPSG戦で負傷交代してからは代表戦を含む25試合で、わずか1試合しかフル出場をしていないのです。この傾向から抜け出さなければ、ギガクラックといえどもコンディションを整えるのは難しい。メッシの不調はチームにも大きな影響を与えますから、早く以前のような彼に戻ってくれるよう願うばかりであります。

 

大腿二頭筋内部の血腫

21日に行われたアトレチコ・マドリーとのスーペルコパ第1戦で左太ももに違和感が生じ、ハーフタイムで途中交代となったリオネル・メッシ。その翌日の精密検査によって、彼の大腿二頭筋内部に血腫(出血した血液が組織内で溜まってこぶのようになった状態)があることが確認されました。試合中に負った挫傷が原因だそうです。血腫の治療は出血を止め、吸収されるのを待つのが一般的。日曜のマラガ戦の欠場もあり得るということから軽傷と推測できますが、外野のファンとしましては、ここは無理せずじっくり治してほしいところです。

クレの不安を増幅させているのは、なんとなくメッシが怪我のネガティブスパイラルに足を踏み込んでしまったような印象があるからです。相手デフェンサのラフなタックルを食らい、苦悶の表情を浮かべようとも、大きなダメージを負うことはなく連続フル出場を何年間も続けてきた彼が、4月2日のパリ・サンジェルマン戦で右大腿二頭筋を負傷してからは怪我がちになっている。ちなみに昨シーズン終盤に苦しんだのは右太ももで、今は左太もも。今回は打ち身による内出血が原因につき裂傷をおこしたわけでもなく、再発を繰り返しているわけじゃないのですが、なにせバルセロニスタは心配性なのです。

 

ここ25試合でフル出場は1回

メッシはミュンヘンでのバイエルン戦(4月23日)で強行出場し、90分プレーして以来、1試合もフル出場をしていません。SPORT紙によれば、それが代表戦も含めたここ25試合で唯一のフル出場です。レオは5月中旬からは休養モードに入ったため、右脚の大腿二頭筋はバケーション期間中に癒えたのでしょう。彼は夏休み、いつも以上にトレーニングをしながらチャリティーマッチも精力的にこなしています。それによって7月中旬頃には、“いつにないほどにフォーム良好!”と報じられていたのです。

しかし順調だったのも束の間、8月10日のトレーニング中に左脚の大腿二頭筋に違和感が生じ、マレーシア選抜との親善試合を欠場。その1週間後に医療部から出場許可が下りたのですが、アトレチコ戦で再び左太もも裏に痛みを覚えたのでした。メッシはデビュー当初の2006年から2007年にかけ、右太ももを1回と左太ももを2回負傷しています。その再来となったりはしないか。それがバルセロニスタの怖れる未来です。

実際のところ、挫傷による血腫はさほど心配する必要もないのでしょう。とはいえ序盤でつまずくとシーズンを通してイマイチになりやすいので、ここはきっちり治しきるのが重要です。たとえ小さな怪我であろうと、続くとフォームは上がっていかない。幸い今はセスクが好調ですし、ネイマールだって加入しました。なので焦ることなくきっちり治し、再び存分に暴れてもらえればOKです。

ちなみに・・・ アルゼンチン代表監督サベージャさんは9月10日のムンディアル南米予選(対パラグアイ)にメッシを招集しています。

 

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