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ちょっと退屈。

 

コパが終わるまでは、話題的にもうひとつの日々。

たしか近日中にチャンピオンズ決勝があるらしいことは知っているのですが、それがいつなのかとまでは知らないクレにとりましては、なんともおヒマな今日この頃となっています。なんとか紙面を売ろうとするメディアには補強のウワサ話が花を咲かせてはいるものの、まだまだウワサの段階すぎて「へぇ~」としか思えない。話が具体化してくると盛り上がるのですが、少なくともそれはコパ決勝が終わった5月最終週以降を待たねばなりません。

 

◇ベイル

18日のバルサ系スポーツ紙(SPORTとMUNDO DEPORTIVO)はいずれも、ガレス・ベイルを大きな話題として取り上げています。数ヶ月前からちょくちょくウワサとして名前が挙がり、各メディアによるウェブアンケートでも多くのバルサファンが獲得希望のボタンを押すトッテナムのスター選手。伝えられるところによれば、バルサはすでにトッテナム側へとベイルの状況などについて問い合わせを行っておりまして、あまり嬉しくない回答をもらっているそうです。つまりはあちらとしては進んで売る気はないので、どうしても欲しければ、”相応しい移籍金”を払ってくれ、というものです。

昨年夏からのこの1年間で、他クラブからトッテナムへのベイルを売ってくれという要望(プレッシャー)は非常に高まっています。そして選手側もステップアップを望んでいるとなれば、至る道筋はほぼ決まっている。オークションです。リッチなシティとマドリーが獲得を目論んでいることで、市場価格は5000万ユーロとも言われています。

ということで大してアテにならない個人的な印象からすれば、このオペレーションはナイ。こういった高額選手をバルサが獲得できる唯一の可能性は、選手本人による熱烈ラブコール&給料の一部辞退による移籍金捻出(=熱意の証明)しかないわけで、”マスチェラーノ方式”をやってくれそうにないビッグネームは他所のお金持ちのところへ行くだけのことです。他のオペレーションへの目くらましとして使うなら、それもありか。

 

◇セスク 「僕はもっとやれる」

ラジオ局Radio 4の番組”Directe4.0″のインタビューにおきまして、セスク・ファブレガスがバルサ復帰初年度の反省をしています。「もっと良くなれるってことは分かっているんだ。この1年はすごくいろんなことが起こったし、分析していかなければならない。まだきちんと分析はできていないから、これから行っていくよ。僕はかなりの頑固者でね、上手くやれなかった時には、世界は白くなるよりも黒くなる。良かったことより、悪かったことの方を多く考えてしまうんだ」

チーム内の立場の変化も、セスクには大きかったようです。「一般的に、最初のシーズンというのは難しいもの。チームの中心だったのが、まずはチームに適応していかなければならないんだ。セカンドチョイスというわけではないけれど、責任ある立場というより、まずは学ばなければならない」。そして―。「その役割には上手く慣れたよ。僕は学び続け、ものすごく多くのことを学んだんだ」

ピッチ内での役割も、アーセナル時代とは全く異なるものでした。「どこがベストなのか、言い難いのは事実だね。バルサでは僕は中心ではない。僕がチームに適応しなければならない。月日が流れるにつれて僕はチームの動きを習っていって、よりポジションは固まっていった。より完成された、目指している選手となるためのポジションでのプレーがやれるようになっていったんだ」(怪しい訳)

より成長していくために、いくつかの点においては、一からやり直したわけです。「今ではいろんなことをミスターやチームメイトたちから学んだよ。バルサの動き方やポジションを掴み取り、僕が目指しているより完成された選手となるために、二歩ほど後ろへ下がったんだ」

最初のうちはアーセナルでやっていたように動き、ゴールも量産していたけれども、ペップバルサ流を学ぶにつれて一時迷い小路に突入。出口は見えてきたけれども、まだトンネルは脱しきっていないというところでしょうか。来季は早い段階で、セスク2.0が見れることに期待です。

来シーズンは少年時代のコーチ、ティト・ビラノバからバルサのプレーを学んでいくセスク。バルサの4番は次期ボスについて、こう語っています。「重職を担う素質を十分に備えた人だよ。落ち着いた性格でフットボルにも通じているし、僕たちは彼から多くを学ぶだろう。彼は強く、そして度胸もある。素晴らしい監督になるだろうね。ビラノバがいることで、チームは継続していく。ペップが続投するようなものさ」

 

◇ピケ 「ペップとなんの問題もない」

一方、こちらTV3のインタビューでは、ジェラール・ピケがペップ・グアルディオラとの関係悪化のウワサを再び否定しています。「なにかと大げさに言われすぎてるよ。ペップと僕は、いつもスムーズな関係なんだ。もしなにか言うべきことがあるなら、お互いに直接言ってきたしね。関係を損なうような衝突は一切なかった」

不協和音なんてものはまったく発生していないと強調するピケ。今季はベンチ観戦することが多かったことに関しても、受け入れることに問題を感じてはいません。「ベンチに座っていてハッピーな選手なんていないけれど、バルサのようなビッグクラブでは、そういうこともあるよ。でも僕はこれから何年もここでプレーをしたいんだ。夏が来れば、移籍についてウワサしたがる人はたくさん出るものさ」

ちなみにグアルディオラが退団すると知った時はショックだったものの、ティト・ビラノバが後任になると知って落ち着いているそうです。「ロッカールーム内の驚きは、外部ほどではなかったよ。スーペルコパで目に指を入れられた後にモウリーニョを突き飛ばしたように、彼には気骨がある。スター選手たちを上手く扱っていくだろう」

 

◇トゥレ・ヤヤ 「僕にとって一番大事なのはバルサ」

では本日最後は、ディミトリ・セルク代理人が「モウリーニョはヤヤを気に入ってる。ヤヤもモウリーニョが気に入ってる」などという発言を行ってくれている、トゥレ・ヤヤさんの悩める(ように思える)コメントです。マドリーへの移籍あるや?とこの夏の動向が注目されるセントロカンピスタは木曜、ONA FMの番組”La Graderia”の取材に対してこんなふうな言葉を残しています。

「僕のなかで一番重要なチームは、バルサなんだ。もし自分がマドリーに行ったら、クレは怒るだろうね。それは分かってる。でも今は心身を休めたいし、なにが起こるのかはそのうちに分かるよ。僕は今のところ、シティで幸せなんだ。僕の未来やマドリーとのことがたくさん話題になっているけれど、一番大事なのは勝利し、そして幸せであること。どこのクラブとも、話はしていないよ」

ちなみにこれを書いている時点(日本時間18日14時半)での、MUNDO DEPORTIVO紙によるウェブアンケートの質問”もう一度トゥレ・ヤヤを獲得しちゃう?”への回答は、「Si」が85%、「No」が15%。クレが今でも彼のことを高く評価しているのが分かります。白いシャツにだけは染まってほしくない選手です。

 

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