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チャビ「アトレチコに勝つことで力を示せる」

 

昨年に続き、バルサ選手賞を受賞。

1月9日(木)、カンプノウの敷地内にあるイベントルームAuditori 1899にてあるセレモニーが行なわれました。それはバルサOBたちによって構成される選手会が主催の第4回バルサ選手賞の授与式。シーズンを通して最もフェアだった選手を称える賞で、チャビは2011/12シーズンに続いて2年連続での栄誉となります。初代受賞者はボージャン、第2回はアンドレス・イニエスタが選ばれています。

この賞はまず、フェイスブックでの一般投票によって最終候補者が選ばれます。今回4,000票近い投票の中から選ばれたのは、アビダル、イニエスタ、メッシ、ペドロ、プジョル、そしてチャビの6人。この中からスポーツ界やジャーナリスト、カタルーニャの文化人ら名士たち審査員が話し合い、高い人間性やバルセロニスモの価値を表していることを理由に、テラッサの魔術師を受賞者としたのでした。受賞自体は7月の時点で決まっています。

 

メッシはNO.1であることを再び示した

そして芸術家アグスティ・プッチ氏デザインのトロフィーをサンドロ・ロセイ会長、選手会会長ラモン・アルフォンセダ氏、エストレージャダムGMであるエンリク・クロウス氏の手から受け取ったチャビは、「フェアプレーを促進するバルサの一員であることをとても誇りに感じる」と感謝の言葉を述べた後、フットボル的な話題についても幾つかコメントをしています。そのうちの1つが、土曜日のアトレチコ・マドリー戦です。

重要な試合だね。それでリーガが決まるわけではないけれど、もし勝てれば実力を示せるし、そうしたいと思ってる。どちらのチームもすごく状態が良く、スタイルの大きく異なったチームの対戦だから、スペクタクルな試合になるよ。アトレチコはかなり団結し、コンパクトにプレーしてくるだろう。彼らの守備はとても良いね。一方で僕らはいつものように主役となりたい。試合をコントロールするようトライしていくよ」

レオ・メッシの帰還もまた、主な話題となりました。「メッシやバルデスがいることで、僕らはより強くなる。チームは主力の不在を乗り越えたんだ。彼らが戻ってきた今、僕らは用心をしながらも、全てのタイトルを狙っていかないとね。チームの状態はすごく良い。レオのあれにもう驚きはないよ。だって彼は世界最高の選手なんだ。彼は2ヶ月の戦線離脱後、2ゴールを決めて再びNO.1であることを示した。僕なら彼をバロンデオロにするね。レオはトレーニングから違いを見せている」「レオは燃えて戻ってきた。モチベーション十分だよ

 

「チャビたちがティキタカを発明した」

この式典では、サンドロ・ロセイ会長もまたスピーチを行っています。会長はまず掴みとして、チャビのエルチェ戦でのペナルティ失敗を引き合いに出し、「私たちはあらゆることを論じることができる。ペナルティの蹴り方についてもね」とコメント。その後は生けるレジェンドであるセントロカンピスタをこんなふうに称えています。

統計でいうなら、最も多くのタイトルを勝ち取った彼はスペインで史上最高の選手。彼は伝説だ。けれども同時に、彼があまりに簡単に、あまりに普通にプレーをすることで、私たちはおそらく彼の全てを評価する能力を持たない。数年後、彼が引退した時に、彼が最高だったことに気付くのだろう

そして。「チャビ、イニエスタ、メッシ、それにブスケツがティキタカを発明した。ティキタカはチャビの登録商標なんだ。バルサには独自のスタイルがあるけれど、ティキタカはクラブ創設時からあったものではなく、チャビと彼のチームメイトたちによって作られたものだ。チャビがいなくなった時、彼がそれを支えていたことを私たちは知るだろう

セレモニーではまた、元日にこの世を去ったジョゼップ・セゲール氏(シンココパス時代の英雄の1人)を称え、出席していた2人の娘さんたちへと盛大な拍手が送られています。式典の司会役を務めたマネル・ビック氏は言います。「もし彼の時代のこの賞が存在していたなら、セゲールは間違いなく受賞者となっていたでしょう」

ちなみに選手会長のアルフォンセダさんは、「チャビが加われば我々はさらにパワーを得る」として彼を理事会に勧誘。セントロカンピスタも「喜んで。必要とあらば加わります」と応えています。現チームで選手会の理事となるのは、第5副会長であるカルラス・プジョルに次いで2番目だそうです。

 

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