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バルトラ 「自分を信じている」

 

初の記者会見当番で、自信をのぞかせた若きセントラル。

FCバルセロナのトップチーム所属選手となって、初めて任される仕事。それが毎日の朝練習後に行われる記者会見です。なのでファンとしましても、ここへ若い衆が登場してくると、「おっ、そうか!おめでとう」という気持ちになる。そんなわけで昨日の会見を担当したのはマルク・バルトラでして、今季から昇格してきた4人衆の第1弾ということで、チーム内での期待度も高そうだと推測するところです。

 

昇格がゴールではない

トップチーム選手としての初めての会見で、カタランデフェンサはこう語っています。「僕の目標はチームでの居場所をがっつり手に入れることなんや。ここへと到達するのに、僕はこのクラブで11年間過ごしてきたよ。この場所を得るために、僕は戦ってきたんや。これからはミスターやチームメイトたちの信頼を勝ち取って行きたい」

ギラギラとしたものを感じられて好感の持てる言葉です。バルトラはこうも続けています。「トップチームに定着したいんや。クエンカやテージョ、チアゴの後に続いて、ミスターの信頼を勝ち取りたい。ここにいるというのは、それがひとつの褒美みたいなもの。良い試合、良い練習をしていくよう頑張る」

そして。「トップチームの選手になるというのは、全てのカンテラーノにとっての挑戦やからね。ティトには何年も練習をしていけと言われているけど、ピケやプジョル、マスチェラーノのようなチームメイトたちが一緒なら、より多くのことが学べるやろう。僕らカサの人間にとっては、トップ昇格はひとつの夢なんや。でも目標に達すれば、その次はもっと難しい目標が待ってる。僕は自分の可能性や、自分の与えられるものをすごく信頼している。全力で努力をしていくよ」

ティト・ビラノバが認めているように、クラブは現在、セントラルの補強を目論みマーケットに目を光らせています。しかしバルトラには、新たなライバルの出現を怖れる様子はありません。「僕はいつだって、シーズンの初めは控えやったからね。それがシーズンが終わってみれば、満足を得る結果を手にしているんや。強いメンタルを持ち、ハードに働いていくよ」

 

ラ・マシア VS. ラ・ファブリカ

スペインを代表する2大クラブ、FCバルセロナとレアル・マドリー。世界が称賛するバルサのみならず、マドリーもまた優秀なフィリアルを持っているのはクレとしても認めるところなのですが(どちらもセグンダAに所属している)、この両者には決定的な差もまた存在しています。それはどれだけトップチームへの扉が開かれているかの違い。バルトラはこの件に関し、こう見解を述べました。「カンテラーノをより重視するかは、クラブと監督たちの問題。ここではカンテラへの信頼が結果を出しているね。僕らはこれまでと同じように頑張って、信頼を勝ち取っていくよ」

では最後に、同じマルク仲間であり、不幸な怪我によって右ヒザの靭帯を断裂してしまったムニエサについて、バルトラはこうコメントしました。「僕は彼と一緒にこのクラブに入った。チームメイト以上の存在、兄弟であり友人なんや。彼はすごく強いし、怪我を少しでも早く治すようにしていくやろう」

 

注目度上昇中

トップチーム定着を目指し、熱い意気込みを語ったバルトラ。実際、SPORTやMUNDO DEPORTIVOといったカタルーニャ系のみならず、ごりごりのマドリー系AS紙においても、マルク・バルトラの”オプションとしての価値”は上がってきています。ハンブルガーSVとの親善試合のパフォーマンスが、なかなかに好印象だったのが効いている模様です。

ハンブルグでの試合後、ティト・ビラノバはバルトラについてこうコメントしました。「私は彼のことをもう何年も前から知っているし、ひとつの試合で判断したりはしない。彼はスピードがあって強く、空中戦も得意とする選手。でも私は選手をひとつの試合で判断したくはないし、プレシーズンならば尚更や」

ティトはペップとともに、毎日の練習などを通して若者たちの成長を見つめてきました。バルトラたちがどんな選手であるのかはすでに十分に承知しています。バルトラの資質に大きな可能性を感じているからこそ、トップチームへと昇格させた。あとは本番に強いんだというところを、これからのプレシーズンや公式戦での出番で示していくことになります。もしも一線級のセントラルが獲得できなければ、彼のチャンスは大いに広がることでしょう。

マルク・バルトラが、セルヒオ・ブスケツ、ペドロ・ロドリゲス、チアゴ・アルカンタラといった先輩たちに続くことを大いに期待します。若い衆の台頭はファンとして純粋に楽しいので、観戦モチベーションの更なるアップのためにも、バルトラ飛躍のシーズンになるといいなぁ。バモス、マルク!プジョルとマスチェに大いに鍛えてもらってちょうだい!

 

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