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マドリー対策

 

必殺のカウンターを封じるべし。

それに勝てなくともタイトルを失うわけではないけれど、必勝が使命とされるクラシコが近付いてきました。エル・サダルとサンシーロで連続して引き分け、もやもやムードが漂っているカンプノウ周辺の空気をすっきり爽やかに出来るかどうか。そしてクレの信頼を勝ち取ることが出来るかどうかの懸かった、分岐点となりえる試合であります。オサスナやミランよりずっと強力なマドリーに、手土産なくご帰宅いただくにはバルサが持ち味を発揮するとともに、彼らの長所を打ち消さなければなりません。特に必須なのは、昨年やりたいようにやられたカウンター封じです。

 

プレーをシュートで終える

ミラン戦の前日会見で「相手にカウンター発動の機会を与えないこと」が重要だと語っていたマルティーノ監督。それはそのまま、土曜日のマドリー戦にも当てはめられます。レアル・マドリーが大きな得点源としているカウンターを避けることが、勝利には欠かせない(聖ビクトルが降臨すればその限りではないですが!)。昨季のコパとリーガでの連敗時は、白いカウンターが猛威を振るっていました。

そこでマルティーノ監督の対策としてSPORT紙が記しているのが、“とにかくシュートでプレーを終える”ことです。たとえ無理な位置からであろうと、ボールが枠を外れようと、それは問題ではない。正論はこの際二の次。マドリーは組織立った相手を攻めるのが苦手ゆえ、ラインを整えるためにプレーをフィニッシュさせる必要があるという案です(前線でのプレッシングが強調されなくなっているのは、間に合いそうにないため?)。

もちろん、中盤での組み立てには細心の注意と集中力が必要となり、うっかりあっさりボールを奪われるのは絶対避けなければなりません。メッシやチャビが狙われ、カットされてのカウンター、そして失点となったのは記憶に新しいところ。バルデスからのロングボールの多用はどうかと思いますが、可能なかぎりマドリーのエリア近くでボールを持つ工夫は重要です。

 

サイドにスペースを与えない

敵将カルロ・アンチェロッティはユベントスとの試合後、「バルサ戦もトリボッテを続けていく」とコメントしました。ケディラ、イジャラメンディ、モドリッチでトリボッテを構成し、中央で数的有利な状況を作る案。これに対してマルティーノ監督は4-3-3を用いながらも、中盤を分厚くする策を考えているとSPORT紙は言います。

それはエストレーモがインテリオールのようにプレーし、中盤での陣地争いに勝利するというものです。アレクシスとネイマールは攻撃時にはサイドを広く使うターゲットとなりつつ、守備時には中盤と両ラテラルをサポートする役目を担うとかなんとか。ミラン戦で試したメッシを右エストレーモに置く案も、マルセロを突くのに有効でしょう。セスクの偽9番は期待薄ですが・・・。対アルベロアはネイマールがコンフェデ杯の再現なるか。いずれにせよ、白組のサイド攻撃を封じ、チーム得点の約半分をあげているというCR7を自由にさせなければ勝機は広がります。

あとは、こちらも散々やられているセットプレーをどうするか。セントラルにはミラン戦で温存したカピタン・プジョルが先発する可能性が高いです。マドリーの高さに対抗するうえでピケの身長は貴重な戦力ですが、サンシーロでハムストリングスに違和感を覚え、過負荷と診断されているのは気になるところ。覚醒バルトラ大暴れなんてシナリオはそそりますが、マルクはおそらくベンチ応援でしょう。

そしてなにより実現してほしいのは、クレの心を熱くする激しく闘志溢れるプレーです。ボールを回すリズム、マーク外し、エリアへの侵入、球際、それらでギラギラしたバルサが見たい。2試合連続エンパテにプラス材料があったとしたなら、チーム周辺にひりひりする緊張感をもたらしたことでしょう。激しくいこうぜタタバルサ!バモス!

 

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