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マルティーノ「誰が失敗するのかを見るゲームの始まり」

序盤は悪かったけれど、途中から改善できたと監督。

嵐の中での激しい試合を制し、セビージャを1-4で下したFCバルセロナ。試合終了後の会見でタタ・マルティーノ監督は、先週手放したリーガ首位の座を、1週間で取り戻せたことに満足感を示しました。「失った首位にわずか7日間で返り咲いたのは喜ばしいことで、私たちを落ち着かせてくれる。これからは、3チームのどこが失敗するのかを見るゲームが始まる。それが私たちにならないことを期待してるよ

スコアとしては快勝したバルサでしたが、試合展開としては際どい場面がいくつもありました。ほんの少しのシュートの当たり所の違いで、結果も異なっていた可能性のある試合でした。特に序盤はセビージャの猛威の前に、ほぼ防戦一方だったタタチームです。「前半はポゼッションが役に立っていなかった。セビージャはかなり容易に攻め込んできていたからね。最初の25分間、私たちの激しさは彼らに及ばなかった。スコアに差が付いたのは、私たちがチャンスを活かしたからだよ。私たちは2-0とされていたかもしれないし、2-2の可能性もあった

カウンターによる得点

このセビージャ戦でのバルサのゴールは、3つがカウンターによるものでした。以前に比べ、カウンターでの得点が増えている理由については、「相手チームが前に出てきてスペースを空ける試合もあるし、今日の2点目のように、いつダイレクトに攻めるべきかを私たちが分かっている試合もある。いつダイレクトに攻め、いつポゼッションするのかを分かっていなければならないんだ」と説明。守備の不安定さに関しては、「相手が上手くしている場合もある。毎回私たちの良し悪し次第じゃないよ」との見解を示すタタさんです。

そして試合内容については「前半はセビージャにかなり攻められたけれど、改善も感じられた。同様に後半は私たちが多く攻め込んでいたよ。私はいつも、チームが少し良いプレーをすることを期待しているんだ。今日のような激しい相手との試合は刺激になるよ。後半の30分間のプレーには、チームが改善を続けていくとの期待が持てる」とのことです。

ちなみにアレクシスの同点弾はオフサイドではないかとの問いに対しては、終盤のメッシへの判定を引き合いにこう返したミスターでした。「それは反対側のサイドだったから見えなかった。メッシへのペナルティは同じサイドだったからよく見えたよ」

メッシの誇りを傷つければ・・・

ゴラッソを2つ決めて見せたレオ・メッシに関しては、タタはこう言います。「私なら敢えて彼のことを言ったりしないよ。何故なら彼を批判する人たちは意識せずとも、彼の誇りを傷つけているからね。そして世界最高選手の誇りが傷つけば、問題を抱えるのは次の対戦チームだ。どんなバージョンのメッシも私は好きだよ。いつでも彼は決定的だからね。それが時にはパスを出すこともなく、ただ相手選手を集めるだけであっても、チームメイトたちのマークを外させることになるんだ」

監督はそして、セルヒオ・ブスケツやダニ・アルベス、セスクが先発から外れたことについては「深い意味はない」とコメント。メディアに補強候補としてファシオやラキティッチの名前が挙がっている件には、「セビージャにはハイレベルな選手が数多くいる。名前の出ている選手たち以外でも、ビトロやバッカもそうだ。けれどもそれは、彼らがバルセロナに来るということじゃない。来シーズンの補強に関して、スビとミーティングをしたことは一度もないよ」と述べています。

セビージャ 1-4 FCバルセロナのマッチレポートはこちら

 

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