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ルイス・エンリケ&スビ会議

ガバの自宅で堂々とミーティングをした両者。

2014年5月5日、バルセロナのラジオ局RAC1が驚きのニュースを流しました。現セルタ監督で、このところはバルサ新監督の筆頭候補とされるルイス・エンリケが、ガバ(バルセロナ郊外)の自宅にてアンドニ・スビサレッタと話し合いを行った、というものです。実際、ルーチョの乗ったミニクーパーが自宅に入る様子、スビとテクニカルチームのメンバー面々が乗ったアウディがその自宅から出てくる様子は複数のテレビカメラで映されていて、面談がかなり堂々と行われたことが分かります。エンリケは翌日ビーゴへと戻るのですが、これにもSPORT紙の記者も同行(セルタでの練習をレポート)しているという堂々っぷりです。

合意間近か

メディア情報によりますと、ルイス・エンリケは土曜日のパンプローナ訪問後、アシスタントコーチであるロベルト・モレノと共にバルセロナへと入ったようです。そして月曜、アンドニ・スビサレッタがアルベルト・バレンティン、ナルシス・ジュリア(どちらもスビ率いるテクニカルチームのメンバー)とガバのルーチョ宅を訪れ、来季のチーム構想について話し合ったと。RAC1の伝えるところではルイス・エンリケはスビに対し、バルサ監督の任務を引き受ける考えを表明。両者はまだ完全合意には至っていないとのことですが、近日中に再び話し合いの場が持たれ、そこで合意に達せられるだろうとクラブは確信している、とRAC1は報じています。

ガバの自宅にて話し合われた内容については推測するしかありませんが、マスコミのカメラにその姿がバッチリと写された以上、金曜日にルーチョが語っていたような、「全ては推測」でないのだけは確かです。エンリケ邸の玄関前にはLA SEXTAやCUATROといったテレビ局だけでなく、SPORTやMUNDO DEPORTIVOといった新聞社のカメラマンも揃っていた様子。リークがあったかどうかは別にして、開き直った感はあります。

ちなみにルイス・エンリケがガバの自宅でスビサレッタたちに会うことをセルタは知らされていなかったらしく、あちらのスポークスマン氏はEFE通信の取材にこう語っています。「この会合のニュースはテレビを見て知りました。ルイス・エンリケがバルサ側と話す旨をクラブに言ったとは私は一切知らされていません」。一方でセルタ副会長のリカルド・バロスさんは集まったマイクを前に「私たちはルイス・エンリケに腹を立ててはいない」とし、「彼との契約はあと1年残されている。プランBは存在しない。プランAはルイス・エンリケだ」と強調しています。

しかしです、この自宅での話し合いってのはどうにかならなかったか。両者の話し合いが初めてでないのなら、過去と同じようにもっとこっそりと出来たはず。ルイス・エンリケはセルタの監督であり、次の日曜にはマドリーとの試合も控えています。バルサだってリーガ優勝争いの最中で、白昼堂々の“逢引”写真が表沙汰になることは、マルティーノ監督への敬意を欠いている。ここまで模範的な振る舞いを貫いてきたタタさんが不憫です。

 

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