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余韻。

 

カンプノウでのさよならセレモニーの余韻に、いまだ浸り中。

ペップのさよならセレモニーの感動やら余韻がまだまだ冷めやらぬ今日この頃。コパ決勝が終わり、本当にペップチームが解散となった時には、果たしてどういう寂しさが襲ってくるのでしょう。週明けとなった月曜、メディアにはさっそく来季のプランニングが賑やかに登場してきています。しかし今日のところは今しばらく、あのすばらしかったカンプノウの夜の残り香を楽しんでいたい。ということで、ペップ関連ニュースをいくつかピックアップです。

 

ペップ「ロッカールームは愛情いっぱい」

昨日のこのページではグアルディオラによるカンプノウお別れ式典の模様を紹介しましたが、ペップはその後、試合後のいつもの記者会見も行っています。そこでも彼らしい、優しさと感謝に満ちた言葉を語っていますので、簡単ながら紹介しておきます。たとえば、こちら。「スタジアムが最上段までびっしり埋まっているのを目撃したなら、あとはもう満足感を感じることしかできない。ここでの監督時代、とてもよくしてもらったことにとても満足しているし、とても感謝しているんや。このクラブと私の結びつきは、いつまでも続いていくことやろう」

愛するチームに向けても、ペップはこう語りました。「ここのロッカールームには愛情がいっぱいでね。選手たちには感謝の言葉しかないし、彼らと過ごした日々のことを、私が忘れることはない。共に過ごしたこの輝かしい日々に、ありがとうと言うだけやね。このようなチームを離れることは、決して簡単なことではないんや。彼らはみんな、私がより良い監督となるための努力を手助けをしてくれた。メッシもまた、私が監督として広く知られるようになるのを手伝ってくれたよ。私は彼らから多くの愛情を受け取った。そして私が彼らをとても愛していることを、彼らは知っている」

4-0となるゴールを決めた後、メッシはグアルディオラに歩み寄り、2人は抱擁でそのゴールを祝い合いました。そしてチームメイトたちもそこに合流。この感動の場面についてはミスターは、「心遣いをとても嬉しく思ってるよ。このクラブの一員であることが幸せや」と述べています。ちなみにその際にメッシと彼がどんな言葉を交わしていたのかは、詳しくはヒミツだそうです。「メッシは多くの言葉は言ってない。ゴールが彼の言葉やからね。私は彼にお礼を言ったんや」

 

家族と共にカンプノウに別れ

その記者会見が終わり、しばらくした後、ペップ・グアルディオラはクリスティーナ夫人と3人の子供たちを伴い、カンプノウのピッチへと戻っています。少し前までは幸福感やら寂しさやら感謝やら、幾つもの感情によって包まれていたのがウソのように静まり返ったスタジアム。照明の多くは落とされ、残っているのはわずかなスタッフのみといったところです。ペップと家族は無人となったカンプノウで、彼らだけの時間を過ごしました。

ペップと家族ひとしきりピッチを歩いた後は、この4年間チームの指揮を執ってきたベンチへ。となりに座った娘さんとしばし、スタジアムの様子を眺めています。

この家族5人での時間は、およそ5分ほどで終了しています。その後は両親や親戚、いとこ家族たちが続々とピッチへと加わり、とっても賑やかになったからです。そして彼らは全員揃って、記念撮影。まあ子供たちはどこでも元気なもので、この間ほとんど落ち着きなく走り回っております^^長女のマリアちゃんを抱っこしてベンチに座っているペップの姿がとても印象的です。

以下はその時の様子を中継していたTV3による映像です。

 

◇金のバッジ

またFCバルセロナが発表したところによりますと、クラブはピッチでのセレモニー終了後、ペップへともう一つの贈り物をしています。サンドロ・ロセイ会長と父上であるバレンティ・グアルディオラさんの手によって、ペップにはクラブの最高表彰である金とダイヤのバッジが贈呈されたのです。

 

◇マスチェラーノの助言

バルセロナダービーのスコアを4-0とするペナルティキックを決めた後、レオ・メッシはペップ・グアルディオラの元へと歩み寄り、熱い抱擁を交わしています。演出なんてものをするはずのない照れ屋の”あの”メッシが進んでそうしたことがクレのハートをより強く打ったわけですが、実はこれ、親友であるハビエル・マスチェラーノのアドバイスによるものだそうです。

ネタ元はSPORT紙。77分にセルヒオ・ブスケツが倒されて審判が笛を吹き、いざペナルティとなった場面ですが、テレビではリプレイが流されているこの時に、ヘフェシートがレオへと近寄り、なにかを耳打ちしていたのだそうです。そしてメッシはうなずき、ボールをペナルティスポットに置き、シュートを放ってペップの元へと行った。マスチェラーノのナイスアシストといったところであります。

さてそのハビエル・マスチェラーノさんですが、試合後にバルサTVの番組に出演し、次のような感じでペップ・グアルディオラについて語っています。「彼が疲れるのは当然のことやと思うよ。別のチームやったらきっと、もう少し長く監督を務めていたことやろうけど、人生のクラブではプレッシャーは倍やからね。仕事へのプレッシャーだけやなく、コミットメントの度合いが違う。それが他のクラブへ行っていた場合との大きな違いなんや。ここでは職業というだけではなく、感情もついてくるからね」

ペップのさよなら式典についての感想はこうです。「彼は一選手にとってだけではなく、このスポーツに係わる人たちやファンにとっても特別な存在なんや。ファンはペップへの拍手や賛辞に飽きることはない。それにここは彼のカサ(家)やし、彼は誰よりもクラブのカラーを感じている。彼に相応しいセレモニーやったよ」。ちなみにヘフェシートによりますと、「僕たちは結局、気持ちが高ぶりすぎていたことで、ペップとあまり話すことができんかったんや。僕ら選手もまた、相当に感極まっていた」そうです。

マスチェラーノにとっては、ペップはもはや恩師以上の存在でしょうか。「彼は僕にものすごくたくさんのことを教えてくれたよ。彼は僕にもっとも影響を与えた監督のひとりなんや。彼は僕のポジションを変え、僕はまた違ったタイプの選手となった。だから僕のキャリアはペップ前とペップ後に分かれる。彼が信頼してくれたことで、僕のプレーはずいぶん良くなったよ。入団した時に比べ、格段の自信が持てるようになったね」

グアルディオラの後任となるティト・ビラノバについては。「ティトはペップの影として、いつもチームに大きく貢献してきてたよ。彼が病気になった時には、僕たちは彼の不在をものすごく感じたんや。どんなチームにもリーダーは必要で、これまではそれがペップやった。でもティトは今、大きなチャンスを手にしている」

いまやチームバルサにおいては、マスチェラーノの”ええこと言うなあ指数”はペップに次ぐくらいのところに来ていると思います。なので将来的には(チャビ監督もいいのですが)、是非ヘフェシート監督を見てみたい… そう強く希望するところであります。

 

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