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指南役アルベス

 

公私にわたってネイマールの最高の案内人となっているダニ。

ファンサービスが旺盛なネイマール・ジュニアは、自らのインスタグラムアカウントにかなり頻繁に写真をアップしていますが、そのレギュラーとなっているのがセレソンとバルサの先輩ダニ・アルベスです。遠征での移動のたびに、彼らは自分撮りでの2ショット写真を公開。ネイくんがバルセロナを訪れる前からすでに親友だった2人ですから、チームメイトになった今、行動をしょっちゅう共にしているのはごく自然な成り行きです。新しい街、環境に若きクラックが即座に適応しているのに、ダニの活躍は見逃すことは出来ません。

14日にラジオ局カデナセールの番組に出演したセスク・ファブレガスは、「アルベスはロッカールームのDJ。彼がいない時はネイマールが代わりをやってる」と語っています。どちらも陽気なブラジリアンで、音楽などの好みも似ている。アルベスはトレーニングや試合でいつもネイマールに付き添いながら、バルサ社会の渡り方と楽しみ方をあれやこれやと伝授していっているのでしょう。

 

2人でレストラン巡り

ダニーはまた、ネイくんにとってのバルセロナの街のガイド役でもあります。2008年の夏にバルサ選手となったアルベスのカタルーニャ生活は、今季ですでに6年目。SPORT紙の記事によりますと、若きクラックは先輩に引き連れられ(あるいはおねだりし)、市内の美味しいレストランを巡り巡っているそうです。そして彼らはかなり気に入ったお店があっても、繰り返し来店することはないらしく。理由はネイマールが新規開拓を希望し、毎回違うレストラインに行きたがるからです。

ネイマールが新しいレストランを次々に開拓したいと望むのは、彼がバルセロナで味わえる料理がどれも美味しく、一つでも多くお店を知りたいと思っているからだとか。そんなリクエストに答え続けるのも簡単ではないでしょう。引き出しの多さを試されている、ダニ先輩。頑張って!

 

ちなみにダニ・アルベスは15日のSPORT紙でロングインタビューに答えているのですが、その表紙写真も見出しもスゴイ。真紅のジャケットを着て片ヒザをつき、ムンディアルのトロフィーに祈りを捧げるなんて並みの人には出来ませんし、見出し文句が「僕はバルサで引退しない」ですから。優等生揃いのバルサにおいて、限りなく異彩を放ちつつも、皆から愛され認められているアルベス。彼のカンプノウ生活があと何年になるか分かりませんが、出来るだけ長くなってくれたら楽しく頼もしいのであります。

 

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