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沈黙のプジョルとバルデス

 

公けでの説明がないので、煙が立っているカピタンたち。

バルサの優勝マジックポイントもついに2となり、リーガ戦線はほぼ決着。コパ決勝(17日・金)のために、前倒しで水曜日に第36節をプレーする白組さんとは異なり(+内紛記事で騒がしい)、週末まで試合のないバルサ周辺はなんだか手持ち無沙汰な5月初旬です。となると、主な関心事は来シーズンの補強へと移るわけでして、本日はSPORT紙がドルトムントのギュンドガン、MUNDO DEPORTIVO紙がマルキーニョスとレイナに照準を当てる記事を出しています。

 

プジョルは退団も検討中?

そんななか、SPORT紙の副編集長リュイス・マスカロさんが取り上げているのが、トップチームのカピタンであるカルラス・プジョル、ビクトル・バルデス両人についてです。チームにおけるカピタンとは、選手をまとめ、鼓舞し、苦境には先陣を切って立ち向かっていくための存在。チャンピオンズでの決戦前やピンチ時には率先してメディアの前に現れ、メディアやファンに向かってメッセージを送るのも重要な役割になります。

しかしこの数ヶ月というもの、二人がメディアに対して語らないのが副編集長は納得がいかない。プジョルが最後に記者会見に登場したのは2月19日のサンシーロの敗北(2-0)前夜で、ブエルタでの歴史的レモンターダでは後半途中出場だった彼は、その2日後に突然、右ヒザの関節鏡手術を受けて今に至っています。怪我なら仕方ないとはいうものの、あまりの突然さには批判も。それ以降プジーは沈黙モードに入り、盛んだったツイッターでもほとんどつぶやいていません。

去年までは事あるごとに会見でクレを勇気付けていたカピタンなのに、一体どうしちゃったのでしょう。まあ出場許可の下りていない選手は、通常は会見を担当しないんですけれど。

マスカロ副編集長の記事によりますと、プジョルは最近、以前よりも無口になっているそうです(近しい筋の情報)。さらに気になるところでは、カピタンはあるいはクラブに対して何やら立腹していて、退団を真剣に検討中なのではないか、とのウワサも流れているそうで。怒っている原因として考えられているのが、毎回離脱期間を短縮しようと努力している彼に対するクラブ理事の対応が悪かったこと、そしてミラン戦でのベンチスタートへの不満です。

(※プジョルは過去1年、5回大きな怪我をしている。5月5日に右ヒザの遊離軟骨除去手術で45日の離脱。8月26日に左頬を骨折し、21日の離脱。9月15日に左ヒザ靭帯を伸ばし全治2週間。10月2日に左ヒジを脱臼し5週間のKO。そして3月15日のミステリアスな関節手術)

 

契約延長拒否の説明のないバルデス

一方のバルデスが最後に公けの場で語ったのは、1月3日になります。その会見で契約延長について訊ねられた守護神は、「僕はいつも疑問符を付けられてきたんだ。バルサのゴールを守るのは難しいし、他の国や文化を知ることも否定はしないよ」とコメント。そしてその2週間後、クラブとの初の延長交渉にて代理人と父を通じ、2014年で満了となる契約を延長するつもりはないと通告し、EFE通信社にもその旨を連絡したのでした。

バルデス騒動が起こった数日後には、彼が近々メディアの前で語るとの報道もありましたが、結局本人による説明はなく今に至っています。フェイスブックを通じてのコメントはそれなりにあるものの、試合後の当たり障りのない発言ばかり。いつバルサを去るのかは別にして、クラブのソシオやファンに対し、自分の気持ちを一度しっかり語ればいいと思うんですけれどねぇ。というわけでチャビ、イニエスタの両カピタンと、ピケが難局にてクレを鼓舞する役割を担っています。

… とまあ、プジョルに関しては特に明るい内容の話ではないですが、あくまでもウワサということで。グランカピタンは今年1月にバルサとの契約を2016年まで延長していますし、今は復帰のために黙々とリハビリに励んでいるだけとも言えます。シーズンの厳しい時期にプジョルのメッセージを聴けないのは残念ですが、負傷中の選手がウワサに対して将来を語る義務もなく、そのうちに彼の登場する日が来るのを待てば良しと。でも、(ミラン戦のベンチはともかく)もし理事会の不手際でプジョルが去るとなれば、、、会長さんはただじゃ済みまへんでぇ。

 

コメント

  1. jk より:

    つうかカピタンが本当にベンチスタートに立腹してカピタンとしてのアクションを果たしていないんだとすれば、残念だけど切らないといけないと思うですね。

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