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アダマにオファー殺到

20ほどのチームからリクエストがあるという。

クラックと呼ばれる選手たちが数多く在籍するFCバルセロナのなかで、この夏、もっともオファーが届いている選手は誰か。このところメディアで最も名前を目にする選手は、プレミアやカルチョのビッグクラブたちが複数挙手しているとされるアレクシス・サンチェスですが、問い合わせやレンタルの打診が最も数多く届いているのはタイトルにも挙げましたように、バルサBでプレーする快足エストレーモのアダマ・トラオレなんだそうです。

現在フベニール契約

5日付のMUNDO DEPORTIVO紙によりますと、アダマの代理人ダビド・アランダ氏、あるいはアンドニ・スビサレッタ率いるテクニカルチーム宛てに届いた移籍やレンタルの要望は、なんと国内外20クラブを超えるといいます。スペイン国内ではレアル・マドリーやアトレティコを始めとして、エスパニョールやレアル・ソシエダなどプリメーラの半分ほどのクラブがアダマの入団を望み、プレミアリーグではマンチェスター・ユナイテッド、エバートン、サウザンプトン、ストークシティーが“黒い弾丸”に強い関心を示しているらしく。この人気ぶりは彼が、なんとしてもカサでしっかりと育て上げるべき逸材であることをバルサに示しています。

ただ、モテモテの恋人がいるとパートナーは落ち着かないといいますか、相思相愛の強い結び付きがなければ、他所さんに連れて行かれてしまう危険性は常に存在します。アダマ・トラオレの場合は、気になるのは契約条件的に、他クラブからの誘惑が入り込みやすい状態にある点。昨季はバルサBのメンバーとしてシーズンを締めくくった彼ですが、今は再びフベニール契約に戻っているというのです。

アダマの2013/14シーズンはジョルディ・ビニャルス率いるフベニールAの一員として始まりましたが、後にエウセビオ・サクリスタンに呼ばれるようになり、最後はミニエスタディが主戦場となりました。そこで彼の契約書にはフィリアルのチームメイトたちと同等の報酬が得られる条項が追加されたらしいのですが、シーズンを終えて現在は、再び以前の条件に戻っていると。つまりはプレミアなどのクラブがアダマを引き抜こうとするならば、金銭的にはさして痛くもない契約条件ですので、彼が夏休みから戻り次第、クラブは急いで新契約を作成しなければならないわけです。

ジェネレーション95

アダマ・トラオレは1996年1月25日にバルセロナの隣町ロスピタレ・デ・リョブレガ生まれ。マリ人の両親を持つ黒人選手で、爆発力のある突破が持ち味のエストレーモであります。で、このアダマが所属するフベニールAが、“バルサカンテラ史上最高の世代か?”と議論されるほどにタレントに恵まれていまして。ジェネレーション95と呼ばれています。アダマは96年生まれですが、1月なんで同学年ってことで^^。

実際にフベニールの試合をチェックしているわけでもない、ただの聞きかじり情報につき申し訳ないのですが、バルデスの系譜を継ぐか、と将来を期待されるホセ・アウレリオ・スアレス(2014/15はBに昇格)とブラックパワーのファブリセ・オンドアの両ポルテーロをはじめ、すでにバルサBを活躍の場としているセントラルのフランク・バグナックに左ラテラルのアレハンドロ・グリマルド、ピボーテのセルジ・サンペル、デランテロのサンドロ・ラミレスジャンマリー・ドングウ、そしてムニルなどなど、各ポジションにキラキラ星がずらり。現在19歳あたりの彼らがトップチームの中心となってくるであろう将来(5年後くらい?)がとても楽しみです。

この夏のバルサはチームの過渡期に入っており、この数年間の栄光の立役者だったカピタンたちが立て続けに離脱。急場をしのぐための完成品クラック獲得に汗を流しているような感じですが、ジェネレーション95が円熟期を迎える頃には再びチームの軸が出来上がり(我を取り戻し)、新たな黄金期に入っている・・・と期待です。バルトラ、モントーヤらジェネレーション91と共に、バルサの未来を頼みます!93年生まれのラフィーニャと、94年のデウロフェウも是非!

 

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