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SIEMPRE MESSI!いつまでもメッシ!

メッシの幸せはクレ幸せ。

カンプノウがメッシの大記録達成に沸いたセビージャ戦を伝える日曜日のMUNDO DEPORTIVO紙の大見出しは、“SIEMPRE MESSI”でした。

いつまでもメッシ、永遠にメッシ
バルサでの将来に関するレオの発言で、心配性のクレが(勝手に)ざわざわしたこの1週間を受けてのお祭りですから尚のこと、“メッシよ、バルサで永遠なれ”の気持ちが強まっているといいますか。いずれにせよメッシに笑顔が戻ったのが一番ですし、メッシが幸せそうにニコニコしていれば、バルセロニスタも幸せでニコニコなのです。

チーム全体のプレーも良かったですし、年末快進撃のきっかけになりそうな勝利。ピッチ内での明るい話題はいいものです。

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ハットトリックでの記録更新

我らのリオネル・メッシがついに、アスレティックの伝説テルモ・サーラが70年以上守ってきた偉大なる記録を破りました。

彼がこの度手にした称号は、リーガ歴代最多得点者(253ゴール)。

マドリー戦を前にサーラの記録(251)に王手をかけながら、3試合の足踏みとなったところにこの壁の高さと分厚さが感じられるわけですが、一度突破してしまえば後はお手の物。ハットトリックによって一気に2点上回ってしまうんですからさすがです。

ちなみに首都系MARCA紙は数年前からメッシのゴールを1つ少なく数えていますゆえ、今日もしレオが2得点だったら彼らはメッシ祭りに参加できなかった。ハットトリックならMARCAも無事“252ゴールでサーラ超え”と出来ますので、このクラックの“親切”に感謝してることでしょう。

セサル・ロドリゲスを抜き、バルサ歴代最多得点者となった時もハットトリックでしたし、この時もたしか似た感じでした。

レオ・メッシは試合終了後、自らのフェイスブックアカウントに次のようなコメントを投稿しています。

2005年5月3日のリーガ初得点の動画を添付したメッシ曰く、「このリーガ最初のゴールを決めた時、自分が何らかの記録を破るだなんて想像もしていなかったし、偉大なるテルモ・サーラの記録なんて尚更だった。今日これが達成できたのは、ひとえに僕を助けてくれた多くの人たちのおかげ。この記録を彼らみんなに捧げたいと思う。いつも僕とともに居てくれたことに感謝してるよ。そしてまた、僕を助けてくれたけれど、今は別のところにいる人たちにも捧げたい。僕は今でも彼らのことをとても良く覚えてる。みんな、ありがとう!」

幸福感溢れる試合後のセレモニー

ベルナベウよ震えて待ってろ!と臨んだマドリー戦はチーム全体が散々な出来で、セルタ戦とアルメリア戦はシュートがクロスバーに弾かれまくるなど運に見放された(呪われていた)感のあったレオ・メッシでしたが、このセビージャ戦でのハットトリック新記録達成は結果として良かったように思えます。

決まり方が華々しいですし、なんといってもカンプノウってのが格別。試合途中での胴上げなんてのもカサだから出来ることで、試合終了後のセレモニーの雰囲気も最高でした。テレビに映されたレオやチームメイトたちの表情も幸せそうで実に良かったです。もちろん、温かいパシージョ送りも感無量。

メッシへの大拍手、会長とスビには指笛

で、こちらがカンプノウのスクリーンに映されたレオ・メッシおめでとう映像。監督たち(エンリケウンスエ)とチームのカピタン仲間たち(チャビイニエスタセルヒオ)からの祝福メッセージとメッシのゴール場面が感動的に編集されたビデオなんですが、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長とアンドニ・スビサレッタSDが画面に現れた際には、スタンドからピーピーと指笛が鳴らされたようです^^;


El Barça felicita a Messi por superar el récord… by fcbarcelona

ルーチョ「二度と現れない選手」

試合後の会見室やミックスゾーンでも、レオ・メッシに対する賛辞で溢れかえりました。チーム監督のルイス・エンリケ曰く、「彼のような選手は一度も見たことがないよ。彼の監督であることは幸運なことだし、彼を他の誰かと比べることは事実上不可能だと思う。彼は唯一であり、二度と現れない選手。彼がチームにいる私たちは幸運だよ。サーラの記録は破られることはないだろうと私は考えていたんだ。サーラがいたのはデフェンサよりもデランテロが多かった時代だからね。しかしメッシはその記録を破った」

OLE紙でのメッシ発言を受けての、彼のいないバルサを想像できますか?との質問には、「史上最高の選手が私たちのチームにいる、この今を生きたい。論争を広げたりはしないよ」と受け流したルーチョ。彼はまた、試合終了後のセレモニーでのスタンドの暖かい雰囲気についてこう述べています。「自分がとても愛されていることを、レオは知ってるさ。ファンは彼へと絶え間なく愛情を示しているし、彼はここで心地良く感じていると言ってるんだ。私は、論争を広げたりはしないよ」^^;

安心してみることができた試合全般に関しても、監督は満足した様子で次のように語りました。「私たちの仕事を強固なものにする勝利だ。厄介なことを起こせる相手チームに、私たちはほとんどチャンスを作らせなかった。すばらしい守備だったよ。プレーのあらゆる点において、とても穴のない試合だったと思う。これが今季ベストかどうかは知らないけれど、シーズン序盤にチームがやって来たことの継続線上にはあるね」

そしてセルヒオ・ブスケツを「非常にハイレベル」と称えた監督は、バルサでの公式戦5試合でまだ無得点のルイス・スアレスについて、一切の心配は要らないと述べました。

「ゴールはやってくるよ。そこにはなんの疑問もない。これだけクオリティのあるゴレアドールにアシストをするをする気前の良さがあるんだから、すごいことじゃないか。ルイス・スアレスがこのチームで多くのゴールを決めることを疑ってる人間はいないよ」

 

ということで、FIFAウィークの退屈さにまかせてレオ・メッシのコメントを大きく解釈した話題がメディアを賑わせた一週間は、そのメッシによる偉大なる記録達成=MESSI SIEMPRE!によって終了となりました。

その歴史的瞬間、歴史的大選手をこの目で見られていることが嬉しいですし、レオの253ゴールを一つ残らず目撃しているのはクレの特権でもありましょう。

何十年か経って、たとえば孫あたりに、「ジイチャンはバルサでのメッシのゴールを全部見たよ(多すぎて覚えられへんけど)」と言えちゃうんですから、なんてステキ。チームメイトたちが言っているように、今はとにかく、彼のフットボルを楽しむに限りますな。ビスカ、レオ!

 

コメント

  1. 永田 伸 より:

    いい試合だった。守備は、バルサに完璧を求めるのは無理だと思う。この流れが続きますように。

  2. アメドリ より:

    ほんとクレの特権ですね。試合後映像流れてて、あ、覚えてる〜って思う自分がいました。これまでも今からも見続けれるって事に感無量!

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