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バルトメウ和解に動く

騒動の鎮静化に向けて。

アノエタでの敗北から一気に燃え広がったプチクライシスの炎は、今もなおカンプノウ周辺をちろちろと燃焼中です。主な出火場所となっているのは、レオ・ メッシとルイス・エンリケの周辺。こちらは冷たい火で焦げ付いているとの報道もあり、現在詳細を確認中といったところです。水曜にはトップチームの3カピ タン(チャビ、イニエスタ、ブスケツ)が消火活動にあたると言われていますが、ここは是非消防士マスチェラーノにも加わってほしい。いや、彼のことだから とっくに出動し、鎮火に成功しているかもしれませんが(希望的妄想)。なんにせよ、ピッチ外の騒動でとっても賑やかな年初めです。

エンリケ監督への聞き取りと改善要請

ルイス・エンリケとレオ・メッシの間に“何か”があるかどうかに関しては、おそらくは何かあるのでしょう。しかしロッカールームの問題は内部でしか知る由もなく、関係する人たちがどうにか上手く解決してくれることを期待して待つしかない。首都系メディア(やSPORT)が発する暗い情報を次々に紹介しても気が滅入るだけなので、出来るだけ前向きにいきたいと思います。

ということで、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長です。トップチームの監督とクラブの大看板選手の間にいざこざが存在するのであれば、スポーツディレクターのアンドニ・スビサレッタを切った以上は、クラブの最高責任者である彼が事態の沈静化のために働きかけなければならない。ここでやらなきゃどこでやるプレジデント。会長としてを延命したいなら死ぬ気でファイト。

以下はMUNDO DEPORTIVO紙による情報たちです。まずはルイス・エンリケへの対応について。一部で は監督に対して2試合(木曜のエルチェ戦、日曜のアトレティコ戦)の挽回猶予を与えたと報じられているバルトメウ会長ですが、MD紙によるとこれは誤り。 エンリケと個人的な話し合いをした会長が行ったのは彼への最後通牒ではなく、アンドニ・スビサレッタ解任の理由説明と、アノエタでの“事件”の内容を聞くことだったようです。

そしてトップチームの運営責任者であるからにはレオ・メッシを始めとする選手たちとの関係修復と問題解決に全力を尽くすことを要請。かつ試合毎にころころと変化するアプローチを改め、戦術を固めていくことでチームパフォーマンスと結果の向上を求めたとのことです。

メッシ側への連絡、スビへの不満

一方で会長はレオ・メッシ側に対しては、月曜日には父のホルヘさんに、火曜日にはレオ自身に連絡を取りました。そして2人から得た返答は、メッシ家としてはバルサのスポーツプロジェクトに参加することへの疑問はないというものだったらしく。うちのレオは勝者であり、何よりもプレーすることを望んでいるんだと釘を刺されたそうですが、メッシの脳裏にバルサを去る考えが浮 かんだことは微塵もないとバルトメウ会長は確信しているとMD紙は伝えています。ただクラブとしてはメッシとの関係において過ちを犯したので、それは解決しなければならないことには会長は気付いていると。そのあたりもスビサレッタ解任に絡んでいるというのがMD紙の見解です。

どういうことかといえば、スポーツディレクターでロッカールーム事情にも通じているアンドニ・スビサレッタはルイス・エンリケと選手たち(メッシだけに限らず)の間でぶすぶすと問題の火種がくすぶっているのを知っていたにもかかわらず、そこに有効な手立てを取らず、 その結果このような延焼につながったことにバルトは不満を抱いている云々。少し前まではスビを非常に庇っていた感のあった会長でしたが、FIFAによる補強禁止処分が一時保留中だった2014年夏の選手獲得のマズさと、スビの個人的決断だったルイス・エンリケの監督選出がこのような事態になっていることにも会長は不満があるとMD紙は記しています。

(一方、スビはスビで、自分たちはコケやクアドラード、マルキーニョスを取りたかったのに理事会はルイス・スアレスを優先して資金がなくなった、マテューも1年前なら半額で獲得できたのに理事会に止められた、ベルマーレン獲得の最終決断は自分ではないと腹を立ててるとSPORT紙。理事会と強化部の意思がまとまってないのは確実そう)

監督と会長がそれぞれ記者会見

ということで、我が家を燃やす火を消すべくバケツを持って奮闘中のバルトメウ会長は本日水曜、カンプノウにて報道陣と対峙します。それに先がけてはルイス・エンリケによる国王杯エルチェ戦の前日会見も行われますから、現地の記者さんたちは気合が入っていることでしょう。理事会の重要セクターは会長選挙の前倒し実行(今夏)を提案していると言われますが、バルト会長は任期の終わる2016年まで居座る決意をしたとも見られる。さほど大きなことは期待できなさそうな会見ですが、バルサにとって大事な一日でありますので、何が語られるのかに注目いたしましょう。

 

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