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ベルマーレンへの心理サポート

右太ももの回復は順調とのこと。

チームメイトたちがセマナ・グランデ(ビッグな一週間)へと臨んでいくのを、リハビリに励みながら応援することしか出来ないのがトーマス・ベルマーレンです。昨年12月にフィンランドで右太ももの手術を受けて以降、ベルギー人セントラルはクラブの物理療法士とともに地道で長い回復作業を実行中。少し前には筋肉にちょっとした過負荷が生じ、トレーニングをしばし中断したとのニュースも流れましたが幸い大きな問題ではなく、今も順調にリハビリは進められているそうで何よりです。

再発させないために万全を期す

右太ももを夏のムンディアルで傷めた状態でバルサ選手となったトーマス・ベルマーレンは、その後もリハビリとトレーニングに励み、復帰を目指してきました。しかし彼の筋肉から小さなトラブルが消えることなく招集外が続き、ついには11月末に違和感が生じたことで手術を受ける決断。フィンランドへと飛び、著名なるサカリ・オラバ医師による手術を受けたのが12月2日で、その6日後にはリハビリを開始しています。それから今で3ヶ月と1/3が経過。当初の診断では回復に要する日数は4ヶ月でしたから、順調に進んでいれば、そろそろ明るいニュースが届いても良い頃です。

このベルマーレンの状態については、クラブからは特にこれといった説明もありません。が、16日付のSPORT紙が1ページを使って彼を取り上げていまして、それによると回復はとても順調。某首相の言葉じゃないですが、彼のハムストリングスは“完全なるコントロール下にある”と記されています。

しかしながら、彼が過去に何度もフィジカルのトラブルに遭ってきたという前歴をふまえ、ルーチョチームのテクニコたちやクラブの医療部は、“フィジカルトレーニングだけでなく心理面でもしっかりサポートする必要があるのではないか”、とも考えたらしく。数週間前からルイス・エンリケを私的にサポートする心理学者ホアキン・バルデスとの対話を始めているそうです。もうベルマーレンに怪我を繰り返さないよう、万全の対処をしたいという考えです。

期待に応えられると確信

SPORT紙の言うところでは、なんでもベルマーレンは元々体質的に弱く、複数のテストによって怪我のリスクが高い選手だと示されたそうです(涙)。そこのところは29歳となった今では劇的に変わることはないので、なんとか折り合いをつけながらやっていくしかない。その“ハンディキャップと付き合う術を選手が学ぶことが唯一の解決策”だ、としています。

怪我体質の選手を心理面から支えることで、最大限の能力を発揮させる、というのはなかなかに興味深いことです。是非ともこの試みが功を奏し、来季はスーペルベルマーレンが降臨していることを願います。

そしてトーマス・ベルマーレンはこのクラブによる特別なサポートに含まれたメッセージをしっかりと理解し、グラウンドでのパフォーマンスによってお返しをしたい、自分にはそれが出来ると確信しているそうです。今はまだバルサ選手としてのデビューも出来ていませんし、リハビリ中ゆえにメディアに登場することもない彼ですが、クレとして何故かしら惹かれるところがあるのも事実。早く怪我から解放され、存分にグラウンドを駆けるベルマーレンさんの姿を見たいです。ANIMS THOMAS!楽しみに待ってます。

 

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