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ルーチョ「良い状態でクラシコへ」

スコアはもっと大差に出来たと残念がるミスター。

ルーチョバルサがマンチェスター・シティを2試合合計3-1で退け、チャンピオンズ1/4ファイナルへと勝ち進みました。このカンプノウ決戦での最終スコアは1-0と僅差になりましたが、シティの守護神ジョー・ハートの大活躍がなければ、あるいはトリデンテたちのシュートコースがあと少し上手い方向へと飛んでいれば、この結果はまた違ったものとなっていたはず。同様のことは、テル・ステーゲンのペナルティ阻止でも言えるのですが、つまるところは両ポルテーロたちが存在感を放った試合だったわけです。そして同じく強い輝きを放っていたのが、バルサのゴールチャンスを数多く演出し、フォームの良さを改めて示したレオ・メッシ。週末のクラシコへと向け、チームもエースも良い感じです。

ハートの出来が良く、こちらは仕上げで精度を欠いた

指揮するチームがチャンピオンズで8年連続となる1/4ファイナル進出を決めた後のカナルプルスとのフラッシュインタビュー、ならびにプレスルームでの記者会見で、ルイス・エンリケは次のように喜びを表しました。「チームとファンにとって、特別な夜だったね。私たちは結果にあれこれと思いを巡らせることなくプレーし、試合に勝つという目標を達成した。数多くのゴールチャンスを作り出したし、それはこういった試合では普通のことじゃないんだ。試合はペナルティを与えるずっと前に終わらせておかなければならなかったけれど、これは私たちを強くする勝利だ。今日はこれを祝う日だよ」

チームの勝利と次ラウンドへの勝ち抜けは嬉しいけれど、スコアには不満がある様子のバルサ監督。もう少し上手くやっていれば、スコアはもっと違っていただろうと彼は認めています。「相手がリスクを冒したことや、ポルテーロと1対1になったチャンスをもっと活用すべきだったね。通常であれば、私たちにもっと有利な結果で終わっていたであろうところだ。私たちは多くの好機を作り出し、前半のうちに試合を終わらせることもできた。そうしようとは試みたんだけれど、できなかった。内容としてはスキャンダラスな(=直訳。派手な)結果にもできた完璧な試合だったよ。しかしシティのポルテーロ ハートの出来が非常に良かったし、こちらのフィニッシュが見事ではなかったことで、試合は最後までオープンになっていた。チームの姿勢と仕事ぶりは良かったし、非常に満足しているけれどね」

もしテル・ステーゲンがアグエロのペナルティを止めなければ、全てが変わっていたかもしれない」「彼はペナルティを止めることでハートにお返しをして見せたね。彼は大きな未来のあるポルテーロだし、彼の年齢においてはとても成熟しているよ」

メッシの活躍

今回も際立っていたのはレオ・メッシのパフォーマンスでした。「メッシが世界最高の選手であることはなんの疑問もないし、私にとっては彼はフットボル史上最高の選手だよ。ただ、タイトルを勝ち取るためにはバランスの取れたチームが必要とされるわけで、チームが一体となってプレーしなければならない。それが私たちの行っていることなんだ。レオを戦力にできるのは全てのクレにとって最高の幸運だ。私たちは彼に悪慣れしているんだ。イダでもブエルタでも得点がなかった彼が、その2試合のベストプレーヤーだったのは興味深いことだよ」

ちなみにシティのペジェグリーニ監督は、チャンピオンズの8強に英国勢が残らなかった件に関し、クリスマスウィーク中の試合の疲労を挙げているようなのですが、それに関してルーチョはこうコメントしました。「それがクリスマスの試合のせいなのか私は知らないけれど、私たちは休暇中にイングランドのフットボルを観てとても楽しんでるよ。ただ言い訳としては、私は彼らがこの2シーズンバルサのようなチームと対戦したことを挙げるだろうね」

クラシコでの本命視は危険

バルセロナはこれからホッと一息つく暇もなく、4日後のレアル・マドリー戦の準備を始めなければなりません。しかし監督はこのゲームの疲労がクラシコに影響を及ぼすことはないだろうと言います。「チームは今がベストの瞬間ではなく、それはこれから訪れると期待しているけれど、クラシコを良い瞬間に迎えるという感覚は得ている。何故なら私たちはリーガのリーダーであり、コパのファイナリストであり、チャンピオンズでは1/4ファイナルに進んでいるんだ。地元のファンの前で、永遠のライバルに対して良いパフォーマンスができるように試みていくよ。以前望んでいた場所に私たちは今いるけれど、あとはそれらを確実なものにしなければならない」

「試合でなにが起こるかには関係なく、クラシコで本命だと話すことは、危険でうぬぼれている行為だと私には思える。スタジアムの面では有利だし、それは時々重要となるけれど、決定的ではないんだ」

また、スタンドに偵察(観戦)に来ていたペップ・グアルディオラに対しては、「彼とは話しをしていないよ。彼がソシオとして観客席にいる映像は見た。抽選会で何が起こるか次第だけれど、何らかのメッセージは交換し合うだろう」とコメントしたルーチョ。チャンピオンズで次に当たる相手については、「幾つかのチームは避けたいところだけれど、自分でそれを決められない時は、当たったチームがベストだと言える」と語っています。

 

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