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ルイス・エンリケ 国王杯ファイナル前日会見

選手たちは超やる気だと指揮官。

さあ、コパ・デル・レイの決勝戦です。見事国内ドブレーテ(二冠)を達成し、歴史的トリプレーテ(三冠)への可能性を残すのか、“次さえ勝てれば大団円!”と気持ちを切り替え直していくのかの分かれ目となる大一番。シーズン最後戦の舞台があまりに輝かしいために少々普通に見えますが、このコパの決勝もクラブにとって非常に重要であり、勝つと負けるとでは大違いです。アスレティック・クラブはこの試合に全力を注いできますから、バルセロナもまたベルリンのことはひとまず置いて全力で挑んでいかなければならない。前日会見でのルイス・エンリケは「私たちはこのコパをこれ以上なく楽しみにしている。タイトルに上も下もない」と語っています。

別の試合に気を取られる過ちは犯さない

この日の会見でルイス・エンリケが強調したのは、自分たちはコパ決勝に完全集中しており、ユベントスのことは全く考えていないことでした。「私は二つの決勝戦の準備はしていない。私が準備するのは一つ、明日の決勝戦だけだよ。ローマにいた頃からカルチョはチェックしているから、ユベントスのことは知っているけれど、来週になれば準備のための時間はたっぷりある。今興味があるのはアスレティック・デ・ビルバオだけだ」

選手たちもまた、翌週のベルリンのことは考えてはいない、とミスターは言います。「別の試合のことを考えるという過ちを私たちは犯したりはしないだろう。一年を通して私たちがその手のエラーを犯したことはなかったし、自分たちのスタジアムでプレーする魅力的なファイナルでそういったことはないさ。これは特別な舞台での決勝戦。ただし自分たちのスタジアムゆえに普段どおりの舞台でもある。ファイナルには勝つためのモチベーションや刺激がたくさんある

カンプノウ周辺には今、幸福感が漂っていて、クレはバルサがコパを得ると考えています。「もしキミがアスレティックのファンの誰かに同じように訊ねたなら、そのファンもバルセロニスタと同じように、勝つチャンスは大きいと考えているよ。観戦に訪れるファンはいつだってチームを信頼しているし、プロはどんなタイトルでも得るのは難しいことを知っている。90分あればどんなことも起こり得るんだ。私たちは警戒している

そのような決勝の舞台に立てる選手たちに嫉妬をするか。そう訊ねられたルーチョの答えはこうでした。「雰囲気やら重要性という点において、プレーをするには最高に心地良い試合の一つだね。けれども私に嫉妬の気持ちはないよ。現役でなくなってからもうずいぶんと時間が経っているし、特別な場所から別の楽しみ方をするとするよ

クライマックスまであと二歩

以下はアスレティック・ビルバオ戦の前日会見におけるルイス・エンリケのその他のコメントです。

試合前の盛り上げビデオ
「私はビデオ支持派ではないんだ。選手がすでにハイパーにやる気になっている時に、モチベーションを上げるためのビデオが必要だとは思わない。ビデオが逆効果になることもありえるだろう。最適なモチベーション度となるように集中していくよ」

「私たちはこれ以上にない期待感を抱いているし、タイトルには上も下もない。あるチームがドブレーテのチャンスを得るのはかなり難しいわけで、そのチャンスは活かさなければならない

チームの進化
「チームはタイトル獲得への渇望を持ち続けている。チームが向上していく過程において、選手がフットボルを楽しんでいるなら、その選手は勝ち飽きたりはしないものだ。それがこのクラブの方針なんだ。選手たちの好むフットボルを提案することで、選手たちは活気付いていく」

「このシーズン最高の地点へと辿り着いたことを喜んでいる。コパのここまでは非の打ち所がなく、クライマックスまではあと二歩だ。良いフットボルをして勝ちたいと思う。モチベーションは高いよ

ビジター用ロッカールーム
「いつもと違うロッカールームを使うのは少し奇妙な感覚だろうけれど、このチームはあらゆるスタジアムでプレーするのに慣れている。これは特別なニュアンスを含んだ試合だ。それが刺激になると思う」

ホームチーム有利?
カサで決勝をプレーをしたチームが敗れてきた例はいくつもある。有利であるかどうかは明日になるまで分からないさ。会場は親しみのあるものだけれど、雰囲気は違ったものとなるだろう。フットボルをするには完璧な舞台となるだろうね」

まずは二冠達成へ
「私たちはまずドブレーテ達成のためにプレーしていく。それがトリプレーテへの最初の一歩だし、三つのタイトルを取れる位置まで辿り着いた23-24人の選手たちとともにプレーをしていくよ」

ドブレーテは私たちを、トリプレーテへと強く押し進めることだろう

いつもどおりに
「地元の試合では、私たちはどの試合も同じルーチンを行っている。自分たちを二つの決勝戦へと導き、リーガ王者にしたルーチンを続けていくよ」

アスレティック・クラブは厄介な相手

展開予想
「とても特別な雰囲気になることを期待してるよ。今季の2回の対戦がそうだったように、アスレティックは常にボールを競り合い、いかなる瞬間もプレッシャーをかけてくる厄介なチームだ。気を抜くことを許してはくれない。お互いを知り尽くしているし、魅力的な試合になるだろう」

「選手たちはアスレティックの難しさを知っている。試合においては様々な要素があるだろうけれど、彼らが非常に激しくくるだろうと私は予想している。そういった相手に対しては正確さと、彼らにダメージを与えられる状況をしっかり認識することが求められるんだ」

「リーガでの2試合のように、激しくいかなければならない。カンプノウの対戦(2-0)では、私たちは多くのゴールチャンスを作りながらも先制点は79分のことだった。一方でサン・マメスでは、チャンスは少なかったけれどもたくさん点を取った(2-5)」

アスレティックファンが多数派となる可能性
「過去二回のコパ決勝のように、おそらくはアスレティックファンの数のほうが多くなるだろうと思う。けれどもスタジアムに訪れるクレが、負けない声を出してくれることを私は期待しているよ」

 

ということで、FCバルセロナが“我が家”でビジター扱いになるというなかなかにレアな一戦は、偉大なるカピタン、チャビ・エルナンデスのカンプノウ最終戦でもあります。1週間前に同じ舞台でリーガ優勝杯を高らかに掲げた彼がこの土曜日に再び、今度はコパのトロフィーを掲げる姿を是非とも見たい。新国王フェリペ6世から頂戴したコパを力強く持ち上げ叫ぶ様を見たい!歴史を作ろう、ルーチョバルサの選手たち!

・・・・・・ところで国王さんに優勝杯を受け取りに行く際、カンプノウはパルコとグラウンドが別の階になっていますが、どうやって行くんですかね?一回中に入って、ラウンジを通ってパルコに再登場か。どうでも良いんですが、ちょっと気になるもんで失礼^^;

 

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