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ラキティッチ、もし○○すれば丸坊主

歴史を作り続けたい、とバルサの4番。

トリプレーテを達成した2014/15シーズンのFCバルセロナにおいて、新加入選手ながら重要な役割を担った一人がイバン・ラキティッチでした。

適応が難しいとされるバルサスタイルにすぐさま馴染み、ルーチョバルサの心臓として活躍した彼ですが、価値あるのはそのポジションがより高度な資質を求められる中盤であったこと。セントロカンピスタとしてはデコ以来の成功補強といわれるラキティッチには、今季も期待をせずにいられませんし、周囲の期待値は昨年よりも上がるでしょう。

そんな勝負の二年目をイバンは、「ものすごく楽しみにしているし、強い意欲を燃やしているよ」と語っています。

故郷セビージャと戦う欧州スーペルコパ

去年起こったことはもう全部忘れたよ。去年のことを僕らはすでに話し、祝い、そして楽しんだから、もうそれは忘れたんだ。これからは新しいシーズンのスタートさ。僕らには更なるタイトルを獲得する力があるわけで、もっとステキになる可能性を秘めたシーズンが始まる。そのために僕らはいる。僕はバルセロナから遠く離れたボラボラでバケーションを過ごしたけれど、フットボルのことを絶えず考えていたよ。シーズンを始めることを僕はすごく楽しみにしているし、やる気に燃えている。僕らは歴史を作りたいんだ。すぐに本シーズンは始まるから、準備を整えておかないとね

これは25日付のSPORT紙による、イバン・ラキティッチのインタビューの冒頭のコメントです。

大成功に終わった2014/15シーズンはもうすでに過去のことであり、今は2015/16シーズンをより輝かしい一年にすることに燃えているというクロアチア代表セントロカンピスタ。その最初の挑戦は8月11日に控える欧州スーペルコパでして、対戦相手は他ならぬラキティッチの古巣にして心の故郷でもあるセビージャというのが好奇心を刺激します。

彼の奥さん一族は熱血セビジスタという私的状況ゆえ、セビージャでの結婚式の際にはなにかと“プレッシャー”を受けたでしょうが、それはそれ。「彼らは僕のセビージャに対する思いを知っているよ。僕は自分が今いる場所を知っているし、バルサのために全力で戦っていく」、「妻や彼女の父さん母さんに敬意を払っているけれど、僕は試合に勝ちたい」と言うラキティッチです。

それがしばしの“冷遇”を生み出すとしても、彼は心配はしていません。「少し時間が経てば彼らは試合のことを忘れ、僕をまた愛情深くもてなしてくれると信じてるよ」

シーズンに終わってほしくなかった

6月6日のチャンピオンズ決勝戦にて、ユベントスのゴールを最初に割ったのはラキティッチでした。しかも開始わずか4分。全世界が注目する大舞台で先制することの感想を、イバンはこう語っています。

「確かにあれは、フットボル選手として最も重要な瞬間だったね。あの試合が終わった時、チームメイトの多くは同じように、ああシーズンが終わってしまって残念だ、って考えていたんだ。それだけ僕らは勢いに乗ってて強かったからね。もっと試合に勝って、もっとタイトルを獲りたかったから、バケーションに行くのが残念だと思っていた。僕らにはフットボルがみなぎっていて、もっとプレーがしたかった。あれほどのレベルでシーズン最終戦を迎えたのは初めてのことだったよ

無敵の感覚とでも言うのでしょうか。興味深いコメントです。

そしてチャンピオンズ優勝といえば、選手たちの公約。ジョルディ・アルバはその言葉どおりに丸坊主になり、ルーチョも何故だか頭を丸めていましたが、チームメイトによって丸坊主にされるとウワサされていたラキティッチは今も金髪を風にたなびかせています。そのあたりの事情について、あなたは約束を守らない人ですか?と訊ねられた彼はこう説明しました。

「ははは!そうじゃないんだ。チームメイトたちが、もしチャンピオンズで勝ったら僕が頭を刈らないといけないと言ってたんだけど、僕は彼らにイヤだと言ってた。まず第一に2週間後に結婚式が控えていたし、長髪にサヨナラするのは悲しかったからね。でも、もしもう一度チャンピオンズで勝ったなら、カンプノウのグラウンドで頭を丸めるとここで宣言するよ。今はもうそれほど髪は惜しくないんだ。僕は一度口にしたことは守る男だよ

ラキティッチ、ここに高らかに丸坊主を約束。
ラケル夫人、残念ですが、あなたの夫のきらめく金髪はあと1年かもしれません。。。^^ 実行するならやはり、パレード後の祝勝会ですかね。今はまだ妄想の段階ですが、是非実現しますように!

チャビとメッシについて

イバン・ラキティッチは他にも、幾つかのテーマについて語っています。そのうちの一つ、これまでにラウール、ネグレド、チャビといった選手たちとチームメイトになった経験については、ええことを言ったイバンです。

「彼らはみんな感銘を与えるリーダーたちで、いつだってグループのことを第一に考えている人たちだね。チャビはこれまでの全てをバルセロナでプレーしてきた、唯一の人だよ。でも僕がいつも言っているように、彼はここにいなくても、いるんだ。だってチャビはここに遺産を残しているからね、僕らとともにあり続けている。僕はそう感じているよ。彼が早く帰ってくるといいね」

そしてもうひとつ、アルゼンチンで批判に遭っているレオ・メッシについては、「ムンディアルとコパ・アメリカ、二つの決勝戦で負ける痛みは理解するよ。ただそれによって彼が戦犯とされ、叩かれるのは理解できない。レオの代表チームに対するコミットメントは誰もが知っていることだ。彼以上にタイトルを欲してた人はいないよ」と擁護したラキティッチ。バルサの4番はまた、メッシについてこうも語っています。

「彼と一緒にプレーをして、彼とフットボルを楽しめることを誇りに思う。レオはダメな一日でさえ、誰よりもベストだ。バルセロナの人間として僕に言えるのは、どんな彼であれ僕らが愛しているってことだよ。レオは僕らのリーダーなんだ。僕らはレオのいないバルサを想像できない。メッシが快適に感じるためのシステムとか、僕らには重要じゃない。もし彼の調子が良ければ、間違いなくチームの状態も良いからね」

 

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