ベルマーレン弾で3ポイント

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審判のジャッジがひどかった。

FCバルセロナがついにマラガCFからゴールを奪い、勝点3を手にしました。昨シーズンはラ・ロマレダで0-0、カンプノウでの試合は0-1での敗北とハビ・グラシア監督の中央バス固め戦術に苦しめられたルーチョチーム。この日の試合もまた似たような展開で進んでいましたが、そのイヤな流れをぶち破ったのが、ここ2試合で良い評価を得ているトーマス・ベルマーレンです。組み立てパス、連係は発展途上のベルギー人セントラルですが、昨年辛い思いをした彼がシーズン序盤にこうしてヒーローになれるのは明るいニュース。トリデンテの攻撃をことごとく阻止したマラガ守護神カメニの壁を、ベルマーレンが打ち崩したってのは良い話じゃないですか。バルサがマラガから得点を奪ったのは、292分ぶりだそうです。

カメニの壁を破った英雄

ネイマールがおたふく風邪から回復して先発出場となり、南米トリデンテが約3ヶ月ぶりに揃ってピッチに立ったこのマラガ戦。しかしながらスーペルカメニの壁を破ったのはその3人の誰かではなく、セントラルのトーマス・ベルマーレンでありました。

それはスアレスのヘッド弾が直前にファールがあったとの判定で無効になったり、ハビエル・マスチェラーノのヘディングシュートがクロスバーを直撃したり、ラトレ主審のひどいジャッジが2つ連続したり、ネイマールメッシの惜しいシュートがカメニのパラドンによって阻まれたりしたことで、そろそろ先制しないと厄介な状況になりかねないとの雰囲気が出始めていた72分のことです。ルイス・スアレスが左サイドから仕掛けてセンタリングを上げ、中央でメッシ、あるいはマスチェラーノに届こうかというところでカメニがパンチ。そのこぼれ球をベルマーレンが思い切りよく左足で叩くと、ボールは一陣の風とともにネットへと突き刺さる、非常に快感度の高いゴラッソでした。

ようやくカメニを攻略したことで、チームメイトたちはベルマーレンを取り囲みその先制弾を祝福、ピッチサイドで心配そうに試合を見ていたルイス・エンリケもまた、カルロス・ウンスエと抱き合ってその喜びを表しています。一方でゴールを決めた当人のベルマーレンがごく冷静に受け止めていたのと対照的で、印象的な光景でした。ようやくひとつ仕事をした、まだこれからだ、というところでしょうか。

デフェンサの仕事としても、リスクは冒さずやれることを完遂することに専念し、インターセプト5回、ボールクリア5回、パス53本、ファール0回と上々の数字を残したセントラル。さすがに2試合連続でのフル出場は効きましたか、最後は足が攣り、90分にマテューにポジションを譲ってベンチへと下がる際には、スタンドから大きな拍手を送られています。昨年はスビサレッタによる「即戦力」との言葉がマイナスの意味で取り上げられていたベルマーレンですが、このところは前SDの言葉には理由があったと称えられている。これでパスの腕前が上がれば、ルイス・エンリケはメンバー選びに頭を悩ますことでしょう。

そのルーチョはこの背番号23の活躍に関し、「彼のパフォーマンスには驚いていない。ハイレベルな選手だと知って、私たちは彼を獲得したんだ。今はまだ100%の状態ではないので、これからも出場時間が必要となるだろう。セットプレーにおいて非常に重要な選手。強いパーソナリティをもったエキスパートだよ」と称賛しています。

「初ゴールが役立ち嬉しい」

副審への暴言で4試合の出場停止となったジェラール・ピケの穴を、現時点ではこれ以上に求めようのない働きで埋めているトーマス・ベルマーレン。彼は試合後のメディア応対で、次のように喜びを表しています。「昨年は僕にとって難しい一年だったことは誰もが知っているけど、良いプレシーズンにできたことで調子がとても好いんだ。2試合続けて試合に出場して、自分の(バルサ)初ゴールがチームが3ポイントを手にするうえで役立ったことを嬉しく思うよ。昨年は自分がどういう選手かを示すことが出来なかった。自分がチームに上手く適応していると感じているし、チャンスをくれた監督にはとても感謝している

決勝点となった先制ゴールを決めた際、ゴールパフォーマンスをしなかった件については、「僕は得点をすることに慣れてはいないから、どうやって祝えばいいのかよく分かってないんだ。試合にかなり集中していたしね」と説明。試合終盤の足の違和感に関しては、「今日はかなり暑かったので、足が攣っただけ」とのことです。

そしてセルジ・ロベルトの右ラテラル起用については、「彼がラテラルで良い仕事をしていることには、特に驚いてはいないよ。昨シーズンもプレシーズンも、それが可能だと彼は示していたからね。ロベルトはとてもテクニックがあり、賢い選手だよ」とコメント。ハイメ・ラトレ主審がペナルティとなっておかしくないファールを2つ見逃した件については、「僕のいるところからはどちらもペナルティに見えたけど、テレビでチェックしてみないとね」との考えを示したベルマーレンでした。

ゴールを信じ、忍耐強くプレー

昨季、バルセロナとの2試合にて無失点の1勝1分の好結果を残したマラガのハビ・グラシア監督は、今回もまたサイドでの守りは放棄し、ペナルティエリア中央をガッチリ固めるプランニングを採用。守護神カメニがまたもレオ・メッシらの前に立ちはだかったこともあり、ベルマーレンのゴールが生まれるまでは忍耐が求められる試合となりました。しかしバス戦術にヤケクソになることなく、壁を破るまで叩き続けたことが勝利の大きな要因です。

試合後にルイス・エンリケが評価したのもその点で、「私たちはとても穴のない試合をしたよ。選手たちは忍耐強かった」とチームを評価。「マラガは昨年と同じ課題を提示してきたけれど、私たちはとてもよかった。こういうチームに対しては効率的であること、チーム構造を崩さないことが求められるけれど、チームは崩れることなくポジショニングは完璧だった」、「ハーフタイムに話し合い、ゴールが訪れることに一切の疑問は感じていなかった」と述べています。

守備においては、ジェラール・ピケダニ・アルベスが起用できない苦しい状況において、英雄となったベルマーレンほか、セルジ・ロベルトハビエル・マスチェラーノジョルディ・アルバの最終ラインとメディオセントロのセルヒオ・ブスケツも集中力を切らさず無失点で終えたことは良いニュースです。マラガの攻めが単発で、ボールの出所への圧力がなかったとはいえ、この調子でいってほしいところ。マスチェの安定度は流石として、今回も右ラテラルを守ったセルジ・ロベルトも好守に良い仕事をしていました。ルーチョ曰く、「セルジ・ロベルトのフットボルを私は好きだよ。彼は非常に知的な選手だし、プレーに値する選手が出場したことをとても嬉しく、これが続けば好いなと思っている」とのことです。

チーム全体のプレー内容はまだ満足には程遠く、ラキティッチの冴えのなさも気になるところですが、年内は我慢の時と考え、結果を残していければ好しというところでしょうか(寂しいけれど)。勝負は後半戦、が口癖となりそうです。

またもバルサに不利な判定

対して、好くなかったのは試合を裁いたハイメ・ラトレ主審でした。マドリー系メディアはスルー気味ですが、バルサ系メディアとしてこの審判がマラガ選手による2つのエリア内での明らかなファールをペナルティと認めなかったことは重大な出来事で、ご立腹のSPORT紙マスカロ副編集長などは“単なるエラーと考えるのは困難”だと、バルサだから笛が鳴らないんじゃないかとの見解を示しています。MD紙もまた、“審判がこういうことなので、拮抗している試合では勝つのが難しいシーズンになりそうだ”という論調です。

実際、昨年のベルナベウクラシコでは、地面に倒れたジェラール・ピケがハンドと判定されてペナルティを取られているのに対し、今回のミゲル・トーレスは不問。その2分後のルイス・スアレスアンヘレリに後方から倒された場面でも、ルイシートはすでにシュート体勢に入っていたわけで、普通ならペナルティでしょう。スーペルコパでの云々もあり、審判に対するクレの不信感は高まる一方であります。

ちなみにSPORTによれば、バルサのこれまでの公式戦4試合を担当した主審のうち、3人(ベラスコ・カルバーリョ、デル・セロ・グランデ、ハイメ・ラトレ)がマドリー在住と。すごい偶然であります。今回マラガ戦で笛を吹いたラトレ審判はアラゴン協会の所属ですが、彼はマドリーのスペイン陸軍に通信技師として配属されている軍人(中尉?)らしく、なるほど、間違ったジャッジをしても毅然としているわけです。このLFPによる審判指名が偶然かどうかは私たちに知る由もないですが、序盤からしてこんな具合ですから、シーズンを通してさらなる偶然に苦労する状況は十分にありえそう。あちらの人たちからすれば、被害妄想が強すぎるってことになるんでしょうが、そんなことばかりなんでつい。

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