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冬の補強予算は1,000万ユーロ

クラブ規約によって制限を受けているらしく。

10月の国際Aマッチウィークも後半戦へと入っている今日この頃、代表チームの動向にさほど興味のない者としましては、気になるのはバルサ選手たちの健康状態です。白組方面でFIFAウイルス感染者が続出している一方で、バルセロナ方面では今のところ新たなる負傷者が発生していないのは朗報。残された幾つかの代表戦でも怪我人が出ることなく、全員無事でチームに戻ってくることを願うばかりです。ルーチョチームは今季、FIFA制裁と度重なる負傷者によって非常に苦しい戦いを強いられています。このパロン(リーガ中断)でのもっぱらの話題は、1月の補強のあるなしについて。複数選手の名前がウワサされていますが、どうやら大きな動きは夏までお預けのようです。

今季中に負債を5,000万ユーロ減らさねばならない

今回の金権組織ウイークにおいて、まずメディアを賑わせたのはリバポーのブラジル人アタッカー コウチーニョ(SPORT)と、セルタのデランテロ ノリート(MD)に関してでした。その後、両者の話題は下火となり、“第2のラルソンを探す”(SPORT)、冬よりも来夏の補強ネタへとシフト(SPORTはセントロカンピスタ、MDはセントラルなど)、というような流れとなっています。クラブ筋に探りを入れてみたら、冬は予算やFFPの関係から大きな補強はできないと判り、夢の見られる夏の話題に移っていった・・・というところでしょうか。

うち、FFP(ファイナンシャル・フェアプレー)については、3,000万ユーロは必要となるコウチーニョはFFPに引っかかるので不可能とすでに報じられていましたが、バルサにはもうひとつこの冬に大きな補強ができない要因があり、それはクラブ規約だと説明するのは11日付のSPORT紙です。

それによりますと、バルサでは2013年、EBITDA(利払い前・税引き前・原価償却前利益)倍率?が2.75を超えてはならず、もしそれを超えた場合は2年間の修正期間が設けられ、達成できなければその理事会は辞任すべし、とする規約が作られたのだそうです。

そして2015年6月の時点でFCバルセロナには3億2,800万ユーロの負債があり、デロイト会計事務所のデータによれば昨シーズン終了時点での数字は3.24だったので、クラブ規約を達成するためには今季のうちに負債比率を15%(約5,000万ユーロ)減少させねばならず、よって大きな出費はできない云々。冬のマーケットでバルサ(バルトメウ理事会)に許される投資額は1,000万ユーロとのことで、これはなかなかに厳しい縛りです。 (※スタジアムの改修費用は例外になる模様)

強化部門もそれを知っている

クラブの財政健全化は必須とはいえ、スポーツ部門が理事会存続のために動きを制限されるのはお気の毒、、、ですが、現実問題としてそういう縛りがあるのならば、それでどうにかするしかありません。1,000万ユーロでトップクラスの選手が獲得できる夢物語はまずないですから、バルサの冬の補強計画はレンタルを用いてとなるようです。冬のレンタル成功例としては、ダービッツ(2004年)やピント(2008年)らが挙げられます。

レンタルによって選手を補強する場合、シーズン終了時点での買取オプションを付けるよう試みていくらしく、ポジションはやはりペドロの穴を埋め切れていないデランテロで探していくことになるようです。しかしレンタルで良い点取屋がやってくるとも期待できず、それならムニールサンドロに賭ける方が可能性はありそう。彼らが花開かなければ、アルベスアレイシのエストレーモ起用などですかね。

また、 バルサが冬にレンタルではなく選手を獲得する方法としては、スカッドの年俸総額を減らす手もあるそうです。SPORT紙によると、ルイス・エンリケの構想から外れているアドリアーノ・コレイアドグラス・ペレイラを放出することで新たな選手と契約できるかもしれないとのことです。

コメント

  1. […] バルサは冬の移籍でも使える予算が限られているんです。 冬の補強予算は1,000万ユーロ | バルサコアニュース […]

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