スアレス×3! :エイバル戦

チーム全体としてはパッとせず、クラックのパンチ力で勝利。

ネイマールの個人突破力によって相手守備バランスを崩し、彼から決定的なパスを受けたチームメイトがネットを揺らす。水曜日のBATEボリソフ戦に続き、このSDエイバル戦でバルサに勝点3をもたらしたのも、その黄金パターンでした。ベラルーシではイバン・ラキティッチが2度ゴールを決め、この日のカンプノウではルイス・スアレスがハットトリックを達成。またもや守備の問題から先制点を奪われるイヤな展開となりはしましたが、その後はチーム一丸となって逆転を目指し、出来はいまいちながらもそれを成し遂げたことは今後への自信となるでしょう。改善点はまだ多くあり、1月までは勝点優先の現実的フットボルになるでしょうが、とにかく今は忍耐・・・戦力の充実を待つ日々です。

エイバル戦のポイント

不安定な守備:今のバルセロナは前線からのプレッシャーに弱い。それはもはやリーガにおいては誰もが知るところであり、エイバルもまた勇敢なるプレッシングによってバルサを苦しめてきました。かつてのような、常にパスコースを3つ用意するような動きのない今のバルセロナは、セントラルやピボーテ、ラテラルに圧力をかけられると脆い。エイバルの先制点の場面では、ラキティッチからボールを戻されたバルトラが圧力を受けて乱れ、足元から離れたボールを奪われて速攻でやられました。幸い失点にはなりませんでしたが、アルベスがプレッシングによってボールを奪取されて大ピンチになる場面もあり(バルトラが救った)、このあたりの対策を取らなければ、失点をゼロにするのは難しそうです。

南米コンビの破壊力:一方で、ポジティブだったのはネイマールルイス・スアレスの連係が上手くいったこと。監督の指示か、あるいはお互いの話し合いによるものか、ネイマールは常にスアレスの居所を探していましたし、ネイが中央にいることが増えた後半は良い感じでハーモニーが奏でられていました。得点の決まったタイミングも、・失点から10分後、・後半開始すぐ、・マスチェの退場直後と、チームが士気を上げるうえで良かった。リズムを変えられるのがネイだけだったのはアレですが、もうすぐイニエスタが戻ってきますし、アルダ・トゥランが加わるシーズン後半戦にはまた違ったフットボルが見られると期待し、今はこの二人での崩しを楽しむことにします。

セルヒオ・ブスケツ:今シーズンの出場時間がすでに1,000分に達し、そろそろ休ませてくるのではないか、とも予想されたセルヒオ・ブスケツでしたが、中盤の人員不足が続くことでルイス・エンリケはこのエイバル戦でもインテリオールとしてブシーを先発起用。カピタンマークを巻いたブスケツはそろそろこのポジションにも馴染んできたようで、スアレスの同点弾(21分)へとつながるサンドロへの見事なパスのほかにも、13回もボールを奪取するなど攻守両面でチームの勝利に貢献しています。ただ、ブスケツをインテリオールで使うとメディオセントロでボールが流れない。イニエスタセルジ・ロベルトの復帰が待ち遠しいです。

イニエスタの復帰延期:SPORT紙によると、このエイバル戦で招集されると予想されたイニエスタはまだ筋肉の違和感がなくなっておらず、試合前、ドン本人からルーチョに“コンディションはまだ万全ではないので、あと数日待った方が良い”との旨が伝えられたそうです。ということでおそらく、イニエスタは水曜日のコパ(対ビジャノベンセ)も休み、復帰は土曜日のヘタフェ戦となりそう。このマドリーチームとの試合ではセルジ・ロベルトも戻ってくるでしょうから、インテリオールに関しては多少楽になります。

ルイス・エンリケ 「スアレスは計り知れない価値のある選手」

ルイス・スアレスのハットトリックによって、逆転勝利を収めたエイバル戦。いつもであれば、試合終了後のルイス・エンリケは選手たちの頑張りを称えるところなのですが、今回はマスチェラーノ退場の件や、チームのパフォーマンスが冴えなかったことで、バルサ監督の表情は渋かったようです。

試合内容に関しては、試合のカギとなったのはエイバルの先制点だったとバルサ監督は言います。「ツキのないアクションによって、最初のゴールをプレゼントしてしまった。ここまでフエラで無敗のエイバルに先制されたことで、物事は難しくなっていった。良いプレッシングをかけるチームに対しては良いポジショニングが必要になるし、それが出来なければ苦しくなるんだ。私が好きなのは、良いポジショニングをし、前線でプレッシャーをかけてくる相手を攻撃するチームだよ」

「後半は解決策を見つけることが出来た」、「幸い、私たちは終盤の激しさと効率性によって試合をモノにした

エラーをするたびに失点を喫する、そんな流れに今の私たちはいる。この問題を最小限に抑えなければならない

私たちは危険を生み出すのにとても苦労をしていたし、それはつまり、自分たちが改善できるところに集中し、グループとしても個人としても改善を続けなければならないということだ。そうすることで、利益がもたらされることだろう」、「チームのリアクションには満足している

ハットトリックによってチームに勝点3をもたらしたルイス・スアレスに関しては、監督は手放しで評価をしています。「彼はとてつもないほど多くの貢献をしているよ。シュートの決まる、決まらないはあるにせよ、貢献度に変わりはない。彼の貢献は計り知れない。そのうえで彼のゴール前でのパワーがあれば、尚更だ。彼はチームの基本となる、替えの効かない選手だ

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