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ネイマール、間に合う?

精密検査の結果、ごくわずかな傷を確認。

レアル・マドリーの訴えを上訴委員会が却下し、国王杯失格が確かなものとなった金曜日。FCバルセロナファンに嬉しいニュースが入ってきました。先日、ドイツでの前日練習中に左脚の内転筋を傷め、来週行われるムンディアリート(CWC)への出場が微妙とされていたネイマールJr.でしたが、検査によって傷はごく小さいものであることを確認。順調に回復すれば、横浜でネイはプレーできるんじゃないか、というものです。リスクを避けるために準決勝は温存するでしょうが、決勝には間に合うと期待できそう。バルサでまだ手にしていない唯一のタイトルですから、彼も燃えているでしょう。

少なくとも20日の決勝はいけるか

ルーチョチーム一行がドイツからバルセロナへと戻ってきたその翌朝、10日木曜午前11時。ネイマールJr.が精密検査を受けるべく、クラブドクターのリカルド・プルーナや二人の友人たちとともにクレウ・ブランカ病院を訪れました。前々日に傷めた左脚の内転筋の状態を詳細に調べるためです。玄関前で待ち受けた報道陣に対しては、コメントをすることなく無言でスルーしています。

そしてその少し後、FCバルセロナは公式ウェブを通じてネイマールが “火曜日に診断されたとおり、左脚の内転筋に小さな傷が確認された”と発表。回復に要する期間は、例によって“経過次第”だそうです(相変わらずの不親切)。で、この“小さな”との表現がメディアを中心に期待を生み、各紙が少なくともムンディアリート決勝(20日)には間に合いそうだ、と報じているところです。

ネイマールとクラブワールドカップといえば、サントスのエースとして世界一に挑み、ペップバルサに4-0で一蹴された2011年の決勝戦が思い出されます。ティキタカを極めたバルサを肌で感じ、自分もいつか絶対にこの青エンジのユニフォームを着るぞ、とネイに決意させたとされる試合です。あれから4年が経ち、バルサ選手になる夢を叶えただけでなく、南米トリデンテの一角としてトリプレーテ達成に大きく貢献したネイマールバルセロナでの彼に欠けているのはもうこのタイトルだけですから、舞台が同じ横浜でもあり、相当燃えていることは容易に想像できます。

JOKER セルジ・ロベルト

17日(木)の準決勝(クラブ・アメリカと広州の勝者)には、ネイマールが出場することはないでしょう。仮に痛みがなくなっていたとしても、ここで無意味なリスクを冒す必要はありません。そこでルイス・エンリケがブラジリアンクラックの代役として考えているとSPORT紙がいうのが、サンドロでもなくムニールでもなく、超優秀ジョーカーへと変貌したセルジ・ロベルト。ベルナベウクラシコではレオ・メッシの穴をきっちり埋めたこのセントロカンピスタを、今度はネイの代役に起用するんじゃないかと同紙は述べています。

セルジ・ロベルトの状況をおさらいしておきますと、彼は11月24日のローマ戦で受けた打撲傷によって、2週間あまり戦列を離れているところです。打撲傷の回復にずいぶん時間がかかっているな、と思ってしまいますが、どうやら大きな血腫が出来ていたことで回復が長引いていたのだそうで。しかしその痛みももう無くなり、土曜日のデポルティーボ戦で招集リストに復帰すると予想されるセントロカンピスタは昨日、問題なくチームメイトたちとの通常トレーニングメニューをこなしました。

もしSPORT紙が予想するとおり、セルジ・ロベルトがベルナベウでの“偽右エストレーモ”に続いて“偽左エストレーモ”でも起用されたなら、これまでの経緯を知るバルセロニスタのにやにやは止まらないでしょう。左のインテリオールは問題なくやれる彼なので、きっと上手くこなすと確信できます。とりあえずロベルトがチームにいれば、大抵の急な事態には対処できると思えるレベル。いや、本来ならムニールサンドロで対処すべきネイの欠場なんですがね、、、実際はムニール起用かもしれませんし。

いずれにせよ、今週末にセルジ・ロベルトが打撲傷から回復してピッチに戻ってくるのはほぼ確実なようなので、ロベルト欠乏症にかかっていたクレ諸氏にとっては朗報であります。一方、イバン・ラキティッチはお休みになるみたいです。

 

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