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アルダ&アレイシ解禁!

FIFA処分が明け、合計77選手を新規登録するFCバルセロナ。

2016年1月4日、バルセロニスタ待望のニュースが届きました。それはラファ・ベニテスがとうとうサンチャゴ・ベルナベウから追い出されたことではなく(むしろ残念)、アルダ・トゥランとアレイシ・ビダルが晴れてFCバルセロナの選手として出場登録されたこと。FIFAとかいう組織の罰によって試合という試合に出場できないことを承知で、二人がバルサと契約を結んでから約半年後、ルイス・エンリケはようやく彼らを起用することが可能となります。水曜日のコパでのデビューが予想される二人がどんな空気を新たにもたらすか、非常に楽しみです。罰が終わったこの冬、バルサはフットボル組織全体で77選手を新規登録します。

アルダは「7」、アレイシは「22」

アルダ・トゥランアレイシ・ビダル(カタルーニャ人なのでアレイクスではない、、)にとって、この1月4日の朝は人生で一二を争うほどに爽やかだったことでしょう。バルセロナがFIFAとかいう組織から受けている罰によって試合に出場できるのは年明けからでことを知りながらも、それでもこのチームには一員となる価値があると契約書にサインをしてから約半年。チームメイトたちとトレーニングをこなすだけの日々はこれで終了し、自らがフットボル選手であることを再実感できる瞬間がついに訪れたのです。FCバルセロナはスペインフットボル連盟とリーガに対し、両選手を出場登録。これにて二人は“正式に”バルサの選手となりました。

コンペティションへの出場登録に伴い、彼らの背番号も発表されています。アルダ・トゥランは昨夏までペドロ・ロドリゲスが背負っていた「7番」を継承。一方でアレイシ・ビダルは昨季までダニ・アルベスが付けていた「22番」を選んでいます。こちら、セビージャ時代と同じ番号だそうです(アルダはアトレティコでは「10」を着用)。下はFCB公式による、“フットボルには番号が必要だ”と題されたビデオです。

ローテーションを行い易くする新戦力

実力あるフットボリスタのアルダアレイシは、これから始まるシーズン後半戦において、ルーチョチームで重要な役割を担っていくことになるでしょう。エンリケ監督は2-2のバレンシア戦や0-0のエスパニョール戦で交代枠をほぼ使っておらず(セルジ・ロベルトを入れたのみ)、ウワサされるデランテロとともに、彼らの加入を心待ちにしていたことでしょう。

コンペティションから長く離れている選手が先発起用されるためには、まずはピッチにて実戦のリズムを得ていく必要はありますが、期待される働きを彼らが見せたなら、ルイス・エンリケは安心して選手をローテーションできるようになります。特に中盤でアンドレス・イニエスタの負担を減らせるアルダ・トゥランの活躍には期待がかかる。トルコ人魔術師のポテンシャルはアトレティコ時代にすでに示されているので、彼のワイルドな魅力が加わるバルサは純粋に楽しみです。ルーチョは彼をどう起用しますでしょうか。

アレイシ・ビダルは年末のカタルーニャ選抜戦に出場した以外、6月11日のスペイン代表デビュー戦(対コスタリカ)からプレーをしていません。なので試合勘を取り戻すには時間が必要かもしれないですが、安心のセビージャ印なのできっと大丈夫^^ ダニ・アルベスと右ラテラルのポジションを競い合いつつ、右エストレーモとしても起用されることでしょう。

SPORT紙の情報によれば、二人とも待ち焦がれたバルサデビューに向けてフィジカルコンディションは上々、野心も上々とのことです。

ちなみに4日のSPORT紙には、アルベール・マスノウ記者による“マルコ・ロイスは今何を思う?”と題するコラムがあります。バルサに移籍すれば半年プレー出来ないことから、入団を避けたドイツ人選手とは対照的に、そのハンデを怖れずにオファーを受けたアルダアレイシを称える記事なのですが、彼の言う“バルサには芯の強さとクラックたちとポジションを競う能力、チームにエネルギーを注入できる力が必要だ”とするその主張に同意。勇気ある決断をし、忍耐強くこの瞬間に備えてきた二人が報われますように。

カンテラでは75選手が新加入

FIFAとかいう組織の罰が終わり、FCバルセロナが出場登録できるようになった選手はアルダ・トゥランアレイシ・ビダルの二人だけではありません。トップチームの彼らと同様に、バルサはこの半年間に数多くの選手たちを獲得しており、MD紙によるとクラブ全体ではなんと合計77人のフットボリスタがこれからアスルグラナのシャツを着て公式戦に出場可能となるそうです。75人の少年たちにとっても、待ち焦がれたこの1月4日でした。

ただし韓国人のイ・スンウだけは18歳の誕生日を迎える6日まで、公式登録できません。さらに国際的な登録手続きには日数が必要とかで、FIFA処分の“震源地”となったイ・スンウの試合復帰は来週末(16/17日)となるとか。彼はまずはガブリ監督のフベニールAでプレーし、フォームが上がればバルサBに行くそうです(MD紙)。

バルサの各カテゴリーにおいて、精力的に選手を補強してきたチームの一つが、セグンダBへと降格した今も苦しい戦いが続いているバルサBでした。若大将ジェラール・ロペス率いるフィリアルへ今回新加入するのは、長身ポルテーロのジョキン・エスキエタ(元オサスナ)、左ラテラルのモイ・デルガド(元セビージャB。グリマルドの後釜)、中盤の通称“シェミ”ことジョゼップ・ミゲル・フェルナンデス(元コルネジャ)、前線のダニ・ロメラ(元アルメリア)、そしてエストレーモのロベルト・ゴンサルベス(元フルミネンセ)の5人。アンチカタルーニャのツイートで契約解除となったセルジ・グアルディオラも、そのうちの一人となる予定の選手でした。

問題となるのはセグンダBではひとつのチームに登録できる選手数が最大22名ということで、5人が加わるバルサBは、少なくとも5名を戦力外にしなければなりません。うち一人はすでにベンフィカへと移籍したグリマルドとなるのですが、どうやらカメルーン人のオンドアバニャック、出場時間の少ないジュステカンピンスロスエンゲネあたりがその対象ではないかとMD紙は報じています。

 

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