苦労すれど、星落とさず:レバンテ戦

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公式戦28試合無敗でクラブ記録に並んだルーチョチーム。

FCバルセロナがまた一歩、リーガタイトルへと向けた歩みを進めました。対戦相手のレバンテがこれまでに稼いだ勝点はプリメーラ20チーム中20番目であり、すなわち最下位のチームに薄氷の勝利なんてどうしちゃったの?とバルサ系メディアが大騒ぎ… なんてことは全くなく、まあ時にはこんな試合だってあるさと、やるべき最小限をやったことによる勝点3確保がまずまず評価されているところです。バルサ監督として節目の100試合を終えたルイス・エンリケ率いるチームはこれにて公式戦28試合負けなしとなり、ペップチームのクラブ記録並びました。偉大なり、ルーチョ。

シウタ・デ・バレンシアの強風

バルセロナにとって2015/16シーズン第23節のリーガ・エスパニョーラ、対レバンテはお昼の12時キックオフという、非常に稀な時間での試合となりました。が、毎日のトレーニングが11時開始ですから、16時の試合のような調整のしづらさはそう無かったんじゃないか、と推察。最後のスアレス弾がなければ0-1辛勝なるこの地味パフォーマンスに影響をしていたものがあったなら、バレンシアに7-0で大勝した直後による精神的ななにかと、シウタ・デ・バレンシアの強風ではないかと思います。バルサは風の強いサン・セバスチャン(アノエタ)での試合を苦手としてますし。

バルサは精緻なボールコントロールが持ち味のチームですから、蹴り上げたボールの向きが変わり、バウンドする方向にも影響があるらしい強風の日は、言い訳にはならないにせよ多少の影響が出てきましょう。さらに空にはお日様がさんさんと輝いているとなると、いつもとは勝手が違ったと想像できる。派手さを抑えて効率的に勝利した背景には、そういった理由がありそうです。

また試合終了後のハビエル・マスチェラーノは、風に合わせてピッチコンディションもバルサのプレーに影響を及ぼしたと説明しています。曰く、「ベストなフットボルができるグラウンド状態ではなかったよ。ボールを速く展開してポゼッションするのが難しかったし、それによって展開がどれも遅くなり、先が読みやすくなったことは相手に好都合になっていたね。でもチームはワードワークによってそれらを乗り越え、3ポイントを手に入れたんだ。風?ボールを動かす際、僕らだけでなく相手チームにも影響してたよ」

一方でルイス・エンリケもまた、「フットボルをプレーしたいと思うチームにとって強風は害となるものだ。両チームのプレーを難しくしていた」と述べています。

控えめに賢く勝った

試合は大雑把に分ければ、両チームともにゴールチャンスがあった前半と、どちらにもほとんど好機のなかった後半に分けられましょう。

バルサはキックオフとともにギアを上げてレバンテのゴールへと襲い掛かり、3分にしてレオ・メッシがネットを揺らす順調さでした。しかしその10番のゴールは存在しなかったオフサイドによって無効になり、17分のネイマールによるロスカも守護神マリーニョにパラドンされるにつれ勢いはストップ。ジョルディ・アルバのセンタリングがダビ・ナバーロの腰に当たってオウンゴールで先制(20分)した後も、ゲームをコントロールできずにレバンテにぐいぐいと押しこまれていました。

この日はダニ・アルベスの出来が悪く、レバンテは容易に彼のサイドを進攻。ダニを抜き去ったモラーレスのシュートがクラウディオ・ブラボの横をすり抜けて行った時は、さすがに同点と思いました。そのボールが右ポストに弾かれたのは、ブラボさんの凄みというやつがわずかにコースを変えたのでしょう。きっと。その少し前にレルマに1対1の局面を作られたのと合わせた二つのピンチは危なかったです。

後半は立ち上がりにロッシが強烈なミドルでブラボに襲い掛かりましたが、彼らの好機はそれで終了。その後はバルサがコーナーからのラキティッチのヘッドでゴールに迫った以外は、アディショナルタイムのルイス・スアレス弾まで地味~に試合は進んでいます。セルヒオ・ブスケツアレイシ・ビダルを送り出したことでバルサは安定を手にし、そのまま注意深くリードを守りきった感じです。出来が悪かったのではなく、控えめに目標を達成したと言いますか。

つまるところ、今回のルーチョチームはよく頭を使って集中してプレーし、出来るところはエネルギーを節約しながら、上手く勝ちを手にしたわけです。相手やゲームコンディションに合わせてプレーし、効率的に結果を得るのは成熟したチームだからこそ。クラックのパンチ力爆発で圧勝できないのなら、こうやってチームの努力で勝てばよいのです。それが出来るのが強いチーム。ずっと効率優先だとクレも立腹ですが、すぐ前に7-0で圧勝したバレンシア戦を見てるので今回は不満ありません。弱い相手にだけ無駄に強いわけでもない。彼らは必要な時はファンの情熱を刺激するフットボルで勝ってくれるチームです。

ルイス・エンリケ 「申し分のない試合をした」

ということで、個人的には“これでまたチームは一段成長した、成熟した”と前向きに捉えるレバンテ戦の終了後、記者会見室に現れたルイス・エンリケは結果は満足であったし、内容も称えられるものだった、との見解を示しています。

負けて失うものがない相手チームが、努力を強いてくるのは普通のことだよ。そういった状況によってややこしさが増す試合はあるものだ。けれどもこの試合はマラガ戦とは全く違っていた。0-1とした後も私たちはゴールチャンスを作り続けていたんだ。後半はより穏やかな展開になった。私たちは申し分のない試合をしたよ。もしそうでなければ、試合を閉じるのにもっと苦労していたことだろう」

「試合環境の中において、チームは必要とされることを全て行ったと思う。0-2は相応しい結果だよ。私たちは立ち上がりからハードワークしなければならなかった。3ポイントを取れたことと、試合を閉じられたことに満足してるよ」、「試合、選手たちの姿勢や振る舞いに私は満足している。すばらしいフィーリングだ」

フェアに激しく競り合い、バルサを押し込んだレバンテのパフォーマンスに驚きはなかった、とルーチョは言います。「レバンテのプレー方法や、ボールプレーによって問題を起こす、デフェンサの背後を狙うといったアプローチの仕方から、難しい試合になると直観していた。予想もしていなかった、というようなことは起こらなかったよ

そしてバルサ監督として100回目となった節目の試合で公式戦28試合無敗のクラブ記録に並んだ件については、いつもと同じくタイトルが伴わなければ無意味との主張を繰り返したガッツエンリケです。「50試合よりは100試合達成の方が良いのは間違いないにせよ、それがタイトルにつながらないのなら、私にとっては大きな意味はないんだ。その28試合が最終的にタイトル獲得へと役立つのなら、大歓迎だよ。けれども現時点では、さしたる重要性はない」

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