アノエタという難所/今後を左右する一戦

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リーガ優勝へ近付くために勝たねばならない試合。

クラシコ敗北後は湧き出した不安に少々苛まれていたバルセロニズモでしたが、アトレティコ・マドリー戦での逆転勝利とウォルフスブルグでの一件によって雰囲気はV字回復。このまま一気にタイトルへと向けて一直線、といきたいところですが、事はそうは簡単に進まないでしょう。ルーチョチームには今週末、新たな難問が待っています。バルサがとことん苦手としている“鬼門”アノエタを訪れてのレアル・ソシエダ戦です。しかも彼らは前節に要塞ピスファン攻略と波に乗る一方で、こちらはスアレス不在。4日後にはアトレティコとの第二幕も控えてますから、監督の手腕が問われる場面です。

過去5戦で得たのは1ポイントのみ

FCバルセロナはアノエタを苦手としています。天候が移ろい易く、雨が多くて風も強いドノスティ(サン・セバスティアン)の地理的特長によるものか、バルサは過去68回のレアル・ソシエダの本拠地戦を17勝23分28敗と大きく負け越してまして、ラ・レアルがプリメーラに復帰した2010/11シーズン以降、1回も勝ててはいません。メディア情報によると、バルサがアノエタで勝ったのは2007年が最後だそうです(0-2。得点はイニエスタエトー)。

2010/11シーズンからの5試合の戦績は、1分4敗・得点6 失点11と恐怖を呼びます(2-1、2-2、3-2、3-1、1-0)。グアルディオラも、ティトも、タタも、ルーチョも、このアノエタでは勝てない。獲得可能な15ポイントのうち、得られたのは1つだけ。昨年も開始1分でのジョルディ・アルバのオウンゴールによる敗北ですし、まさに“鬼門”、ベルナベウよりも恐ろしいスタジアムです。

レアル・ソシエダを率いているのは、昨季途中までバルサBの監督だったエウセビオ・サクリスタンです。エウセビオダビ・モイーズ解任を受け、第12節からチュリウルディンの監督に就任。当時降格圏から2ポイントだったチームを立て直し、現在は降格圏から10ポイント差の10位と安定のポジションを手にしています。降格争いで死に物狂いでない点は、こちらとしては好ましい状況。ただしアノエタでのここ10試合は5勝3分2敗と好成績を残してますから、難しいスタジアムなのは違いありません。前節はカサで13連勝中だったセビージャを要塞ピスファンを攻略し、気分良くバルサを迎えるエウセビオチームです。

勝つと勝てないでは大違い

実際にプレーすることでアノエタ攻略の難しさを身に沁みて知っている選手たち。彼らはこのサン・セバスティアン遠征こそがリーガ残り7試合のうちの最難関であり、これを乗り切れたなら自分たちはタイトルへと大きく近づけるだろうと考えている、と伝えるのが8日のSPORT紙です。

カレンダーを見てみますと、レアル・ソシエダ戦が終われば、バルサに残されているリーグ戦は勝ちを計算できるカンプノウでの3試合(バレンシア、スポルティング、エスパニョール)と敵地でのベティス、デポルティーボ、グラナダ戦です。2位アトレティコには勝点6+直接対決2勝のアドバンテージがありますから、地元での3試合をモノにできれば優勝はほぼ決まり。バルサの取りこぼしを期待するライバルたちを諦めさせるためにも、このラ・レアル戦できっちり勝利し、勝点差を維持することが極めて重要となります。

さらに5年間で1分4敗のアノエタで勝つことによって、チームの士気や自信も大きく上昇するでしょう。直後に控えたビセンテ・カルデロン決戦@チャンピオンズへ向けても重要な意味を持ちます。“決着の付いたリーガ”で選手たちのコンディション調整を行いやすくなる点でも、ここで勝つと勝たないでは大違い。つまるところ、めちゃくちゃ大事なこのアノエタ遠征です。

やり繰りは簡単ではない

その勝利が必須のレアル・ソシエダ戦ですが、ルイス・エンリケのやり繰りは簡単ではありません。まず第一の難題は、カード累積で出場停止となるルイス・スアレス大明神の力を借りられないこと。おそらくはムニール・エル・ハッダディの出番になると思いますから、エイバル戦やヘタフェ戦のような活躍を期待しましょう。ムニールは守備でも貢献できる子ですし。

SPORT紙によると、ルーチョは他にも難題を抱えています。それは主力選手の複数に疲労の色が見られることでして、アトレティコ戦で総取替えをした中盤をこのアノエタでも休ませるつもりではないかと同紙。7日のウェブ版ではセルヒオ・ブスケツの疲れが深刻なのでセルジ・ロベルトが代役を務めるだろう、とのことだったのですが、8日の紙面ではアノエタとカルデロンではブスケツ不在は痛いのでイニエスタラキティッチを休ませるのではないかと書かれています。怪我から戻ってきたラフィーニャの出番もありそうです。

あとはジョルディ・アルバのコンディションをルイス・エンリケは非常に気遣っているらしく。怪我をしているわけではないのですが、最近は特に彼を安心して休ませられる代役が不在ゆえの出ずっぱり状態が続いていますから(マティエウアドリアーノが連続負傷)、リスクは高まっているでしょう。アルバにもし怪我が発生すれば、チームにとっての大打撃。今週医療部の完治診断を受けたアドリアーノアルバに休息を与えてくれれば良いのですが。

翌週にはチャンピオンズ1/2進出を賭けたカルデロンでのアトレティコ戦が待っていますから、そちらが視界にチラつくのも避けられず、特に後半はマネージメントが難しくなるでしょう。怖いのはリードしていて一瞬気を緩めてしまうこと。テクニコの腕の見せ所です。

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