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闇の勝利ボーナスのウワサ 舞う

リーガ最終盤恒例の第3者ボーナス話で盛り上がり中。

リーガ・エスパニョーラが大詰めを迎えた時、毎年のように登場するのが“マレティン”のウワサです。マレティンはアタッシュケースを意味する単語で、ここでぎっしり詰まっているとイメージされるのは書類ではなく札束^^; 残留などが確定し、残るは消化試合となったチームがタイトル争いなどに絡んだチームと対戦する際、第3者から提示されるというこの勝利ボーナスの話はもはや風物詩となってますし、バルサやマドリーが絡むと特に賑やかになります。今回もまたマレティン話は実しやかに語られ、各方面が好きなように憶測を楽しんでいるところ。もちろん、当事者の選手たちはこれを否定しています。

デポルにはウワサがないのに…

今回のマレティン話で、第3者からの勝利ボーナスが一番存在しそうだぞ… と勝手に思われているのは、FCバルセロナを本拠地ロス・カルメネスへと迎えるグラナダです。そしてレアル・マドリーをリアソールに迎えるデポルティーボにはボーナスのウワサがなく、自分たちばかりが怪しい関心を向けられることには、グラナダの選手たちは相当ウンザリしている模様。念願の残留決定の副産物がマレティン話ですから、喜びに水をさされる感じでしょう。11日のSPORT紙にはグラナダの某選手のコメントとして、次の言葉が紹介されています。

デポルも僕らと同じような驚きの結果で残留を決めたのに、ボーナスについては全然話されていないね。まるで世界中がグラナダに関心を集中させ、デポルティーボには誰も注目していないみたいだよ

デポルに第3者ボーナスのウワサがないのは、バルセロナがグラナダに勝つことで他会場に関係なく優勝できる点が大きいでしょう。マドリーが取りこぼしても優勝は決まりますが、自力本願でいけますゆえ。あとはそう、、両クラブのイメージの差?^^;

グラナダ選手たちはボーナスを否定

すでに残留を確定させたグラナダの選手たちが、バルセロナをカサに迎える最終節をファンとのフィエスタにしたいと思っているのは間違いないでしょう。もし自分たちが勝てれば、それはバルサが優勝を逃すことを十中八九意味しますから、目の前で落胆する相手選手たちを尻目に喜ぶことが心地良いかどうかは別としても… 清々しい最終戦にするべく彼らは真剣に挑んでくるに違いない。元バルサ選手のイサーク・クエンカは次のように断言しています(SPORT紙)。

マレティンの件はどれも馬鹿げてるよ。こういうことを言うのは、自分たちが何を言ってるのかを知らない人たちさ。僕はフットボル選手であり、リーガへと戻るためにたくさんのおカネを放棄してトルコ(ブルサスポル)を去ったんだ。フットボル選手が望むのはベストを尽くして競うこと。土曜日の僕らはそうすることだろう

グラナダにはあと二人、ラ・マシア育ちの選手がいます。元バルサBのルベン・ロチーナは言います。「話されていることと事実は別さ。バルサに勝てるチャンスなんてのは多くないから、彼らとの試合ではいつだって勝てるようトライしている。僕らにとっては、この試合は最高のショーケースだ。大きな評判を得られる試合だと分かっているから、チームとしても個人としても良い試合をしたいね」

第3者からの勝利ボーナスは、リーガ規約によって禁止されています。もう一人の元バルサB選手、ダビド・ロンバンは「昔どうだったかは知らないけど、今は規約がある」「僕らはボーナスが禁じられていることを知っているし、誰も敢えてリスクを冒さないよ」と説明、「僕らの大半はプリメーラでバルサやマドリーと対戦するためにハードワークしてきたわけで、対戦することがおカネ以上のモチベーションなんだ」と、やる気になるのにボーナスは必要ないことを強調しています。

ボーナスを信じる人の意見

一方、第3者による勝利ボーナスは存在する、とラジオ局オンダ・セロの番組内で語ったのは2011/12シーズンから2年間グラナダでプレーし、現在は浪人中のモイセス・ウルタドです。「今週グラナダがマドリーから電話を受けていたとしても、僕は奇妙には思わないね」というカタラン選手は、前節のセビージャ対グラナダを例に挙げ、「もしセビージャにやる気と競争力があれば、グラナダがピスファンで1-4で勝つことはなかっただろう」と、モチベーションの違いを指摘。「どのチームも毎試合勝ちに行き、100%を出せることが理想だけど、時々はやる気付けるボーナスが必要なんだよ」と続けています。

そしてアンダルシア気質を根拠に「僕はグラナダやあの街の人たちのことを多少知っているけれど、残留を手にしたフィエスタの後で試合をして持ち堪えるのは難しい」と結論。だからやる気にさせるためにどこかからアタッシュケースが運ばれてくるだろうとの見解ですが、果たしてクエンカたちが言うように祭りにするべく意気揚々のグラナダが来るのか、二日酔いのグラナダが来るのか、キックオフを楽しみにしましょう。言うまでもないのは、タイトルに片手をかけているバルサがモチベーションMAXでピッチに立つであろうことです。

 

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