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難航する第4のデランテロ探し… 再びガメイロ浮上

獲得目前と見られたビエットが遠のき、セビージャのフレンチが最有力に?

先週行われましたルーカス・ディニャの入団会見にて第4のデランテロ探しについて訊ねられ、「多くの名前がウワサされてきたね。私たちには若者とベテランの2つの選択肢がある。両方のケースを分析しているところで、決断にはそう時間はかからないだろう」「デランテロは1人獲得する」だと明言していたFCバルセロナのスポーツディレクター、ロベルト・フェルナンデス。その若者枠ではルシアーノ・ビエットが、ベテラン枠はケビン・ガメイロがそれぞれに有力候補として挙げられていたわけですが、どうやらビエットはセビージャに行ってしまいそうな状況のようで、ここからはガメイロがメディアの主役になってくるかもしれません。

アトレティコはビエットのレンタルを希望

先週までバルサ系メディアだけでなくマドリー方面でもバルセロナ行きが濃厚と伝えられ、気の早い合成写真も登場していたルシアーノ・ビエットは、この週末でセビージャ行き目前と見られるようになりました。アンダルシアクラブが一転有利な立場になった大きな要素は、アトレティコ・マドリーが未来あるビエットの移籍はレンタル方式が良いと望んでいるから。完全移籍を求めるバルセロナとはそこで折り合いがつかずに話し合いが難航、セビージャがクラブ間合意まであと一歩に迫っているのだそうです。

ビエットレオ・メッシのいるバルサでのプレーを夢見ているとも言われますが、南米MSNトリデンテが君臨するルーチョチームでは確実に出番は限られますし、たくさん試合に出たいのであればセビージャが有利となります。選手としてはそのあたりの選択肢で揺れていて、彼はこの19日(火)にもホルヘ・システルピレル代理人と面談し各オファーを分析する予定だとMD紙は書いています。もし彼が出場時間を重視すれば、バルサはもう白旗を揚げざるを得ません。

バルセロナがビエットを逃した場合、次なる選択肢として考えている選手は、MD紙とSPORT紙では異なっています。MDウェブの見解では、ロベルト・フェルナンデスが求めているデランテロは今夏の補強方針(デニス・スアレスウンティティディニャ)に沿った、若くてレギュラーたちの補完役として入団する選手です。一方でSPORT紙はリーガ経験があって得点力・連係力の高い9番ガメイロが再浮上だと読んでいまして、19日の紙面では彼をでかでかと取り上げているところです。

ルーチョこだわりのガメイロ

ルシアーノ・ビエットがセビージャに加入するなら、それはバルサにとって追い風となるだろうとSPORT紙はいいます。同紙曰く、■ルイス・エンリケはMSNの補完選手にはサイドへと流れられる9番タイプを望んでおり、そのフットボル的条件を満たすのがガメイロである。■少し前に同紙の表紙を飾ったデポルティーボのルーカス・ペレスは、ビエットとともに選択肢から外された。そうしてずっと候補者リストの一番手だったフランス人デランテロにいくと監督が決断したことを受け、クラブが獲得への攻勢を開始した、と述べています。

ガメイロ獲得作戦の最大の障壁が、セビージャさんが彼を放出したがっていないことにあり、契約解除金4,000万ユーロの支払いでしか退団の道はないとしているのは広く知られたことです。一方でバルセロナは、今夏の残り補強予算である2,500万ユーロ以上は払いたくない。ではどうやってこの差を埋めるかと言いますと、結局のところ決定打はなく、選手の移籍志願が重要なカギになるとかいうそんなことのようです。

SPORT紙が妙に楽観的(にみえる)なこのガメイロ獲得作戦が成功したとして、29歳の彼が未来への賭けではなく超即戦力なのは明らかです。南米トリデンテがフル活動するであろう今後1-2年をスーペルなサブとして活躍してくれれば良いということでしょう。その後はネイマールを中心とした新たな攻撃陣に組み替えようとしているとも想像できますし、改めて「年末まではブラジルにいる」と宣言したガブリエル・ジェズスがその一員になっているかもしれません。

ジェズスは資質よし、しかしバルサ入団はまだ早い

話は飛びますが、先週末はロベルト・フェルナンデスがブラジルへと飛び、ガブリエル・ジェズス(パルメイラス)やガビゴル(サントス)の試合を生チェックしました。MDによるとガビゴルの印象がいまいちだったのとは対照的に、ジェズスへの評価は上々だったらしく、バルサのディレクターたちは彼のスピード、技術、突破力など資質を高く評価。しかし欧州でやるにはあと2,3年必要だろうと分析したということで、“その時”がくるまで、彼を“制御下”におくのがバルサの狙いとなるようです。

まずはその援護射撃として、昨日ブラジル五輪代表に合流したネイマールラフィーニャによる、バルセロナの素晴らしさ説明攻撃ですな。白いチームの代表はいませんので、バルサのことを1ヶ月語りつくせば、カンプノウ志望は揺るぎないものになるかと^^

ジェズス周りには白い影もちらついていますが、おそらくはバルサの交渉を妨害するための嫌がらせでしょう。マドリー方面で「獲得へ接近」と報じられているアンドレ・ゴメスもそんな匂いがします。ただし後者は願望込みですが)

 

コメント

  1. レト より:

    この報道が事実なら控えFWへの期待が萎みます。
    交渉力がからきし弱いくせに見込みの薄い方に舵を切るギャンブル・・
    最終ラインはすんなり決まったとはいえ、全く安心は出来そうにないです。

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