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デニス・スアレス「ロッカールームにエゴはない」

グループは団結していて、全員仲が良いとセントロカンピスタ。

ボルシアMGとのチャンピオンズ第2節を控えた26日(月)は、幾つかの細かい出来事がありました。トレーニング開始前に行われた、良い雰囲気での2016/17シーズンチーム公式写真撮影のほか、ラキティッチ/ラフィーニャ/ジョルディ・アルバがアディダスの新作シューズ発表会にゲスト参加したり、デニス・スアレスアンドレ・ゴメスがシウター・エスポルティーバで実施された NIKEアカデミー・バルセロナに“コーチ”として登場したり、などなど。ここではそのうちの一つ、デニスくんによるインタビューに注目してみます。

トレーニングと試合を活用中

NIKEがプロ未契約の若者たち(U-20)を鍛え、プロフットボル選手として羽ばたくことを支援するプロジェクトが NIKEフットボル・アカデミーだそうです。本部はあの、バルサが夏合宿を行ったセント・ジョージスパーク。バルセロナは定期的にNIKEアカデミーのチームと対戦をしたりしてまして、今回はその一環として若者たちがバルサの練習施設シウター・エスポルティーバ・ジョアン・ガンペルを訪れ、デニス・スアレスアンドレ・ゴメスからアドバイスを受けたようです。たぶん。

そしてデニスくんはセッションが終了後、地元スポーツ紙SPORT、MUNDO DEPORTIVOの取材に応対。ルーチョチームの今やトリデンテについて、友人アレイシ・ビダルやチャンピオンズデビューなどについてコメントしています。

デニス・スアレスがバルサに戻ってから、今で約2ヶ月が経過しました。ここまでのチームへの適応について、セントロカンピスタは言います。「満足している。ミスターは僕のことをとても信頼してくれているし、トレーニングや試合での1分1秒を活用してるよ。バルサは最高地点だから、何年もここに残っていきたい」(SPORT)

そしてルイス・エンリケとの関係については「すごく好いよ。僕が上達していくようにいつも声をかけてくれているし、ここまでの出場機会には満足してる。試合に出る時は毎回、チャンスを活かすよう最大限にトライしている」(MD)とコメント。どちらのインタビューでも、満足、活用という言葉をよく使っているデニスです。

トリデンテから可愛がられている様子

監督が積極的に行っているローテーションについては、最終的にチームのためになるから良いことだとガジェゴは言います。ロッカールーム内の雰囲気も抜群のようです。

「選手はたくさんいるわけで、全員が参加できるところがローテーションの良い点だからね。チャンスを手にしたなら、それを活用し、そしてピッチで最大限に楽しむべきなんだ」

「選手はみんな試合にフル出場したいものだけど、チームのことを考えればローテーションは良いことだから、シーズンの終わりには僕らはそれに感謝していることだろう

「選手が一人ピッチから出れば、同じレベルの別の選手がピッチに入る。僕らはみなチームのために、チームが勝つためにハードワークをしているんだ。そしてシーズンが終わる時、僕らはタイトルを獲得できる」

グループは団結してるよ。全員が仲が良いし、ロッカールームの中にエゴは存在していない。若手にとってはそれはすごく助かることなんだ。僕らはすごく良い感じにまとまっているし、毎日良い雰囲気でやれている」

「入団初日から僕はルイス・スアレスの隣で着替えててね。今はネイもやって来たし、レオにはすごく良くしてもらってるよ。彼らが僕に挨拶をする時は、ガリシア(地方)のアクセントを真似て話してくるんだ(笑)」(いずれもSPORT)

「グループはとても強く団結してる。僕らは全員がチームメイトで、仲が良いんだ。そしてそれによってチームはより良くなる」(MD)

内紛の火種が燻っているチームがあるらしいとのニュースが風のウワサで漂っていますが、我らバルセロナのチーム内はそんなゴタゴタとは無関係でなにより。この一体感はバルサの武器の一つですし、チャビ、アルベス、ブラボといったアニキたちが続々と退団したなかで、良い雰囲気を保っているのは朗報です。

セルジ・ロベルトは上がってくる選手の手本

デニス・スアレスはまた、チームメイトたち数名についても言及をしています。まず最初に、今をときめくセルジ・ロベルトについてです。

「彼はスゴイ選手だし、今それを証明してるよね。今ではヨーロッパや世界でも最高レベルのラテラルだよ。彼はカンテラから上がってくる選手にとっての手本さ」(MD)

そのセルジ・ロベルトにもかつては全く試合に出られない時期があったわけですが、今まさに監督から招集もされない状況が続いている友人アレイシ・ビダルについて、セントロカンピスタはこう言います。デニスアレイシはセビージャ時代の同僚でした。「アレイシは落ち着いているし、ハードにトレーニングを続けてポジションを獲ろうとしてるよ。世界最高のラテラル、セルジ・ロベルトが突然登場して、信じられない活躍をしているのは確かだけどね。忍耐強く、これまでのようにハードワークを続けていくべきだ。そうすれば彼の時間は訪れると僕は確信してる」(SPORT)

そして明日はデニスくんにとって、チャンピオンズデビューの記念日になるかもしれません。「そうなるといいね。最高だろうね。僕はバルサへとたどり着くために小さな頃から頑張ってきたし、このチームで世界最高のコンペティションを楽しんでいくよ」(SPORT)

ちなみに、レオ・メッシ不在となっている現状では、デニス・スアレスも大エースのポジションを代行する候補の一人とされますが、彼自身は「プレーは出来るけれど、中盤でプレーする自分を思い描いている」(MD)とのこと。テクニコからも偽エストレーモは提案されていないようです。

まだデニス風味のドリブルはあまり見られないですが、先日のスポルティング戦ではネイマールの得点をきらめく縦パスでお膳立てするなど、少しずつ持ち味を発揮している新6番。コメントから見るに手応えは掴んでいっているようですから、一歩ずつ階段を上っていく様をこちらとしては楽しませてもらいましょう。そしていずれは、憧れのイニエスタの後継者に!バモス!

 

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