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ネイマール「100点目をチームメイトに捧げる」:グラナダ戦

177試合での大台達成。

FCバルセロナがパロン(リーガ中断)後の危ない試合を1-4で制し、リーガ逆転優勝への望みを次へとつなぎました。レオ・メッシが出場停止となったこのグラナダ戦でチームを牽引したのは、ルイス・スアレスネイマール。前半は得点機を作りながらもなかなか1点が決まらず、0-1で迎えた後半もワンチャンスを活かしたアンダルシアチームにいきなり同点にされるなど苦労はしましたが、最終的には快勝なのでまずまずと言ったところです。前線のクラックたちだけでなく、アルカセルラキティッチの得点も大きな意味を持っての勝点3確保。ハードな4月をこの調子で乗り切っていきましょう!

求められた“リーダー”の役割を果たす

大エースのレオ・メッシを出場停止で欠くこのヌエボ・ロス・カルメネスでのグラナダ戦は、当日のバルセロナ系スポーツ紙SPORT、MDが揃って“リーダー・ネイマール”と大見出しを付けたように、ブラジル代表で輝きを放ち、ムンディアル2018出場一番乗りを決めてきたネイに大きな期待が集まっていました。さらにここまでバルサ通算99ゴールだったことで、大台に乗せることも同時に期待されていたわけですが、ルイス・スアレスと共にチームを牽引しつつ、ああ100ゴールは次にお預けかと思われた後半追加タイムにイチゴを乗せてしまうあたりも役者だなと感心するところです。

グラナダ戦のMVPは4得点のすべてに関与したルイス・スアレスかとは思いますが(ポストとしての貢献度は計り知れず)、ドリブルにパスにキレを見せ、攻撃の大きな起点となっていたネイマールの存在感も素晴らしいものがありました。試合終了後のルイス・エンリケはこの背番号11を「世界で最も守備バランスを崩せる選手の一人」と称し、「これからさらに900ゴールを決めてくれることを期待してるよ。それはつまり、私たちが何年も彼のプレーを楽しめるということだ」と語っています。

一方でネイマール本人は「すごく嬉しい」とバルサでの記念すべき100ゴールに喜びを表しつつも、このゴールを誰に捧げるかとバルサTVに訊ねられると、「いつも僕を手助けしてくれるチームメイトたちに捧げるよ。でも僕がより喜んでいるのは、チームが勝てたことなんだ。それが一番大事なことだからね」と優等生なコメント。チームもネイのプレーにとっても助けられていますよ。

バルサ公式などの情報によりますと、ネイマールの“センテナリオ”は177試合での達成で、レオ・メッシの186(188?)試合よりも早いそうですから意外です。がしかし、D10Sは100得点を22歳でやってのけていますからやはり別次元。完成形でカンプノウへとやってきたルイス・スアレスはわずか120試合で100の大台に達しています。こちらも化け物級ですね。

ネイマール #100

パコ・アルカセルが決勝ゴール

その他で嬉しかったのは、イバン・ラキティッチのパフォーマンスがいよいよ上がってきたことと(90分を通しての豊富な運動量、エリアへと顔を出す積極性、タイミングの良さ)、控えデランテロのパコ・アルカセルが予想外の決勝点ヒーローになったことです。

ラフィーニャの負傷で急きょ出番となった前半はあまり存在感を出せなかったアルカセルでしたが、後半は立ち上がりからシュートを放つなど積極的に変化。チームがグラナダの同点弾にやや落ち着かなくなっていた63分には、ルイス・スアレスの縦パスを受けるとライン裏へと抜け出し、メキシコ代表ポルテーロのオチョアを冷静に抜くシュートで価値ある決勝点をマークしました。

後半追加タイムにネイマールの4点目をアシストしたクロスも正確で、選手が輝くために必要な自尊心を得るのに、このヌエボ・ロス・カルメネスでの夜は大いに役立ったのではないでしょうか。不慣れなサイドを担当し、結果を出せたことも今後につながります。

ということで、苦戦することの多いパロン明けの試合できっちり勝ち、首位マドリーとの勝点差2を保ったバルセロナ。これからもセビージャ(カンプノウ)、マラガ(ラ・ロサレダ)と難しい試合が続きますが、ベルナベウクラシコで(暫定)首位を奪還し、逆転優勝へと突っ走るためチーム一丸で白星を積み重ねていくことを期待です。おっと、カルラス・アラニャもリーガデビューおめでとう!

 

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