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アルカセルの新たな可能性

右サイドで起用され結果を出したバレンシアーノ。

バルサが1-4で勝利した日曜日のグラナダ戦で、話題の一つとなったのは決勝点となる1-2のゴールを決め、後半追加タイムにはネイマールのバルサ通算100得点をアシストしたパコ・アルカセルです。バレンシアーノはこの試合をベンチから始めましたが、ラフィーニャがヒザを負傷するとルイス・エンリケは彼を右エストレーモの位置に置くことを選択。前半は不慣れなポジションに苦労していたものの、後半に入ると積極さを増して前述の好結果を残しました。

「どのポジションであろうと準備OK」

4月4日のMUNDO DEPORTIVO紙の表紙は、そのアルカセルが飾っています。デランテロは前日のトレーニング終了後にMD紙の取材に応じ(参照元)、馴染みの薄いサイドでのプレーについて「どのポジションであろうとも引き受ける準備は出来ている。あらゆる事に対して準備を整えておかなければならないんだ」とコメント。「チャンスを活かせるように人一倍ハードワークしてきた」と明かしています。

グラナダ戦での得点はルイス・スアレスとの連携から裏へと突き抜けたもので、ネイマールへのアシスト時もパコにパスを送ったのはルイシートでした。“9番”を二人並べると上手く機能しなさそうですが、アルカセル曰く「今回はルイスと僕が一緒にやれることが明らかになったね。ルイスとプレーできるのは贅沢なことだよ。彼とはすごく話をするし、とても助けられてる」とのこと。話し合って理解を深めるのはやはり大事です。アルカセルの努力に加えて、スアレスの状況判断力の良さが今回結果となって現れました。

ちなみに日曜日のゴールは「いつものように(亡き)父に捧げる」とアルカセル。ユニフォームについては「ゴールを決めた時は毎回取っておくんだけど、いつも家族の誰かに欲しいと言われるから、今年はあまり手元に残ってない」と語っています。そこはたっぷりネットを揺らすことで解決しちゃいましょう。

サリナス曰く、“9番”は結局のところ“9番”

これぞバルサスタイル、というものがFCバルセロナに定着したのはジョハン・クライフが率いたドリームチーム以降ですが、時々予想外のアイディアで観るものを驚かせたクライフは、何度か“9番”タイプのデランテロをサイドに配置しています。1988/89シーズンのガリー・リネカーと、その翌年のフリオ・サリナスがそう。今回ルイス・エンリケパコ・アルカセルに右サイドを担当させたのは、偉大なるジョハンのアイディアを思い出したのかもしれません。

ただ、この“9番”たちのエストレーモ起用は上手くいったとは言えず、リネカーはクラシコでハットトリックを決めたりしたもののサイドはイヤだと英国へと帰国。サリナスもさほどインパクトは残せなかったようです。そういえばバレンシアの先輩ダビ・ビジャもペップチームの左サイドを担当していましたが、グアッヘの場合は苦労しながらもよく結果を出したと言えるでしょうか。

そのフリオ・サリナスはMD紙の取材に対し(参照元)、「私を含めてデランテロ・セントロは誰一人としてサイドで長くやれるとは感じていない。アルカセルもね。一時的な手段にはなれても、“9番”は“9番”だと感じているし、中央車線を探すものだ」「サイドでボールを受けても生粋のデランテロに出来ることは少ない」との見解を示していて、アルカセルのグラナダ戦の得点にしても「スアレスがパサドールの役割をするために数メートル下がって」いたので「“9番”のポジションで決めたもの」と指摘しています。中央の人がサイドでプレーするのは容易ではないわけです。

このサリナスの言葉は経験者だけに説得力があり、セントロカンピスタにもなるべきルーチョ3-4-3の右エストレーモは難しいだろうなと思います。でもグラナダ戦のような4-3-3なら、上手くやれるかもしれない。その場合はレオ・メッシとの兼ね合いを考えなければならず、パズルの解を得るのはなかなか難しそうですが・・・。もちろん、ルーチョアルカセルがそんな予想を良い感じに裏切ってくれるのは大歓迎。パコの部屋に記念ユニフォームがあふれる日を楽しみにしています!

 

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