トリノから手ぶらでは帰れない、帰りたくない

アウェーゴールの奪取がパリでの大敗で得た教訓。

本日、トリノにてチャンピオンズ1/4 final イダ(第1戦)をプレーするFCバルセロナがまず強く胸に刻まねばならないのは、約1ヶ月前にパリで喫した屈辱的敗北(4-0)の失敗を繰り返さないことです。覇気の感じられないプレーでPSGに良いようにやられ、序盤からピンチの連続。4点も決められたうえ、アウェイゴールを奪えなかったことで、奇跡と言われる大逆転が必要となりました。よって今回はカンプノウでのブエルタ(第2戦)の苦労を少しでも減らすために、少なくとも1点は決めなければならない。さらに2-3点奪えて、結果的に勝てれば最高です。

地元では公式戦47試合無敗

これまでに幾つもの強敵を撃沈してきたMSNトリデンテですから、1点を手土産に帰郷することは簡単に思えますが、世界最高と評される守備力を持つユベントスから得点を奪うのは容易ではないでしょう。“老貴婦人”は今大会でまだ2つしか失点がなく、イダの舞台であるユベントス・スタジアムではリヨンに1点決められただけ。セリエAでもカサで2点以上取られていることはなく、データ的には1点奪えればまずまずといえます。

公式戦全体では、ユベントス・スタジアムでは2015年8月から47試合無敗。チャンピオンズでは2013年4月のバイエルン戦に0-2で敗れたのが最後だそうで、以後17試合は10勝7分です。

それらは恐るべきデータではありますが、過去にそういった統計に基づく予測を何度も砕いてきたバルセロナですから、トリノから笑顔で帰れるかどうかは自分次第だろうと予想します。当然彼らの守備には手を焼くでしょうが、セビージャ戦前半のようなプレーができれば、そのうちに問答無用の理不尽ルイス・スアレス弾が2つ飛び出してきっとバルサは勝てる!・・・んじゃないかと。逆にマラガでのような試合をすれば、、再び“カンプノウの奇跡”の出現を祈ることになるでしょう。

4バックが有力?

セルヒオ・ブスケツが出場停止の状況で、ルイス・エンリケがどのシステムを選ぶのかはいまいち読めません。パリでの大敗を受けて導入され、結果を残してきた3-4-3でいくのか、それとも旧来の4-3-3で臨むのか。そのどちらの場合も、誰がブスケツの代役を務めるのか。相手戦術をどう予想するかでも、選択は変わってきます。

ヨーロッパ戦ではバルサにハイプレッシングを仕掛けてくる相手監督はあまりいないので、マッシミリアノ・アッレグリさんも失点のリスクを抑えてくるとするならば(あちらは最終的に0-0でも悪くはない。むしろ失点がキツい)、バルサはボール保持時にセルジ・ロベルトが中盤に上がる4-3-3でしょうか。3バックでカギとなるラフィーニャが負傷中で、ブスケツも使えないですから、今回はリスクを冒さず4バックが有力かもしれません。

カギの一つは精神面

前日会見でのルイス・エンリケはユベントスの戦術については「前線からプレッシングをかけてリスクを冒すところも見たし、自陣に引いているところも見た。自陣でのユベントスはプレーのあらゆる面を支配するチームだ」との見解を語っています。

そしてセルヒオの欠場については「彼のポジションを埋められる選手はたくさんいる。シーズン途中に選手たちが出場停止になるのは普通のことだよ」と受け流し、「私たちは自分たちの試合をしに行く。最初から勝利を目指していく」と宣言。この会見で監督が強調したのは選手たちのモチベーションで、システムが何であれ、パリのような事態にはならないだろうと彼は考えているようです。

「シーズンもこの段階までくれば、選手たちは十分に準備を整え、注意も行き届いているさ。このきわめて魅力的なコンペティションの、1/4 finalの舞台だ。選手たちのモチベーションを上げる必要なんてものは必要なく、要るとするならば彼らを落ち着かせることだろうね

よろしく頼みますよ、ミスター!みんなで会心のゲームをして、良い結果をもってカンプノウへと帰りましょう!バモス!

  • レト

    悪い予想は全く裏切らず、期待だけは散々裏切る。
    こんなに応援のし甲斐が無いシーズンは初めてです。
    アイデンティティであるローテーションを駆使して無得点で連敗した時点で
    エンリケの時代は終わったということでしょう。

    フロントには今回の敗戦を機に手頃な人選で手抜きせず、
    ベテランの戦術家の就任に尽力してほしいものです。
    もちろん全く期待はしていませんが(ディバラ獲得に時間も労力も浪費しそう・・)。

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