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コウチーニョ、ベラッティ、それともセリ?

インテリオール補強は誰になる。

シーズンも終了へと近づき、メディアでは補強に関する話題が目立つようになってきました。バルサか、マドリーかと注目されたテオ・エルナンデスは、兄貴がアトレティコにいるコルチョネロっ子ながら白組さんへの移籍を選択。ブラジルで宝石の原石と評されているビニシウスという16歳の少年もマドリーを選び、改めてフロレンティノさんの札束パワーの強さに感心するところです。小切手対決ではバルサは勝てない。それだけに、金銭的幸福よりもフットボル的幸せを願ってカンプノウを選んでくれる選手を、より愛おしくなるのですが。

FCバルセロナの2017年夏の補強ポイントは3つ、■右ラテラル、■インテリオール、そして■セントラルと目されています。昨年はミドルクラスの強化を目指し、将来性ある22歳選手たちを獲得したロベルト・フェルナンデスでしたが、この夏のターゲットは基本的に先発となって競争力を高められる第一級の即戦力。うち、右ラテラルはエクトル・ベジェリンが第一候補で分かりやすいのですが、セントロカンピスタはまだ方向が見えてきません(次期監督も決まってないですし)。

超高額なオペレーション

SPORT紙が熱心に取り上げているのは、リバポーのフィリッペ・コウチーニョです。選手はバルセロナ移籍にOKサインを出していて、ブラジル代表の仲良しネイマールと同じシャツを着ることを望んでいるらしいのですが、問題はリバポーさんが要求する高額の移籍金(SPORT曰く9,000万ユーロ・・・!)。コウチーニョ本人によるレッズへの働きかけがなければ、まず手が出ない額で、上手く値切れる交渉力がバルサにあるかといえば期待できません。

インテリオールに関しては、MD紙はコウチーニョよりもPSGのマルコ・ベラッティを推しています。同紙の見解では、ロベルト・フェルナンデスが求めているのは“強く、テクニックがあり、後列からの飛び出しがあって、バルサのパスプレーに適応できるセントロカンピスタ”。”つまり必要度が高いのはコウチーニョタイプよりもベラッティタイプ”というものです。

ただしバルサのフロントにはコウチーニョ獲得を支持する意見があるのも確かだ、ベラッティ獲得は非常に難しいともMDは言っていまして、これからコウチーニョに傾いていくかもしれません。どちらにせよ、超高額なオペレーションに変わりはないですが・・・。無理をしてもクラックを獲得する効能としては、ファンの希望に点火するという点があります。想像したくないですが、白い祭りを目撃した場合は尚更。

“アフリカのチャビ”、セリ

一方で興味を引かれるのは、MDがベラッティが無理な場合の選択肢として先週から報じているジャン・ミチェル・セリ(ニース、25歳)です。“アフリカのチャビ”と呼ばれている欠点のないセントロカンピスタらしく、完成品を買うよりバルサで開花する選手を見るのが好きな者としては、賭けの要素は強いですが見てみたくなります。

MD紙情報によれば(こちら)、セリは1試合に160回の加速が可能で、13キロ走れるフィジカルの強さを備えながら、ボールコントロールに魔法があり、パスが正確で、判断が速く、チャビを思わせるスタイルの持ち主だそうです。身長は168cm。走りまくれるチャビなんてステキじゃないですか。今季はここまで10アシスト 6ゴールの成績を残しています。

そしてセリ自身もチャビをインスピレーションの源だったと認めているらしく、バルサの試合は1つも欠かすことなくチェックしているクレだとか。最近も仏BeINスポーツのインタビューで「一番の夢はバルサのシャツを着てプレーすること。それが僕の目標」と語っているらしく、コウチーニョベラッティも高すぎる現状からして、案外セリが入団プレゼンテーションの壇上に座っているかもしれません・・・ レギュラーを補強する方針に外れるので、可能性は低いですかね?

 

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