プランAの3選手、全員獲得は無理なので・・・

一番本気で狙いに行くのはベラッティか。

FCバルセロナがこの夏補強を目指しているポジションはインテリオール、エストレーモ、右ラテラルの3つで、それらの第一候補(プランA)とされているのがベラッティデンベレ、そしてベジェリンです。ありがたいことに、その3選手たちはバルセロナへの移籍に前向きな様子なのですが、問題となるのは相手クラブにとっては彼らは放出対象ではなく、引き抜きを強行するにもバルサの資金には限度があること。スカッド内での必要度によって取捨選択し、無理するべきでないところはプランBを採っていかなければならず、フロントの的確な判断が求められます。

どのクラブも放出を拒否

バルサのプランA 3選手の状況は次のようになります。推測込みです。

■マルコ・ベラッティ(24)

・PSGは断固として放出を阻止したい。1億ユーロでも売ることはないと言っている。

・選手はパリでやることは終わったと考え、バルサでの飛躍を希望している。昨日14日には代理人ドナト・ディ・カンプリがイビサ島でバケーション中のベラッティの元へ到着。PSGのアンテロ・エンリケSDとの面談内容を伝え、次の動きを協議するためと見られる。

■ウスマネ・デンベレ(20)

・ドルトムントに彼を放出する考えはない。引き抜き希望のクラブには9,000万ユーロを要求すると報じられている。

・選手は恩師であるトゥチェル監督を解任したドルトムントに不満があるとされるが、ウワサに関しては「クラブと2021年まで契約があるし、言われていることは気にしない」とコメント。去年バルサのSDと接触したことは認めている。

■エクトル・ベジェリン(22)

・アーセナルは彼を残留させたい。移籍金には4,000万ユーロは必要とされる。

・選手は現在スペインU-21に参加中。バルサとはすでに基本合意している。バルサがアーセナルとの接触を始めることを待ちつつ、代表での勤めが終わればベンゲル監督と会って古巣復帰を志願するとされる。

プランBにはセメド、セリ、デウロフェウ?

プランAの3選手を全員獲得しようとすれば、2億ユーロほどが必要となりますから、実現は不可能です。レアル・マドリーのように、“セカンド・ユニット”に何千万ユーロで売れる選手(ハメスモラタetc)がいれば資金調達もできるのですが、バルサの控えクラスは2,000万ユーロの値が付けば上々の状況で。プランAから2人を選ぶとするなら、高い選手2人ではなくて高い選手1人+ベジェリンになるのが順当ですが、“家出息子”の呼び戻しに4,000万ユーロは抵抗ありますし、アーセナルから獲った選手には良い思い出がありません。

よって、どうしても右ラテラルを補強するのであれば、大化けする可能性のあるネルソン・セメド(23)の方に個人的には胸がときめきます。彼はボールタッチがとても技巧的で、深くえぐれるのでカンプノウで生きそう。問題はベンフィカの要求額が5,000万ユーロと、全然プランB的でないことです。ベジェリン交渉のカードにセメドを使うというより、セメド獲得のためにベジェリンをちらつかせるというほうが的確かと。

プランBという言い方がしっくりくるのは、ベラッティが無理な場合の候補とされるニースのジャン・ミカエル・セリ(25)です。バルサ愛を公言する彼はイタリア人クラックよりずっと安く、年齢も1つ上とまさにプランB。フランスからの補強はわりと当たっているので、どちらかは押さえてほしいところです。

デンベレのプランBは、MDによるとジェラール・デウロフェウですが、エストレーモはさほど優先度は高くない。でも規格外のデンベレはいつかバルサで見たいですし、本人もいずれは行くだろうと言ってますので、来季以降かなという印象です。

ここまでの動きを見れば、プランAから本気で獲りに行きそうなのはマルコ・ベラッティ。外様にスタイルの象徴的ポジションを任すのはスッキリしないものもありますが、チームに有効そうなスター選手の獲得という目標は達成できます。

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