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チャビ「あと1年で引退して、監督免許を取る」

将来のことも考え始めている、という元カピタン。

FCバルセロナの元カピタンで現在はカタールでプレーするチャビ・エルナンデスが昨日12日、毎夏恒例(今年で19年目)のCAMPUS XAVI に登場しました。そこでチャビは各メディアのインタビューを受けていまして、バルサが狙っているマルコ・ベラッティアンドレス・イニエスタ、バルサの現状などについて回答。ベラッティに関しては「バルサにとって最高の補強」と大絶賛しています。

ベラッティは絶対バルサに合う

自らと比較されることも多く、世界屈指のセントロカンピスタであるマルコ・ベラッティについて、チャビ・エルナンデスは次のように称えました。

ベラッティはバルサにとって理想的な選手だよ。バルサに200%フィットするだろう。彼はトップに立つ選手で、そのポジションでは世界ベスト3の1人だ。技術があって、フィジカルも強い。バルサが契約できれば良いね」「交渉や金額については知らないけれど、もし頑張り次第なら、僕は努力するだろうね。彼はフガドラッソ(スゴイ選手)で若い。クレとしてソシオとして、バルサのベラッティが見たい」「PSGが全力で放出を拒むのも分かるよ」(MD)

「僕にとってはFCバルセロナの最善の補強となるだろう。僕にとって彼はスペクタクルな選手。スポーツ面だけを見れば、彼は今バルセロナが獲得できる最高のセントロカンピスタだよ。ベラッティにはブラウグラナのDNAがある」(SPORT)

相変わらずのべた褒め。これはベラッティも嬉しいでしょう。そしてチャビによれば、「イニエスタブスケツラキティッチデニス・スアレス、それにレオチャビ的な選手はバルサにいる」(MD)。ただ「マドリーのようにタイトルを獲れなかったから、緊急性があるように見える」とセントロカンピスタは見ています。パウリーニョに納得か、の問いには「良い選手」とお茶を濁したチャビです。

イニエスタには決断する権利がある

チャビはまた、彼のカピタンマークを引き継ぐ親友アンドレス・イニエスタの完了しない契約更新についてはこう語りました。

イニエスタは自ら決断をする権利を勝ち取った選手だ。彼の状況は、僕のラストシーズンとは違うと思う。だってからは今年のビッグマッチには全部出場しているし、彼にはまだ活躍できる時間があるからね。それがどんなものであれ、彼の決断を尊重しないと。契約更新の有無にかかわらず彼はクラブの歴史を作った選手で、スペイン史上最高の選手の一人なんだ。残留するかどうかは彼次第だろう。僕としては残ってほしいし、良いフィジカル状態であってほしい。バルサには彼が必要だよ」(MD)

イニエスタの気持ちは完璧に解る。選手も32-32歳となれば、いろいろと考えないといけないからね。彼の迷いを僕は理解するよ。バルベルデと話すことで、前進するんじゃないかな。僕は彼があと何年かFCバルセロナでプレーすると思ってるよ」(SPORT)

決断を自ら下す権利、同じことがチャビの退団時にも言われていました。その評価を得られる選手は本当にごく一部です。

バルベルデを選んだのは正解

一方、エルネスト・バルベルデ新監督に関しては「バルサが彼と契約したのは正解だったよ。彼は経験豊富で、バルサにいたこともあるし、(バルサを率いる)準備はできている。それにポサンコ(トレーナー)も過去に僕らと仕事をしていて、クラブのことを知っているんだ。バルベルデを選んだのは100%正解だ。僕はとても上手くいくと思ってる」(MD)と太鼓判を押したチャビ。彼によると、メッシの結婚式で会った選手たちもバルベルデをよく思っていたそうです。

「ロッカールームの中心にいるのは健全な勝者たちで、彼らは物事が上手くいくことを望み、クラブを自分自身のように感じてるんだ。その意味で、バルベルデはスペクタクルなロッカールームと出会うことだろう」(MD)

いつかバルサを率いたい

チャビは以前から引退後は監督業を始めると明言していますし、バルサの監督をしたいとも言っています。カタールへ旅立った理由にはその準備面もある。「あと1年カタールでプレーをして、引退するのが僕の考えだよ。38歳となればもう十分だろうし、新しい挑戦について考える瞬間がきたんだ」(SPORT)というチャビは、バルサでの監督についてこう想いを語りました。

「もちろん、バルサを率いるのが第一目標だし、その気持ちは隠さないよ。バルサのために働くことは、それがどういうものであれ、僕をすごくわくわくさせる。でもオフィスよりベンチにいる自分を想像してるね。それは確かさ。バルサを率いるのは夢。でもそのためにはしっかりと準備をしないといけないし、要求されるものは大きい。自分を鍛えていくよ」(MD)

監督業全般については、来年現役を引退してからだ、と強調するセントロカンピスタです。

「もうすぐに監督をやりなよと言われるし、オファーも受け取っているんだけど、今の僕には監督は無理でしょ!そのための免許もない、現役の選手なんだよ。いわばメッシイニエスタブスケツにオファーを出してるようなものだ。僕だってまだプレーを続けているわけで、監督免許を取る時間がない。いずれはマドリーやカタルーニャの連盟に行って免許を取ることになるだろう。それは来年の夏になるだろうと思ってるよ」(MD)

一度バルサを去った選手は獲らない

印象深かったのは、SPORTのインタビューの中でエクトル・ベジェリンについて訊ねられたチャビが、家出息子との再契約に難色を示したことです。

「彼のプレーはあまり見ていないけど、一つ言えるのは、僕なら以前所属していた選手を獲るのは難しいってことだよ」「クラブを出た選手を取り戻すことに、僕は賛成しない。16や17の選手が、なんのために去るんだい?僕には理解できない」

ムボウラエリク・ガルシアにはすごく驚いたよ。僕なら将来彼らを取り戻さないだろう。ここにいて、出て行くことを望んだなら、戻ってくるなということ」「ここを去るというのはそういうことだと僕は理解してる」

とても明快で賛同します。チャビが呼び戻さないというのは、自ら望んでバルサを去った選手。デウロフェウや以前であればジョルディ・アルバのようなクラブから出された選手は再契約の対象です。ではフベニールを過ぎた選手がバルサBで行き詰まりがちな現状については?元カピタンはこう考えを言いました。

「トップチームでプレーするのは決して簡単なことじゃなかったよ。僕だってたどり着いて定着するのにかなり苦労をしたんだ。今はアレニャマルロンククレヤが狙える位置にいるね。19歳でレベルに達するのは難しいさ」

来年夏に引退をして監督免許を取って、修行のためにバルサBなどを率い、満を持してカンプノウのベンチに座るのは早くて5年後でしょうか。その頃には今二十歳前後のカンテラーノが主力となり、フベニールやカデテの少年たちが台頭し始めているでしょう。チャビはこうも言ってます。「将来の自分のチームがどんな感じになるのか、想像をしてるよ。それはバルサスタイル(のチーム)となるだろう。ボールを持ち、プレーが主役のチームで僕は育った。まだ競い、プレーをしたいけど、将来のことを考えてる」(MD)

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