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ピケ涙の訴え「ただ投票がしたかったのに」

ラホイ首相と国民党を痛烈批判

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ラス・パルマス戦終了後のミックスゾーンでジェラール・ピケが見せた涙が、大きな反響を呼んでいます。10月1日に行われたカタルーニャ独立の是非を問う住民投票に際し、「投票に行く」とSNSで宣言したことによって、ここ数日間一部方面からの非難を受けていたセントラル。彼は試合終了後、無観客で行われた試合やカタルーニャの住民投票について訊ねられ、次のように語りました。

議論の結果、試合をすると決断

■何故試合をした?:理事会はあらゆる方法で試合を延期するよう試みたんだけど、それは不可能だった。それで(会長が)ロッカールームへと下りてきて、スカッドと議論をしたんだ。ああいったことが起こった後、ファンのいない試合でプレーするのはかなり難しかった。今日カタルーニャで起こったことは、僕の人生で最悪の経験だった。少しでも早く試合が終わることだけを願ってたよ。とてもハードな一日だった。投票をしたかった家族や子どもたち、老人たちを国家警察や治安警察がね・・・ 映像がただそれだけで物語ってる。世界中がそれを目撃したから、その影響は出てくるだろうね」

■プレーしたかった?:賛成、反対、たくさんの議論があったよ。僕らには勝点がかかっていたからね。LFPとラス・パルマスはプレーをしたがってて、クラブとしてプレーすることにしたんだ。僕らは最終的に、そうすることに決めた。僕らは一つのクラブだから、一つになっていくさ」

■クラブ以上の存在は生きている?:僕らが試合をしたことが理解できないバルサソシオがいて、彼らはバルサがプレーすべきでなかったと考えていることを、僕は完全に理解できる。でも“クラブ以上の存在”のモットーがこの決断で崩れたとは思わない」

カタルーニャ人であることの誇り

■他州の人々へのメッセージ:「僕から彼らへのメッセージは、投票には“賛成”も“反対”も“白票”もあるってことだよ。この国では長い間、フランコ主義によって投票もできない時があった。僕はカタランで、自分をカタランだと感じているし、今日はいつも以上にカタルーニャの人々のここ6-7年間の振る舞いを誇らしく感じているんだ。何故ならその間、暴力的な行為は一切・・・一切なかったんだからね。なのにこんなことをするために、国家警察や治安警察が来なければならなかった」

■マリアーノ・ラホイ首相と国民党:ウソをつくためには、つながりのある全てのメディアを用いる政府首相(ラホイ)と政党(国民党)のいる国が、自分たちの前にあると僕は思ってるよ。彼らはほんの少数派が暴動のような意思表示をしたと言っていたけど、そうじゃない。多くのスペイン人がそう信じたし、僕らが悪いと信じている人たちにどうこうはないけど、僕らは悪くなんてないし、ただ投票をしたいだけなんだよ」

■亀裂:「国家警察は止めようとするだろうけど、それは平和的なやり方だろうと僕は考えてたんだ。でもそうじゃなかった。少なくともこのことは世界中が目撃したわけで、その決定(暴力的阻止)は物事をかなり悪化させたよ。この半世紀で最悪の決定の一つだし、カタルーニャとスペインの溝を広げるだけだと思う。でも僕らにはあのレベルの首相(ラホイ)がいるわけでね。英語も話せず世界を回る首相がね」

 

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