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Copa del Rey 1/8 Final : vuelta

サビオラが一人、気を吐く。守備システムは改善されていない。

 

FCBarcelona Alaves
3 2
Camp Nou :39,746
Jorquera 【5】 【5】 Ardouin
Oleguer 【5】 【5】 Edu Alonso
Marquez 【4】

【5】 Gaspar

Puyol 【5】 【5】 Pablo Casar
Sylvinho 【4】 【5】 Angel
Motta 【4】 【6】 Carpintero
Xavi 【5】 【6】 Lacen
Gio 【5】 【5】 Gabri
Ezquerro 【4】 【6】 Arthuro
Ronaldinho 【5】 【5】 Thiago Gentil
Saviola 【8】 【6】 Wellington
Cambios
Ezquerro→Giuly 【5】(46) Wellington→【5】 Ogbeche(61)
Oleguer→Zambrotta 【5】(66) Gabri→【5】 EltonGiovanni(66)
Motta→Edmilson 【5】(74) Arthuro→【5】 Ian Uranga(71)
Entrenadores
Frank Rijkaard 【5】 【5】 Fabri Gonzalez
Tarjetas
Gio (78) Gaspar (29)
   
   
   
   
Arbitro
Perez Lima (Tenerife)
名前の次の数字は評価点:平均【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 1 0 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
8 6 14 Tiros a puerta 9 5 4
      Ocasiones de Gol      
      Corners      
      Fueras de juegos      
6 6 12 Faltas 12 3 9
% 66% Posesion del Balon 34% %
Formacion
Titular Final
台所にあまり余裕がないので、変則的ながらも、レギュラー組も多い先発。イニエスタ、デコが休みのため、ジオが中盤。3人の交代は、それぞれ同じポジション同士という、分かりやすいものとなっている。ザンブロッタの復帰が、明るい話題。
先発 終了時
Goles
Saviola (16)  
Saviola (21)  
  Wellington (35)
  Arthuro (42)
Saviola (62)  
Reporte

サビオラのハットトリックで、どうにか勝利。

敵地での第1戦を0-2で勝利していたバルサにとって、このゲームは完全なる消化試合だった。2点差以上で負けないかぎりは1/4ファイナルへ進出となり、それはアラベスのチーム状況からすると、起こりえるものではない。

さらに最初の20分だけで、サビオラが2ゴールを決める大活躍。1点目は16分、ロナルディーニョのフリーキックを相手GKが弾いたところを、逃さず詰めての得点。さらにその5分後、モッタのクロスをペナルティスポット付近からヘディングし、これがゴール右隅へ吸い込まれるという、サビオラにしては珍しいゴールで、1/4ファイナル勝ち抜けを完全に決定付けた。いま、確実にサビオラはもっとも心身ともに充実している選手。さらなる先発での起用を、ライカーには請いたい。

2試合合計で4-0。相手は2部に所属するクラブ。普通であれば、さらっと流してそのまま終わるか、あるいは追加点が決まってゴレアーダとなるか。そうあって当然なのがバルサというチームである。しかし歯車の狂ったバルサは、その"普通"ができない。コネッホの連続ゴールによって気が緩んだのであろうか。選手たちはアグレッシブさを失い、2-2の同点にされてしまうのだ。

35分、守備ラインのスペースへ流し込まれたボールをウエリントンが受け、そのままゴール。42分にはエリア際からのフリーキックを、アルトゥロが右脚でズドン。もちろんのことながら、スタンドからは口笛も鳴り響く。

またも、悪い癖を出してしまったバルサ。チームとしての集中力、激しさを失い、少しずつズレたパスやポジションが、個人のエラーを誘発する。そしてボールを奪われ、プレスの網に絡めることもなく、守備ラインを突破されてしまうのだ。シルビーニョはオフサイドトラップを掛け損ない、マルケスは致命的なエラーを2つも犯すなど(プジョルと運の助けで、失点にはいたらず)、いつもなら考えにくい散漫なプレーもいくつか見られた模様。これは早急に改善する必要がある。

後半もそういった流れを修正されることなく、アラベスにチャンスは続く。しかし彼らの決定力が不足していたことによって、これ以上の"まさかの展開"にはならずに済んでいる。あとはプジョルの、決死の守りと。

そしてばたばたするチームに再び落ち着きを与えたのが、サビオラの3点目だった。62分、チャビからの浮き球のスルーパスに反応したコネッホは、そのままダイレクトにどかんとシュート。常にチャンスをうかがい、集中を切らすことなく、きっちりとここぞという場面で仕事をするサビオラ。彼のプレーへの姿勢が、チーム全体に波及することを願う。

その後ライカーはザンブロッタとエヂミルソンを投入し、どうにか守備組織も安定。アラベスの反撃ムードも収まり、波乱もこれ以上起こることなく、試合は終了した。消化試合で嫌な気分になるという事態からチームを救った、サビオラに改めてグラシアス。