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Liga Española : Jornada 1

ヘディング3連発!イブラも決めて、難なく白星スタート。

 

FC Barcelona Sporting Gijon
3

0

31 de Agosto - lun 22:00 h
Camp Nou : 71,932
Valdes 【6】 Juan Pablo
Alves 【7】 Sastre
Pique 【6】 Gregory
Puyol 【6】 Botia
Maxwell 【6】 Canella
Busquets 【5】 Michel
Xavi 【7】 Diego Camacho
Keita 【7】 De las Cuevas
Pedro 【6】 Rivera
Bojan 【7】 Diego Castro
Ibrahimovic 【5】 Barral
Cambios
Maxwell→ Abidal(57) 【5】 D. Camacho→ Bilic(57)
Bojan→ Jeffren(80) 【5】 Cuevas→ Maldonado(71)
Pique→ Fontas(84) 【5】 D. Castro→ Jose Angel(77)
Entrenadores
Pep Guardiola 【6】 Manolo Preciado
Tarjetas
  Barral (27)
  Rivera (70)
   
   
Arbitro
Ramirez Dominguez (andaluz) 【6】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0 Tarjetas Amarillas 2 1 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
7 11 18 Tiros a puerta 8 6 2
3 3 6 Ocasiones de Gol 2 1 1
5 4 9 Corners 7 2 5
3 0 3 Fueras de juegos 4 3 1
6 4 10 Faltas 12 5 7
72% 74% Posesion del Balon 26% 28%
Formacion
メッシは代表合流のために欠場。アンリも休みで、ペドロとボージャンが先発になっている。左ラテラルはマクスウェル。ピボッテはブスケだった。ブスケはしばしばセントラルの中央でカバー&パス出し。交代は最初のふたりは怪我によるもの。ひざ回り筋にダメージを受けたマクスウェルがアビダルと、太ももを傷めたボージャンがジェフレンと替わっている。最後はピケに替えてフォンタス。プジョルが右へ移動した。
Titular Final
先発 終了時
Goles
Bojan (18)  
Keita (42)  
Ibrahimovic (82)  
   
   
Reporte

 

内容はもうひとつながら、勝利できたこと(しかも3点取れた)ので満足のいく開幕戦だった。

この試合、ペップはメンバーのやり繰りに苦労していた。マルケスとイニエスタは復帰までもう少しであり、金曜にモナコで悪コンディションでの延長戦を戦ったことにより、主力には疲労が残されている。メッシは代表に合流して不在。トゥレとアンリを休ませたので、ボージャンにペドロ、ブスケ、マクスウェルら、フルメンバーならベンチかなという選手たちが先発に名を連ねた。

ゲームは最初からバルサが圧倒的にボールを支配するが(7割強)、どうも身体が重そうでボールのリズムも良くはない。スポルティングは前半は特に自陣に引いて守備固め。当然スペースはなく、期待されたポストマン・イブラも卓越したキープ力は見せるものの、脅威とはなれなかった。

最初の得点機はスポルティング。10分、左サイドを起点にボールを回され、ヒヤッとするシュートを打たれている。この日は守備も不安定な場面が多かった。

しかし先制点はバルサだった。18分、チャビの左コーナーをニアのケイタが頭ですらし、ファーのボージャンが同じく頭で押し込む。おそらくは、何度も練習していたプレー。戦術的にゴールが奪えると、とても助かる。

均衡が破れた後も、ゲームの流れは大きくは変わらなかった。バルサが支配し、ヒホンが守る。全体に重いバルサの中で、目立っていたのはボージャンとケイタだ。ここ数試合のケイタはとても生き生きとしていて、この日もさらなる活躍をみせる。42分、チャビの変則的コーナーを受けたアルベスからのセンタリングを、今度は自らズドンとヘッドでネットに突き刺したのだ。本日の空中王はケイタで決まり。

ちなみにこのケイタ弾で、プレシーズンから続くカンテラ選手得点連鎖(19)に終止符。ボージャンの先制点が、最後となった。

 

後半も変わらず、バルサがボールを回し続けた。支配率はやはり7割強。しかし決定的なチャンスはなかなかに訪れない。モナコの英雄ペドロも、この日は別人のように大人しい。ボールを受けるのはエリアから離れた位置で、縦への切れ込みやスペースへの飛び出しも見られない。若いとはいえ、さすがに疲れには勝てないか。

バルサにとっての不幸は、マクスウェルとボージャンが負傷による交代となったことだ。特に前線で一番光っていたボージャンの怪我は、チームにとって痛い。軽傷であることをただ祈るのみ。適応期間中のマクスウェルも同様だ。

せっかくの地元開幕戦をフィエスタにしたい観客たちの望みは、出来ればズラタンゴールが見たいというものだった。この日のイブラは、まだ周りとの連携がぎこちなかった。メッシとは見られたようなつながりも、今回はなし。まだまだバルサ流を模索中のクラックだ。

しかし82分、彼は抜きん出た反応でファンを沸かせることになる。こちらもコーナーからの一連のプレー。右のアルベスが上げたクロスは相手デフェンサの頭に当たってコースが変わるのだが、それでもイブラヒモビッチは長身をえいやと伸ばし、ダイビングヘッドでネットを揺らすのだった。もっとも気に病む移籍初ゴールを、開幕戦でゲット。これでズラタンもホッとしただろう。

こうして内容はともかく、バルサは大事な開幕戦を白星で飾った。主力を多く欠きながら、中二日で疲れを感じながら、押さえるポイントはしっかり押さえてヘディングで3点奪って勝ったのは、らしくはないが合格点。シーズンは始まったばかりだ。まずはいいスタートを切れたことを喜ぼう。