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Copa del Rey : 1/8 final ,Ida

偉大なるセビージャと微妙な判定。コパは厳しくなった。

 

FC Barcelona Sevilla
1

2

5 de Enero - Mar 22:00 h
Camp Nou : 48,167
Pinto 【5】 Palop
Alves 【5】 Konko
Chygrynskiy 【3】 Dragutinovic
Milito 【5】 Escude
Maxwell 【5】 Fernando Navarro
Marquez 【4】 Lolo
Thiago 【5】 Romaric
Iniesta 【6】 Perotti
Messi 【6】 Navas
Pedro 【5】 Capel
Bojan 【5】 Kone
Cambios
Pedro→ Ibrahimovic 【6】(46) Navas→ Renato(46)
Milito→ Busquets 【5】(66) Kone→ Negredo(69)
Thiago→ Xavi 【6】(70) Lolo→ Duscher(82)
Entrenadores
Pep Guardiola 【5】 Manolo Jimenez
Tarjetas
Thiago () Escude (42)
Marquez (45) F. Navarro (53)
Milito(52) Lolo (65)
Chygrynskiy (74) Palop ()
Bojan (80)  
Maxwell (83)  
Arbitro
Perez Burrull (cantabro) 【1】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
      Tarjetas Amarillas      
      Tarjetas Rojas      
      Tiros a puerta      
      Ocasiones de Gol      
      Corners      
      Fueras de juegos      
      Faltas      
% % Posesion del Balon % %
Formacion
新鮮な編成。セントラルはチグリンスキーとミリート。元帥は616日ぶりの公式戦先発出場。中盤のマルケス起用も久しぶり。チャビをベンチに置き、チアゴを先発させている(公式戦初)。最初の交代はボージャンに替えてのイブラヒモビッチ。ボージャンがサイドに回った模様。続いて、ミリートをお役御免でブスケツ登場。マルケスがセントラルに移動したか。最後はチアゴに替えてチャビ投入。
Titular Final
先発 終了時
Goles
  Capel (60)
Ibrahimovic (73)  
  Negredo (75pk)
   
   
Reporte

 

レジェス・デ・マゴスのプレゼントは届かなかった。魔法の夜を期待したカンプノウのファンを待っていたのは、ベストメンバーには遠いながらも見事バルサ対策に成功した偉大なるセビージャと、ペレス・ブルール主審による数え切れないほどのミスジャッジ、そしてバルサの2010年初敗北だった。

雨もぱらぱらと降る寒い冬の夜。クレはまず、ペップからの嬉しいサプライズでゲームを迎える。ガビ・ミリートの公式戦先発復帰である。スタジアムは彼の名前を何度も呼び、祝福を伝えている。元帥のプレーはリズム不足は否めないものの、十分合格点。“冬の補強”としてこれは、実にありがたい。

この日、ペップはいわゆる重鎮たちの多くを先発から外している。先発起用された主力は、アルベス、イニエスタ、メッシの3人だけとなり、残るは実験色の強いメンバーだ。ミリートが復帰したことにより、マルケスの中盤起用も。だがしかし、ペップの賭けが常に上手くいくわけではない。今回の彼のチームは機能しなかった。後の会見にて、ミスターは選手起用を誤ったと認めている。

バルサを止めるため、セビージャはタフでハードなプレーを選択していた。これをペレス・ブルールの寛大さが助長。機能しないチームに奮闘するメッシはその標的となり、主審はカード対象となるべきファールを見逃した。前半のセビージャはほぼバルサ封じに専念。ピントを脅かしたのは45分でロマリッチのフリーキック1本だけだった。

一方のバルサは上手くいかないながらもボールは支配し、何度かそれなりのチャンスを作り出してはいる。9分のメッシのスラロームからのシュートや、アルベスのフリーキックなどは運があれば決まっていたかもしれない。22分の角度のないメッシのシュートも然り。

 

後半開始から、試合を決めるべくペップはイブラヒモビッチを投入している。しかし残念なことに、まず試合のバランスを崩したのはペレス・ブルールだった。59分、ズラタンへの怪しいペナルティ的押し倒しファールが見逃され、なんでやねん!というムードにあった直後の60分、まんまとカペルに先制点を奪われるのだ。左サイドをペロッティにえぐられた末、エリア内でのこぼれ球をフリーで沈められての失点だった。各守備陣のマークも甘かった。

さらに70分、カンプノウはありえない光景を目にすることとなる。存在しないファールがあったとして、主審はボージャンによるゴールを無効とするのである。なんてこった、ありえない。無効といえば88分、アルベスのゴールもまたオフサイド判定によってノーカウントになっている。

ただ、ブルールといえども73分のイブラヒモビッチのゴールは取り消すことは出来なかった。自陣エリア前からのマルケスの絶妙なるロングボールにズラタンが抜け出し、飛び出してきたGKパロップをかわしてエリア右端から技ありミドルシュートをねじ込んで見せたクラック。これはお見事!鬱憤の溜まっていたスタンドは喜びを爆発させる。

しかしそんなムードも長くは続かなかった。時間にして、1分少々か。74分、チグリンスキーのカペルへの寄せ+掴みがファールと見なされ、ペナルティが宣告されたのだ。カペルは上手に倒れているが、非常に疑わしい判定。掴んだのがファールなら、少なくともエリア外のファールとなる。そしてネグレドがきっちりとこのペナルティを決め、セビージャが1-2とした。

ゲームはそのままのスコアで終了。普通に考えて、バルサのコパ1/4進出は厳しくなったといえる。セビージャの頑張りはなかなかだったが、審判がアレだけに後味非常に悪し。