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Liga de Campeones : Jornada 1

土曜日の試合はなんだったのか?というゴレアーダ。

 

FC Barcelona Panathinaikos
5

1

14 de Septiembre - Mar 20:45 h
Camp Nou : 69,738
Valdes 【6】 Tzorvas
Alves 【7】 Marinos
Pique 【7】 Kante
Puyol 【7】 Boumsong
Abidal 【6】 Vyntra
Busquets 【7】 Gilberto Silva
Xavi 【8】 Simao
Iniesta 【7】 Govou
Messi 【9】 Katsouranis
Pedro 【7】 Leto
Villa 【7】 Cisse
Cambios
Villa→ Bojan (69) 【6】 Katsouranis→ Karagounis(64)
Pique→ Milito (75) 【6】 Govou→ Luis Garcia(70)
Xavi→ Mascherano (77) 【6】 Leto→ Ninis(80)
Entrenadores
Pep Guardiola 【7】 Nikos Nioplias
Tarjetas
  Karagounis (84)
   
   
   
Arbitro
Nicola Rizzoli (italiano)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0 Tarjetas Amarillas 1 1 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
13 7 20 Tiros a puerta 1 0 1
6 5 11 Ocasiones de Gol 1 0 1
3 1 4 Corners 0 0 0
2 1 3 Fueras de juegos 1 0 1
4 5 9 Faltas 17 9 6
75% 74% Posesion del Balon 26% 25%
Formacion
世界王者8人勢ぞろい先発。現時点でのベストメンバーといえる。前線の3人は、流動的にポジション交換。ビジャは左のことも多かった。最初の交代はビジャに替えてボージャン。ふたりめはアタマ包帯のピケを休ませ、ミリート投入。最後はチャビに替えてマスチェラーノで、ブスケツが前に移動した。
Titular Final
先発 終了時
Goles
  Govou (20)
Messi (21)  
Villa (32)  
Messi (45)  
Pedro (77)  
Alves (93)  
Reporte

チャンピオンズ開幕とともに、グレートなバルサも帰ってきた。立ちふさがるものはすべてなぎ倒すがごとき、破壊力満点のバルサ甦る。週末のエルクレス戦はなんだったんだろう?と思わせる快勝。ちょっとでも不安になったのがアホらしくすら思えてくる。

世界チャンピオン8人を起用し、最強メンバーを組んだバルサは序盤からパナシナイコスを圧倒した。エルクレス戦の黒星をくよくよと悩む様子は微塵もなく、青エンジの波は次から次へとギリシャ王者陣内へと打ち寄せた。心地よさげにピッチを回るボールを、パナシナイコスはただ眺めることしか出来ない。よくぞ序盤のバルサの攻勢を彼らは耐えしのいだものだ。

だがフットボルの女神は多少ひねくれたところもある。先制は20分、パナシナイコスだった。ポルテーロからのゴールキックをシセがお見事極まるヒールパスで落とし、ラインを突破したゴブーがズバッと突き刺して0-1。この時ばかりは正直、ちょっぴりエルクレス戦の悪夢がちらほらと脳裏をちらついた。

週末と大きく異なったのは、この日のバルサがリアクションにわずか1分しか要しなかった点だ。チャビのピッチ中央付近からの長い浮き球スルーパスにメッシが抜け出し、立ちはだかるポルテーロもものともせずに軽いタッチのシュートで押し込んだのだ。なんだろう、このひらりとかわす感じは。

さらにその10分後、今度はチャビの右コーナーキックをブスケツが頭で逸らし、逆サイドのビジャが待ってましたと無人のゴールに追加点。これでこの試合の進路は決まった。

逆転に成功し、物事が本来の姿に戻ったとなれば、あとはお楽しみタイムとなる。そして変態的プレーで世界中の度肝を抜いたのが、やはりこの人メッシだった。エリア正面でアルベスからボールを受けると、チャビと壁パス、次はペドロと壁パスと、パナシナイコス守備陣の密集地帯を中央突破。最後はツォルバスの砦もぶち破り、またひとつレオは語り継がれるゴールを生み出した。

 

後半開始間もない53分、メッシはペナルティキックに失敗するのだが、この試合ではそれは特別重要でもなんでもない。ハーフタイム後も、ゲームはバルサが完全に支配した。90分を通じてパナシナイコスが放ったシュートは、先制点となった最初の1本のみ。元々彼らに攻め気がなかったにせよ、それでもたまに訪れた守備機会で集中を失うことなく、危なげなくボールを奪取したバルサの守りは素晴らしいものだった。

前半で3-1にしたことで、後半のバルサのプレーは若干ペースダウンしていた。だがそれでも追加点を決めてしまうのがペップチームのエグいところだ。77分、途中出場のボージャンからのスルーパスを受け、メッシがエリア内に切れ込む。そして角度のないところから放たれたシュートはまず右ポスト、続いて左ポストにバウンドし、最後は正面のペドロがごちそうさまでしたでゴール。ペドロはこの試合も、右へ左へと非常に精力的だった。頑張れば、いいご褒美はやってくる。

それだけではない。このプレーで試合も終了しようかというロスタイムの93分、メッシから浮き球パスを受けエリア中央を突破したダニ・アルベスが、ビューティフルな頭でのバセリーナを決めてしまって5-1。このプレーは、ワンツーの形をとっている。いわば勝敗には無関係のゴール。しかしここで5点目を奪いにいくのがバルサなのだ。

さあ、エルクレス戦が落とした黒い影はさっさと払拭できた。次はバルサが大の苦手としている、ビセンテ・カルデロンでのアトレチコ戦だ。好調コルチョネロとはいえども、この出来ならばさくっと勝てそうな雰囲気。ファンとは現金なものである。バモス!