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Liga Española : Jornada 15


"レアル戦"2つ連続マニータ。もうどうにも止まらない。

FC Barcelona Real Sociedad
5

0

12 de Diciembre - Dom 21:00 h
Camp Nou
Valdes 【6】 Bravo

Alves 【8】

C. Martinez
Puyol 【7】 Ansotegi
Abidal 【7】 M. Gonzalez
Maxwell 【7】 De la Bella
Mascherano 【7】 Rivas
Xavi 【7】 Elustondo
Iniesta 【8】 X. Prieto
Messi 【9】 Aranburu
Pedro 【8】 Griezmann
Villa 【7】 J. Llorente
Cambios
Mascherano→ Busquets (51) 【6】 Aranburu→ Zurutuza(55)
Pedro→ Bojan (60) 【7】 J. Llorente→ Tamudo (68)
Xavi→ Keita (67) 【6】 X. Prieto→ Sarpong (80)
Entrenadores
Pep Guardiola 【7】 Martin Lasarte
Tarjetas
Mascherano (6)  
   
   
Arbitro
Fernandez Borbalan (andaluz) 【7】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 0 0 Tarjetas Amarillas 0 0 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
10 8 18 Tiros a puerta 2 1 1
5 4 9 Ocasiones de Gol 0 0 0
6 5 11 Corners 2 0 2
1 0 1 Fueras de juegos 4 2 2
4 4 8 Faltas 11 5 6
70% 71% Posesion del Balon 29% 30%
Formacion
カード4枚のピケはデルビーに向けて温存。プジョルの相棒はアビダルが務めた。左ラテラルはマクスウェル。ピボッテにはマスチェラーノが入った。インテリオールより前は、いつもの最強クインテット。最初の交代は、マスチェに替えてブスケツ。ふたりめは、ペドロを休ませてボージャン登場。最後はチャビに替えてケイタ。いずれも同じポジションでの交代。
Titular Final
先発 終了時
Goles
Villa (8)  
Iniesta (32)  
Messi (46)  
Messi (86)  
Bojan (90)  
Reporte

機能しまくるチーム、ぼんぼん入るゴール。大ゴレアーダが普通になった感のあるバルサ。マニータもこれで早くも今季5回目である。

先発メンバーは若干、次節のペリコ戦を意識したものと感じられた。カード累積4枚のピケではなくアビダルをセンターに配置し、ピボッテもブスケツではなくマスチェラーノだったからである。バルサのパスワークに重要な役割を担う2人の不在。だがそんなものも、今のこのチームには関係なかった。

バルサは序盤、レアル・ソシエダの勇敢かつ大胆ともいえる戦術に苦労することになる。後の事など気にするか、とばかりに前に出てくるラ・レアル。バルサは思うようにボールを展開させることができなかった。だがそういった苦労も5分にビジャが最初のシュートを放ち、8分にネットを揺らすまでのことだった。チャビからボールを受けたメッシが、一気にスピードを上げるスルーパスをエリア内へと送り込む。ペドロが抜け出し、右から致命的なボールを供給。あとは中央のビジャが難なく合わせるだけだった。

このバルサにリードを奪われながらも、勇敢にプレスをかけようとしたレアル・ソシエダを称えたい。しかし残念ながら、フットボルマシーンと化している今のペップチームを、彼らが止めることは出来なかった。するりとマークを外し、しれっとパスを通し、ここはと思えばドリブルを仕掛け、中央からもサイドからもがんがんエリア内を脅かすバルサ。今の彼らに、決定機をひとつ逃すことなど大した問題ではない。次はすぐ後にやってくるのだ。

追加点は32分だった。ボールをこれでもかとつなぎまくった結果、最後はアルベス、イニエスタ、ペドロときて再びイニエスタ!勝負どころと見るや、ズバッとエリア内へ突入するドン・アンドレスもさすがなら、ヒールで美しく落とすペドロもさすが。もちろん、ニアに突き刺した最後のシュートもお見事だ。

 

だがこのゲームでは、さらに強烈なゴールが用意されていた。ハーフタイム直後の46分。右からこのプレーを開始したメッシが、アルベスと実に4度もの壁パス交換を行い、するりするりとレアル・ソシエダの防御網を突破。ピン・ポン・パン!でシュートを沈めてしまうのである。たった2人で網を破られては、もうどうしようもあるまい。

3-0となり、勝負はもはや完全に決した。前半に走ったことで体力を消耗していたことに加え、後半いきなりゴラッソをぶち込まれては、若いラ・レアルに反撃を仕掛ける元気はない。バルサは気を抜くではなくギアを落とし、ボールをコントロールしつつも、隙あれば追加点を入れますよモードへとシフトしていた。この試合、レアル・ソシエダのシュートは前後半それぞれに1本ずつ。チャンスと呼べるものは、1つとして作り出していない。

77分にポスト直撃弾でスタジアムを沸かせたメッシが、尻すぼみになっていたゲームに活気をもたらしたのが86分である。ゲームは終盤、これといった見所もなくなり、観客はタムードへのブーイングに精を出している状況だった。そこへきてレオが、実にレオ的なゴールを叩き込む。エリア右からドリブルを開始したメッシはそのまま、ラ・レアルのデフェンサを引きずりながら左へと移動していき、最後は頃合いを見計らって右ポスト脇へズバッとゴーーール。なんなんでしょう、この人は。本当に。

だが、フィエスタはこれでは終わらなかった。ケーキに最後のイチゴを乗っけたのは、途中出場でゴールに燃えるボージャンだ。相手陣内でボールをカットすると、そのまま勢いよくドリブル開始。最初に放ったシュートはGKブラボに弾かれるのだが、こぼれ球を拾った9番が2度目をしくじることはなかった。思い切り良く放たれたシュートが、実に清々しいゴールだった。

ということで、レアル・マドリー戦に続いてレアル・ソシエダ戦も、カンプノウはマニータ達成に沸くことになった。次はコルネージャで7戦全勝と"恐怖"のエスパニョール戦だが、この調子での気持ちよい勝利を期待したい。