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Liga Española : Jornada 16


またもマニータ。要塞コルネージャ陥落!

 

Espanyol FC Barcelona
1

5

18 de Diciembre - Sab 20:00 h
Cornella-El Prat : 40,010
Goles
  Pedro (18)
  Xavi (30)
  Pedro (60)
Osvaldo (62)  
  Villa (75)
  Villa (84)
Titular
Kameni 【7】 Valdes
Forlin 【7】 Alves
Victor Ruiz 【7】 Puyol
Chica 【7】 Pique
Didac 【7】 Abidal
Baena 【7】 Busquets
Javi Marquez 【8】 Xavi
Verdu 【8】 Iniesta
Callejon 【9】 Messi
Osvaldo 【9】 Pedro
Luis Garcia 【8】 Villa
Cambios
Luis Garcia→ Datolo (62) Busquets→【6】 Mascherano (79)
Chica→ Jordi Amat (64) Iniesta→【6】 Keita (86)
Didac→ David Garcia (81) Pedro→【6】 Bojan (89)
Entrenadores
Mauricio Pochettino 【7】 Pep Guardiola
Tarjetas
Kameni (31) Busquets (26)
Baena (36) Pique (54)
Osvaldo (37) Alves (70)
Javi Marquez (41)  
Victor Ruiz (68)  
Arbitro
Undiano Mallenco (navarro) 【7】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
4 1 5 Tarjetas Amarillas 3 2 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
3 3 6 Tiros a puerta 18 9 9
1 2 3 Ocasiones de Gol 11 6 5
2 0 2 Corners 6 3 3
4 1 5 Fueras de juegos 8 5 3
12 8 20 Faltas 15 8 7
41% 39% Posesion del Balon 61% 59%
Formacion
クラシコと全く同じガチ先発メンバー。ただし今回はプジョルが右で、ピケが左。途中、ペドロは右へ左へと移動している。最初の交代はブスケツからマスチェラーノ。残る2人はゲーム終盤で、イニエスタとペドロが下がり、ケイタとボージャンが入っている。
Titular Final
先発 終了時
Goles
  Pedro (18)
  Xavi (30)
  Pedro (60)
Osvaldo (62)  
  Villa (75)
  Villa (84)
Reporte

二回目の訪問にして、コルネージャ初勝利。しかもどえらい結果で。ペリコのカサでバルサが5点を挙げたのは、これが史上初らしい。

カサで最強のチームと、フエラで最強チームの激突となった今回のデルビー・バルセロネス。接戦が予想されたが、ふたを開けてみると最強のフエラ矛がエスパニョールの盾を木っ端微塵んこに砕いてしまった。このバルサ、どこまでファンの期待を上回っていくのか。

コルネージャのファンに後押しされたエスパニョールは、バルサのフットボルを抑えるべく前向きな方法論できた。ラインを高く上げ、前線からのプレスによってバルサを圧殺する作戦。これにバルサは、しばしボールを回せずにいた。しかしバルサの圧力とパス回しをかいくぐれるチームはそうは存在しない。ペップチームは徐々に、ペリコの網をくぐり抜けていった。

ラインを高く保ったエスパニョールだが、後方でのパスには危なっかしさがあった。甘いパスを狙い、奪っては決定機を作るメッシとアルベス。そして18分、カウンターから先制ゴールが生まれる。ブスケツからのロングパスがペドロへと送られ、1度メッシに落としてから絶妙のスルーパス返し。ペドロが抜け出し、カメニとの1対1にきっちりと勝利した(0-1)。

早い時間帯にリードを得たことで、バルサは自信をもってパスを展開していく。そして相手の反撃の芽を潰すため、更なるゴールを狙った。ハーフタイムまでに相手を消沈させる。その目標が達成されたのは30分だ。1点目と同じくカウンターによるゴールだが、こちらは合計で5人の選手が絡んでいてバルサ的。最後は角度のない位置からチャビがダイレクトに叩き込んだ(0-2)。

試合のポイントになったのは、35分のバルデスのパラドンだ。速攻からカジェホンが抜け出し、バルデスと1対1の場面を作り出す。大方失点を覚悟するパターンだが、守護神の右手はそのシュートを弾き出した。素晴らしき哉、我らが門番。

 

後半もゲームはバルサが主導権を握って進行していく。前半よりはやや抑え目に、前に出てこざるを得ないエスパニョールの裏を狙う作戦をバルサは採っていた。3点目が訪れたのは60分のことだ。メッシがドリブルで持ち上がり、中央へ切れ込む得意の形から地を這うミドルシュート。これをカメニが弾き、しっかりと詰めていたペドロが押し込んだ(0-3)。

勝負は決まったかに思えたが、ここで盛り上がりタイムが訪れる。62分、好調オスバルドにライン裏へと抜け出され、プジョルの猛追も及ばず、ついにネットを揺らされてしまうのである。1-3。バルサ優位の図式に変わりはなかったが、少々バルサ選手たちはこれに影響を受けた。若干ながら、ドタバタとしたゲームになるのである。このあたり、ペリコにも追加点のチャンスはあった。

しかしその後、ピケの豪快な天井シュートなども挿みつつ、ビジャのフィエスタ締めくくりタイムがやってくる。75分、84分と、よく似た形でビジャがネットを揺らすのだ。いずれもエスパニョールの最終ライン後ろの広大なスペースがターゲット。ここへビジャがするっと抜け出し、最初はメッシ、続いてはイニエスタからのスルーパスを受けてシュートを沈めるという図式だ。ビジャはこの手のシュートが本当に決まるようになった。ポストを毎回叩いていたあの頃は、もう遠い昔だ。

これにてまたまた、マニータ完成。マドリー、レアル・ソシエダ、そしてエスパニョール。3週間で3度もマニータとは、なんとも豪勢な話である。さらなる大量点(6点目は通称"セット")も十分に実現していたところだったが、今回は"惜しくも5点どまり"。いや〜、こんなに毎週末ファンを楽しませ、驚かせてくれるとは、なんて素晴らしいチームだろうか。強すぎるのが怖い、なんて言ったらよそから怒られそうだ。

16試合で43ポイント獲得、リーガ10連勝、フエラ開幕8連勝・・・えぐいです。えぐすぎます皆さん。どこまで伸びていくのか、この連勝街道。止まる要素が見つからない、とすら思えてくる今日この頃。

また、この試合の86分、イニエスタの交代時のスタンディングオベーション&イニエスタコールは素晴らしかった。ペリコからこんな扱いを受けるバルサ選手は、後にも先にもドンくらいだろう。人柄もクラックである彼への最大級の賛辞だ。