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Liga Española : Jornada 27


アーセナル戦を気にしつつも、堅実に勝利。ケイタよくやった。


FC Barcelona Zaragoza
1

0

5 de Marzo - Sab 20:00 h
Camp Nou : 78,965
Goles
Keita (43)  
Titular
Valdes 【7】 Doblas

Alves 【6】

Diogo
Pique 【5】 Jarosik
Milito 【5】 Da Silva
Maxwell 【5】 Lanzaro
Mascherano 【8】 Obradovic
Xavi 【6】 Pinter
Keita 【7】 N'Daw
Messi 【6】 Ander Herrera
Pedro 【6】 Bertolo
Bojan 【5】 Sinama-Pongolle
Cambios
Bojan→ Villa (65) 【6】 Bertolo→ Uche (50)
Maxwell→ Abidal (75) 【6】 Pinter→ Edmilson (55)
Pedro→ Iniesta (86) 【5】 A. Herrera→ Jorge Lopez (71)
Entrenadores
Pep Guardiola 【6】 Javier Aguirre
Tarjetas
Milito (57) Lanzaro (92)
Arbitro
Fernaondo Teixeira Vitienes (cantabro) 【5】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 1 1 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
10 10 20 Tiros a puerta 3 3 0
4 5 9 Ocasiones de Gol 2 2 0
7 6 13 Corners 2 1 1
1 3 4 Fueras de juegos 2 2 0
5 4 9 Faltas 12 8 4
77% 75% Posesion del Balon 25% 23%
Formacion
ペップにしては珍しく、アーセナル戦に向けてローテーション採用。アビダル、ブスケツ、イニエスタ、ビジャらをベンチに置いた。プジョルはまだプレー許可下りず。最初の交代はボージャンからビジャ。ペドロが左方面へと移動している。ふたりめは、足首にダメージのマクスウェルからアビダル。やや3バック気味かな、という形になる。最後は、ペドロを下げてイニエスタ投入。ビジャとメッシの2トップ風になっていた。
Titular Final
先発 終了時
Goles
Keita (43)  
Reporte

サラゴサ戦には何故だか強いケイタが、今年も英雄になった試合。チームとしての出来はそこそこながら、しっかりと勝点3を確保したことが大きい。

椎間板ヘルニアによって入院生活を送っているペップだが、この日は病院から出勤してチームの指揮を執った。ボスのこの頑張りには、選手たちも心強かったことだろう。

さてそのペップ、アーセナル戦直前の今回は、分かりやすくローテーションを導入している。アビダル、ブスケツ、イニエスタ(今季リーガでは初の先発外)、ビジャらをベンチに置き、ミリート、ケイタ、ボージャンらに久々の先発機会を与えたのだ。

だからというわけでもないのだが、ゲームはバルサにとって難しい展開となった。選手たちが無気力フットボルをやったわけではなく、サラゴサの引きこもり戦術、ならびにGKドブラスの狂い咲きによって、ことごとくシュートを跳ね返されたのがその主たる理由である。たまに出くわすことになる、控えポルテーロが大当たりしてしまうゲームだ。ドブラスの活躍がなければ、普通にマニータになっていてもおかしくはなかった。

バルサは8分にベルトロに危ない場面を作られはしたものの(ミリートが抜かれ、ピケが際どくカバー)、その後はほぼゲームを支配していた。ただし最初の決定機は19分のペドロのミドルシュートで、その後ボージャンが2度、メッシが1度、そして36分と40分には、マスチェとチャビによるミドルシュートでドブラスを脅かしている。再三のピンチを、好セーブによって凌いでいたサラゴサの守護神。そして0-0でハーフタイム入りかとも思われたところへ、現れたのがケイタである。

ケイタは29分にも、得意のヘディングでネットを揺らしていた。だが主審はこれをオフサイドだと考え、無効の判定。マドリ系メディアも疑惑のジャッジとするほど、際どいタイミングだった。しかしケイタは43分、ならばこれでどうだ、とばかりに今度こそ先制のゴールを決める。メッシがドリブルで右サイドを切り裂き、中央へ送り込んだボールを、右足でずばっと蹴り込んだのである。本当にこの人、サラゴサキラーである。昨年はハットトリックを決め、今年もオフサイドを含めれば2発だ。

 

後半の流れも、前半とよく似たものとなった。序盤のうちにサラゴサがバルサゴールへと迫り、クレをちょっとばかりヒヤッとさせるのだ。50分、カウンターからベルトロがピケをかわし、あわやのシュートはわずかにポスト右。バルサとしては、これは助かった。

その後は、バルサが再びボール支配を取り戻す。だが、ここで立ちはだかるのがまたもドブラスだ。56分のピケのヘディング弾、63分のボージャンのクロスシュート、70分のビジャ(直前に途中出場)の抜け出しからのシュートなど、いずれもゴール性のシュートをことごとくセーブ。この試合でのドブラスのシュートストップは、10本を超えている。

一方、我らの守護神もまた、チームを救っているのを忘れてはならない。バルサは61分、1本のロングボールからシナマ・ポンゴレにライン裏へと抜け出され、絶体絶命の場面を作られる。だが完璧なタイミングで飛び出したバルデスが、スライディング一閃でこれをクリア!さすがである。これがバルサのビクトル・バルデスだ。

これらを除けば、バルサはサラゴサにオプションを与えることなく、きっちりと試合をまとめている。快勝とはいかなかったが、3ポイントをポケットに収めたことの意味は大きい。アーセナルは同日、カサでの格下戦をスコアレスドローとし、怪しい雲行き。火曜日にはばっちりの体勢となったバルサが、昨年のごとく撃沈してくれることは間違いないだろう。バモス!!!ペップの腰も早く良くなれ!!!