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Liga de Campeones
1/4 final , Ida



運も味方し、久々のマニータ勝利。セミ進出はほぼ決定。


FC Barcelona Shakhtar Donetsk
5

1

4 de Abril - Mie 20:45 h
Camp Nou : 86,518
Goles
Iniesta (2)  
Alves (34)  
Pique (53)  
  Rakitskiy (60)
Keita (61)  
Xavi (86)  
Titular
Valdes 【8】 Pyatov

Alves 【8】

Srna
Busquets 【7】 Ishchenko
Pique 【7】 Rakitskiy
Adriano 【7】 Rat
Mascherano 【7】 Mkhitaryan
Xavi 【8】 Hubschman
Keita 【8】 Douglas
Messi 【7】 Jadson
Iniesta 【9】 Willian
Villa 【6】 Luiz Adriano
Cambios
Villa→ Pedro (70) 【6】 Jadson→ Fernandinho (70)
Adriano→ Maxwell (77) 【6】 Willian→ Alex Teixeira (75)
Iniesta→ Afellay (91) 【sc】 Hubschman→ Eduardo (83)
Entrenadores
Pep Guardiola 【8】 Mircea Lucescu
Tarjetas
Iniesta (59) Rat (51)
  Rakitskiy (66)
  Fernandinho (76)
Arbitro
Craig Thomson (escocia) 【7】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 3 3 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
8 9 17 Tiros a puerta 5 2 3
4 5 9 Ocasiones de Gol 4 2 2
2 2 4 Corners 3 2 1
0 3 3 Fueras de juegos 5 3 2
7 2 9 Faltas 20 9 11
65% 65% Posesion del Balon 35% 35%
Formacion
おおよそ予想どおりのメンバー。ピケのパートナーは今回もブスケツ。最初の交代はビジャから怪我明けのペドロ。同じく右サイドに入っている。ふたりめはアドリアーノから、こちらも怪我明けのマクスウェル。最後はロスタイム、殊勲のイニエスタからアフェライ。
Titular Final
先発 終了時
Goles
Iniesta (2)  
Alves (34)  
Pique (53)  
  Rakitskiy (60)
Keita (61)  
Xavi (86)  
Reporte

ものすごーーく圧勝だったわけではないが、終わってみれば5-1。運気はバルサに向いている。

前日の会見でペップが「シャクタールはスーパーチーム」と語ったように、試合はハラハラとした展開になった。最終スコアはバルサの圧勝だが、実際のチャンス数にそれほどの開きはない。特に序盤はピンチの連続。ハッピーエンドになった大きな要素として、運を忘れてはならない。

このゲームで主役となったのは、先日めでたく父ちゃんになったアンドレス・イニエスタだ。試合を通して変態プレーを連発したドンだが、まずは2分、メッシからの縦パスが相手DFに当たって彼の足元に収まり、ラインを抜け出したあとは、GKピアトフの動きをよく見てニア側に正確なパスのようなシュートを流し込んで先制。いきなりのゴールでチームに落ち着きをもたらした。

ただそれはバルサに安心感を与えすぎてしまったようで、不用意なパスをカットされ、ピンチを招く場面が序盤に3度ほどあった。9分と12分にはスピードあるルイス・アドリアーノに2度ほどラインを突破され、13分にはウィリアンにも無人状態となったゴールへのシュートを許しているバルサ。よくもまあ失点しなかったものだが、バルデスが好仕事をし、さらには運がこちらに味方したことが、冷や汗だけで済んだ大きな理由だ。ちなみに不用意なパスで2度ピンチを招いたのはアルベス!

鋭いカウンターを持つチームを相手に、プジョルとアビダルの不在はさすがに厳しいと感じられたのだが、その後チームはどうにか守備を修正し、シャフタールゴールへと迫っていく。18分、メッシのバセリーナは惜しくもピアトフにキャッチされたが、このあたりからはバルサの攻撃がウクライナチームを圧倒。33分には最終ライン裏とGK前に生まれたスペースにイニエスタが浮き球パスを送り込み、オフサイドをかいくぐったアルベスがこれをねじ込んで2-0。守備面でのポカの借りを返すとともに、変なダンスで観客を喜ばせてみせた。

 

そして後半には、53分という好いタイミングで追加点がきまる。右からのコーナーキック、チャビのキックはシャクタールの意表を突くものだった。エリア中央にぽっかりと空いたスペースへとグラウンダーのボールを送り込まれると、走り込んだピケがノーマークでシュートを押し込んだのだ。このサインプレー、当日の朝に練習していたものらしい。それは気持ちよかろう。やるね!

だがその7分後、同じくセットプレーから、シャクタールは1点を返してみせる。右方面からのフリーキックに、ラキツキーがなんとヒザ?で合わせて3-1。カンプノウに嫌なムードが漂いかけるのだが、そのほんの直後、テレビではリプレイが表示されているような間に、今度はケイタが気持ちいいミサイルシュートを叩き込んですぐさま返答。そのお膳立てをしたのは、レオ・メッシだった。

これでスコアは4-1となり、バルサの勝利はまず揺るぎないものになるのだが、危なかったのは81分、ルイス・アドリアーノのシュートがポストを叩いた場面だ。これが決まっていれば、シャクタールにもまだ望みはあった。しかしブラジル人ストライカーはこの日、とことんツキに見放されていた模様。バルサにとってはありがたいことだ。

そして87分、最後はチャビがケーキにイチゴを乗せてマニータが完成する。マークをジグザグフェイントでかわしたアルベスが右サイドからボールを送り込み、中央のチャビが押し込んで5-1。準決勝進出を、更にまた一歩大きく引き寄せた。

前日にはベルナベウでマドリーが4-0で勝利しており、普通にいけば、世間とUEFAの期待する、1/2ファイナルでのユーロクラシコの実現となる。リーガ、コパ、チャンピオンズとクラシコ4発は少々胃に重たいが、せっかくの機会なので、マドリーから全部のタイトルを奪い取ってやりたい。去年のインテル戦も、すべてはその前ふりだったのだろう。