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Liga de Campeones
1/2 final , Ida



フットボルの勝利!メッシ!メッシ!!!

 

Real Madrid FC Barcelona
0

2

27 de Abril - Mie 20:45 h
Santiago Bernabeu
: 80,354
Goles
  Messi (76)
  Messi (87)
Titular
Casillas 【7】 Valdes
Arbeloa 【6】 Alves
Sergio Ramos 【7】 Mascherano
Albiol 【7】 Pique
Marcelo 【7】 Puyol
Pepe 【6】 Busquets
Xabi Alonso 【7】 Xavi
Lass Diarra 【7】 Keita
Ozil 【9】 Messi
Di Maria 【6】 Pedro
Cristiano Ronaldo 【6】 Villa
Cambios
Ozil→ Adebayor (46) Pedro→【7】 Afellay (71)
  Villa→【sc】 Sergi Roberto (90)
   
Entrenadores
Jose Mourinho 【8】 Pep Guardiola
Tarjetas
Arbeloa (40) Alves (44)
S. Ramos (53) Pinto (45+2TR)
Pepe (61TR) Mascherano (57)
Mourinho (61TR)  
Adebayor (83)  
Arbitro
Wolfgang Stark (alemania) 【6】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 2 3 Tarjetas Amarillas 2 1 1
0 2 2 Tarjetas Rojas 1 0 1
3 4 7 Tiros a puerta 10 5 5
1 0 1 Ocasiones de Gol 6 4 2
1 0 1 Corners 1 0 1
2 1 3 Fueras de juegos 1 1 0
6 12 18 Faltas 22 14 8
29% 28% Posesion del Balon 72% 71%
Formacion
イニエスタが直前で離脱。左ラテラル本職全滅で、登板したのはプジョル。インテリオールにはケイタが入った。前半はビジャ右、ペドロ左。後半になると、ペドロとビジャはポジション交換。最初の交代はヒザ付近を踏まれたペドロがお役御免となり、アフェライ登場。ふたりめで最後の交代は、ビジャに替えて、びっくりのセルジ・ロベルト。たぶんCL初出場。
Titular Final
先発 終了時
Goles
  Messi (76)
  Messi (87)
Reporte

場外戦に一生懸命のチームに、ピッチでバルサが違いを見せた。そういう試合。

クアトロクラシコの3発目となった今回、不快に場を熱くしたのは白組のポルトガル人監督だった。得意の会見室パフォーマンスによって、グアルディオラを愚弄。このような挑発を受け、選手たちが黙っているはずはない。だがバルサが語るのはマイクの前ではない。グラウンド上でのプレーが、その挑発者への返答だ。

誰もが予想したとおり、モウリーニョは今回もまた守備を第一に置いてきた。クリスティアノが試合中に不快感を露わにするほどの、"守っていればなんとかなるさ戦術"。ベルナベウの観客前でフットボルを放棄しようと、彼にはそんなものどうってこともないのだ。

マドリーのアプローチを、バルサは十分承知済みだった。序盤は一気に畳み掛けるのではなく、ボールを丁寧に支配し、マドリーを鼻先でかわしていく。意識的にペースを落とした、180分を見据えてのプレーだ。バルサの7割をサクッと超えるボール支配率が、モウマドリーの相変わらずさを示している。

前半は、双方共にチャンスはさほど訪れてはいない。バルサの好機は10分のビジャによるメッシスタイルのシュートと、24分のメッシとのコンビネーションによるチャビのシュート。後者は聖カシージャスの好守により、ゴールには至らなかった。

一方でマドリーはセットプレーでしかチャンスらしいものを作ることもできなかったが、CR7のフリーキックはいずれも外れ。前半終了間際に放たれたクリスティアノのミドルはなかなかだったが、こちらは聖バルデスが手堅いセーブで弾き落としている。

そして、事件はロッカールームへと選手たちが引き上げる際に勃発。両陣営が揉みくちゃになり、なにやらカッカしたピントが一発ロハで退場処分となっている。

 

後半に入ると、モウリーニョはオジルに代えてアデバヨールをピッチに送り込んでいく。前線の起点としたかったのだろうが、お生憎なことにこの世界最優秀監督の修正は、マドリーにこれといったプラスはもたらさなかった。むしろ彼らのプレーはしょっぱくなり、そしてラフさを増していた。そうなっていけば、次にどういうことになるかは自ずと見えてくる。

53分にセルヒオ・ラモス紳士が十八番のファールでカードを受けると(次戦出場停止)、61分にはぺぺが性懲りもなく足裏を見せてアルベスを削り、一発退場。スターク主審は副審との話し合いの後、ポルトガル人監督へもまたグラウンドからの退去を命じている。案の定マドリー陣営は試合後にぶつぶつと不平をこぼしているが、退場者発生を避けるための学習能力のなさは欧州随一といえる。答えは簡単。暴力プレーをやめればよい。例えばシャクタールのように、別のアプローチからバルサ攻略方を見出せばよい。

言うまでもなく、モウマドリーの要であるぺぺの退場はゲームを壊した。破壊王なき中盤でバルサはより自由にボールを回し、カシージャスへと迫っていく。67分に決定機を作った際、無邪気なマルセロにペドロがヒザ付近を踏まれ、70分に彼はベンチへと下がることになるのだが、そういった悪い知らせも良いほうに転ぶのがこの日のバルサだ。代わって登場したアフェライが右サイドをぶち抜き(さらばマルセロ)、グラウンダーのクロスに、ニアに飛び込んだメッシが合わせて0-1!チャマルティンの守護神も、さすがにこの股を抜くシュートはどうしようもなかった。

カウンターとセットプレーしか手立てのないマドリーが、その武器をきっちりと封じられてはもう勝ち目はない。バルサのボールをふらふらと追っては、ダメだこれ、といった仕草を見せるクリスティアノ。どうぞ残念な指揮官を恨むがよろし。

ダメージを受けるマドリーを、バルサはその後も攻め続けた。腐ってもマドリーというチームを攻略して決勝進出の可能性を高めるためには、とどめとなるゴールが必要。1点リードでは、何が起こるかは分からない。そしてバルサに超貴重な2点目をもたらし、バルセロニスタに"神様・仏様"と称えられることになるのが、我らがスーパークラック、レオ・メッシというわけだ。

もはや闘志を失ったクリスティアノの眼前で、あの悪魔のようなドリブルを炸裂させ、ひとり白組陣内へと切れ込んでいく10番。ここぞという瞬間にギアをトップに上げたレオを止める力はすでにマドリーには残されておらず、3人だか4人だかをぶち抜き、最後はカシージャスのどうしようもないところへ右足でボールを転がし、0-2としてしまうからエグイ。知ってはいたけど、なんてすごいんだ、あんたは!

こうしてカサでまたもや乱暴で残念なフットボルを展開したモウチームを、信念に基づいてわが道を求めたペップチームが撃破。静まり返るベルナベウ、空しく鳴り響くアラマドリーってのは、何度見ても清々しいものだ。そして次の90分も、しっかりと勝ってウェンブリーへと行こう!試合終了間際の、セルジ・ロベルトの投入ってのも気が利いていてグー。ペップは言う。「カンテラ出身選手12人と共にこの戦いへ挑めることを、誇りに思う」 ビスカ、バルサ!