Champions League
jornada 2

勝負の試合で快勝。嗚呼プジー(涙)

Benfica FC Barcelona
0 2
2 de Octubre - Mar 20:45 h
Estadio Da Luz
: 62,000
Goles
  Alexis (5)
  Cesc (54)
Titular
Artur 【7】 Valdes
Maxi Pereira 【6】 Alves
Jardel 【8】 Puyol
Garay 【7】 Mascherano
Melgarejo 【7】 Jordi Alba
Matic 【6】 Busquets
Enzo Perez 【7】 Xavi
Nico Gaitan 【7】 Cesc
Salvio 【7】 Messi
Bruno Cesar 【6】 Pedro
Lima 【8】 Alexis
Cambios
B. Cesar→ Carlos Martins (46) Cesc→【6】 Inista (71)
Enzo Perez→ Aimar (59) Puyol→【6】 Song (77)
Nico Gaitan→ Nolito (74) Pedro→【5】 Villa (81)
Entrenadores
Jorge Jesus 【7】 Tito Vilanova
Tarjetas
Bruno Cesar (37) Cesc (18)
Carlos Martins (84) Pedro (28)
Matic (85) Busquets (87TR)
Jardel (88)  
Arbitro
Cuneyt Cakir (turco) 【4】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 3 4 Tarjetas Amarillas 2 0 2
0 0 0 Tarjetas Rojas 1 1 0
7 4 11 Tiros a puerta 9 4 5
1 2 3 Ocasiones de Gol 6 3 3
2 6 8 Corners 4 1 3
0 0 0 Fueras de juegos 3 1 2
8 15 23 Faltas 13 6 7
30%   26% Posesion del Balon 74%   70%
Formacion

ピケ、チアゴが欠場。ビジャ、イニエスタ、アドリアーノ、ソング、セルジ・ロベルト、テージョがベンチスタート。クラシコを前に、鉄人プジョルが先発で復活を果たした。ソングがプジョルに代わった以外は、セビージャ戦と同じ顔ぶれ。

交代はいずれも終盤で、ひとりめはセスクから怪我明けのイニエスタ。ふたりめは悲しすぎる負傷交代。左肘を痛めたプジーが担架でピッチを去り、ソングが入った。最後はペドロからビジャ。アレクシスが右へと移動。その後ブスケツが不思議な赤紙を受け退場している。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Alexis (5)
  Cesc (54)
Reporte

グラン・カピタンの負傷が大きな影を落とすことになった快勝。ポジティブ要素も多かったこの試合だが、プジョルがあんな怪我をしては、明るい気持ちにはなれない。

2週間と少し前に伸ばした左ヒザの靭帯を驚異的な回復力・精神力で治し、週末へのクラシコへと間に合わせてしまったプジー。しかしゲームの77分、彼は残酷な形でピッチを後にする。勝負のほぼ決まっていた状況でのコーナーキックでも全力でヘッドを試み、バランスを崩して着地した際に左ヒジを痛めてしまったのだ。最初の診断結果は脱臼。ただそれだけであることを心より祈る。翌日の検査待ちだが、ハッキリしているのはクラシコには出場不可能ということだ。

ところでこの10月2日は、1999年にプジョルがバジャドリ戦でトップデビューを果たした日だという。なんという運命のイタズラ。

アレクシス輝く

さてそのプジョル先発でクレを驚かせた試合は、すばらしい展開で始まっている。この試合でもビジャを差し置いて先発起用されたアレクシスが、ついにネットを揺らしティト・ビラノバの信頼に応えたのだ。週末のセビージャ戦ではブレーキになっていたチレーノだが、この試合はとっても良い出来。左サイドでスペースを広げ、存在感を発揮すると、5分に先制ゴールも決めて見せた。アルバとの連係からメッシがエリア深くへと切れ込み、送り込んだ鋭いセンタリングを押し込んでのゴール。この今季初得点をきっかけにアレクシスが暴れ出してくれれば、バルサの攻撃はさらに抑えきれなくなっていく。

ベンフィカはこの夜の試合に、最初は守備的なプランを準備していた。しかしオフサイドトラップやプレッシングが中途半端で、バルサにいきなりリードを許すと、ここから彼らは反攻に転じてくる。バルサの守備にはまだ不安定な部分があり(不正確なパス、決まらないプレス)、試合開始直後にも一発危ないショートカウンターを浴びていたのだが、11分のピンチはさらに決定的だった。バルデスのパラドンがなければ、スコアはあっという間にイーブンになっていたことだろう。ティトチームのプレーに修正がかかるのは、20分を過ぎるあたりだった。

22分には左サイドのアレクシスから丁寧なボールが送り込まれ、中央のメッシが狙い澄ましたシュートを放つも、GKアルトゥールがセーブ。24分にはチャビからのロングボールにサンチェスが抜け出し(絶妙な胸トラップ)、1対1からシュートを打ったが、惜しくもボールはクロスバー上を越えている。

圧倒的支配、またもやセスク

ボールを圧倒的に支配し、ゲームもコントロールしていたバルサだったが、そこで勝負を終わらせなかったことで苦しんだ経験は過去に何度もある。後半のミッションは、再び早い時間帯に追加点を奪い、勝敗を決めてしまうことにあった。

そしてティトチームはそれにバッチリ成功する。おそらくは今シーズン一番のプレーによってボールを回しまくり、ベンフィカを翻弄。46分のアレクシスの1対1はわずかにゴール枠を外れたものの(メッシの絶妙パス)、54分のチャンスは逃すことはなかった。ここでもアシストをしたのはレオ・メッシだった。

センターサークル付近でボールを受けると、10番はにわかにドリブルを加速させる。一気にエリア前へと迫るとデフェンサたちを多量に引き付け、左でフリーだったセスクへとパス。4番は巧みなファーストタッチでエリア内へと侵入し、あとは肩の力の抜けた、けれども強い左足シュートをニアに突き刺すだけだった。甦ったセスクのゴール。レオとのコネクションは、今後もチームを大いに救うに違いない。

プジョルが負傷

0-2となり、時計も70分を回ったところで、ティトは次々とカードを切っていった。最初に現れたのは、プジョルと並んで日曜にプレー許可を受けていたイニエスタだ。あとはもう試合を上手に終わらせてしまえばいいだけという状況。しかしここでプジョルの怪我が発生してしまうことになる。

ティトの思惑通りにボールをしこたま回されたことで、ベンフィカは疲労し、そして苛立ってもいた。この日は審判のやや神経質な笛も、そのイライラを助長したかもしれない。ゲームの終了間際はポルトガルチームのファール&イエローカード祭りだ。不可思議だったのは、ここに何故だか加わってしまったセルヒオの一発レッド。なにがどう退場モノだったのかよく判らない判定により、セルヒオは一足早くロッカールームへと引き上げている。