Champions League
jornada 3

苦しんでも…勝つ!
93分の劇的アルバ弾。

FC Barcelona Celtic Glasgow
2 1
23 de Octubre - Mar 20:45 h
Camp Nou
: 77,781
Goles
  Samaras (17)
Iniesta (44)  
Jordi Alba (93)  
Titular
Valdes 【5】 Forster
Adriano 【6】 Lustig
Bartra 【7】 Wilson
Mascherano 【6】 Ambrose
Jordi Alba 【8】 Emilio Izaguirre
Song 【6】 Wanyama
Xavi 【7】 Scott Brown
Iniesta 【7】 Ledley
Messi 【7】 Mulgrew
Pedro 【6】 Samaras
Alexis 【6】 Hooper
Cambios
Pedro→ Tello (76) 【5】 Samaras→ Forrest (43)
Alexis→ Villa (80) 【6】 Brown→ Commons (63)
  Mulgrew→ Kayal (76)
Entrenadores
Tito Vilanova 【6】 Niel Lennon
Tarjetas
Mascherano (71)  
Adriano (80)  
Arbitro
Gianluca Rocchi (italiano) 【7】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 2 2 Tarjetas Amarillas 0 0 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
10 14 24 Tiros a puerta 4 2 2
5 5 10 Ocasiones de Gol 2 1 1
7 8 15 Corners 1 1 0
1 0 1 Fueras de juegos 1 1 0
4 6 10 Faltas 11 2 9
74%   73% Posesion del Balon 27%   26%
Formacion

ピケ、プジョル、アルベスらが怪我で欠場。ブスケツが出場停止。セスク、ビジャ、ジョナタン、ピント、モントーヤ、セルジ・ロベルト、テージョがベンチスタート。台所事情の厳しいセントラルで、ついにバルトラが初先発。右ラテラルにアドリアーノが入った。ピボーテはソング、インテリオールはチャビとイニエスタ。前半の攻撃はアレクシスの左サイド中心。

交代はいずれも終盤で、1人目はペドロに代えてテージョ(76分)。その4分後にアレクシスからビジャ。ビジャはほぼ中央に入り、テージョは右へ。アルバはかなりエストレーモ的となり、アドリアーノからのクロスが決勝点につながった。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Samaras (17)
Iniesta (44)  
Jordi Alba (93)  
Reporte

今季のバルサは、劇的な勝ち方がとってもお好き。それは最後の最後の最後まで勝利を諦めない、このチームのキャラクターを表すものでもある。

ついにバルトラ

試合前の先発リスト発表で、ティト・ビラノバはバルセロニスタを「おっ!」と言わせた。デフェンサ危機のなかでも出番のなかったマルク・バルトラを、ついに先発で起用したのだ。平均身長で10cmは負けているらしいセルティックを相手に、少しでも背の高いバルトラを使うのはとっても妥当。特に危なっかしいところもなく、2度のチャンス(1つはかなり決定的)を演出してくれたのだから、今後にさらに期待できるというものだ。

ゲームは誰もの予想どおり、自陣で守りを固めるセルティックをバルサが攻めるという展開で始まった。この図式は90分を通し、ほぼ変化することはなかった。バルサにとって勿体なかったのは、2分にしてスコットランドチームのプランを砕くチャンスを逃したことだ。ティトチームのパス回しに戸惑っている間に、イニエスタからの縦パスを受けたアレクシスがラインを突破。しかしながらサンちゃんのシュートは、ポストのわずか左横を通過している。

またも不運な失点

その後も16分にチャビの蹴ったコーナーを受けたメッシ(ゴール正面20数m)からの浮き球縦パスをイニエスタが折り返し、バルトラがヘッドを放つもGKフォースターが好セーブ、という決定機があったバルサだったが、これぞフットボルの不公平さの象徴のようなプレーで逆に先制を許してしまう。しかもそのチャンスのクリアボールが、失点の発端となっているのだからタチが悪い。

17分、ピッチ右サイドからのフリーキックがエリア内へと送り込まれ、サマラスが頭で触ったボールが、マスチェラーノに当たりながらもネットを揺らして0-1。バルサはせっせとボールを回して超保守的戦術を破らなければならないのに、相手は最初のチャンスでまんまと1点。バルサのプレーはとってもステキだけれど、効率面では背の高さには敵わない。

そこでイニエスタ

まあセットプレーには警戒していたことだし、1点やられるのは想定内ともいえる。バルサは愚直に信じた道を行くのみ。ただし相手がさらに引きこもってしまうのは、いつもながらに大変だ。21分と37分にはメッシのフリーキックがクロスバーをかすめる。好いオプションとなった、ギガクラックの新たな必殺技。28分にはバルトラがすーーっと上がり、ヘッドで見せ場を作っている。

バルサが同点に追いついたのはハーフタイム直前のことだった。メッシからのパスを受けたイニエスタがチャビとの壁パスによってエリア内密集地帯へと侵入、針の穴に通すようなパスとシュートによってゴールを陥れたのだ。世界3大パス業師による芸術的ゴール!これにてクレはすっきりした気分でハーフタイムに入った。

立ちはだかるフォースター

スコアをイーブンに戻し、さあ、あと1点決めてしまいましょうという後半。しかしながら事はそう簡単には運ばなかった。まず第一に、セルティックがカウンターからバルサ陣内に何度か侵入し、そのうちの1度のコーナーでまたもや1点を奪おうかという場面を作ったこと。そしてもう一つが彼らの守護神フォースターが大当たりだったことだ。

バルサはメッシを中心に、何度も決定機を手にしている。53分のバセリーナに始まり、68分のペドロからのセンタリングに正面で合わせたシュート、74分のイニエスタのふんわりパスからのヘディングなど、フォースターはレオのチャンスをことごとくセーブしている。

超土壇場でのアルバ弾

そうしてセルティックのゴールを割れないままに、時間は刻一刻と過ぎていった。ティトは状況を打開すべく、ペドロとアレクシスに代えてテージョとビジャを投入。ビジターが完全に同点OKとなり、10人で守ってきたことから、両ラテラルもほぼアタッカーとしてプレーするようになっていた。しかし大型バスを破って得点するのは事のほか難しく、90分にビジャのシュートがポストに嫌われた際には、さすがに万事休すかとも思ったクレ。だがそれでも勝利を諦めていなかったのは、他ならぬ選手たちだった。

そろそろ審判が終了の笛を吹こうかという93分、アドリアーノが右サイドから送り込んだセンタリングを、左ポスト前へと詰めたジョルディ・アルバが押し込んで2-1!セビージャ戦(2-3、92分にビジャの劇的決勝弾)をも上回るドラマチックゴールによって、ティトバルサが1/8ファイナル進出へと向け大きく前進している。

【試合終了後のティト・ビラノバのコメント】