Copa del Rey 1/16
vuelta

さすがのビジャの決定力。

FC Barcelona Deportivo Alaves
3 1
28 de Noviembre - Mie 21:30 h
Camp Nou
: 57,655
Goles
  Viguera (15)
Adriano (34)  
Villa (55)  
Villa (58)  
Titular
Pinto 【6】 Herrera
Montoya 【6】 Rubio
Puyol 【6】 Agustin
Mascherano 【6】 Luciano
Adriano 【7】 Javi Hernandez
Song 【5】 Manu Garcia
S. Roberto 【5】 Jaume
Thiago 【6】 Miki
Jonathan 【5】 Jonan
Tello 【5】 Luismi
Villa 【7】 Viguera
Cambios
Jonathan→ Deulofeu (68) 【6】 Luismi→ Guzman (66)
Adriano→ Planas (73) 【6】 Viguera→ Barona (66)
Puyol→ Cesc (79) 【5】 Jonan→ Llamas (79)
Entrenadores
Tito Vilanova 【6】 Naxto Gonzalez
Tarjetas
  Jaume (11)
  Manu Garcia (54)
Arbitro
Velasco Carballo (madrileño) 【5】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0 Tarjetas Amarillas 2 1 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
7 10 17 Tiros a puerta 5 3 2
3 5 8 Ocasiones de Gol 1 0 1
2 3 5 Corners 1 1 0
2 0 2 Fueras de juegos 4 1 3
4 2 6 Faltas 9 2 7
71%   70% Posesion del Balon 30%   29%
Formacion

バルデス、ピケ、アルバ、ブスケツ、チャビ、イニエスタ、メッシが招集外。アレクシス、アルベス、バルトラらが負傷中。セスク、ペドロ、デウロフェウ、プラナス、オイエルがベンチスタート。ジョナタンは今季初先発。最初はチアゴが偽9番だったが、前半途中からビジャが中央でプレーするようになり、左の前線はアドリアーノへのフリーウェイに。

最初の交代はジョナタンから期待のデウロフェウ。テージョが左サイドへと回る。ふたりめは怪我明けのアドリアーノがベンチに下がり、トップデビューのプラナス。最後はプジョルがお役御免となってセスク登場。ソングがセントラルとなった。ビジャは怪我明け初のフル出場。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Viguera (15)
Adriano (34)  
Villa (55)  
Villa (58)  
Reporte

善戦したアラベスに手こずりながらも、後半のビジャによる連続ゴールで逆転勝利。コルドバの待つコパ1/8ファイナルへと駒を進めた。グアッヘはこれにて、しばし足踏みしていたプロ通算300ゴールを達成している。おめでとう!

低調なリズム、アラベス先制

メンディソローサでのイダに0-3で先勝しているため、出場時間のかさんでいる選手たちをゴソッと休ませたティト・ビラノバ。とりわけバルサの核である中盤を若い選手たちで構成したため、序盤はリズムを作るのに苦労をしていた。試合後のミスターの説明によれば、アラベスが裏をかく戦術を用い、用意していたプランが外れたのも影響したらしい。

テレビ画面からも寒さの伝わってくるこの試合、前半の内容もけっこうお寒いものだった。パスの匠たちが揃って不在だったのに加え、モチベーションの持ち方も難しかったのだろう。強い圧力をかけられたわけでない、何気ないパスにも正確性を欠き、当然ながらチャンスは作り出せない。30分頃までのバルサは、ダメ〜なバルサだった。

対するアラベスはカンプノウで王者に一泡吹かせようと気合が入っていて、闘志も満々。引きこもってのカウンターではなく、プレッシングで能動的にボールを奪っての速攻でバルサを脅かしていた。その彼らの頑張りが報われたのは15分だ。ミキが右サイドから上げたクロスに、ファーポストのビゲラが頭で合わせて0-1としている。

アドリアーノ×チアゴ

チアゴを偽9番で使う策を最初は用意していたティトだったが、アラベスがいつもと違うやり方を採用したことで、それは機能しなかった。そこで監督はチアゴを彼がより得意とする攻撃的セントロカンピスタへと役割変更し、ビジャを真9番に置く。それが功を奏し同点ゴールが生まれるのだから、ティトの修正能力はなかなかだ。34分、チアゴとのワンツーからアラベスの守備網を破ったアドリアーノが、5分前には自身のシュートを跳ね返したGKセルヒオ・エレーラに今度は勝利して同点。いまいちな出来ながらも同点でハーフタイムに入れたのは上々といえる。

ビジャ現る

ロッカールームでミスターによってナニかを注入されたのであろう。後半のチームは、だいぶバルサらしくなっていた。パスにスピードと正確さが戻り、アラベスは防戦一方となっていく。そこで試合を決めたのは、必殺仕事人のビジャだった。50分、ジョナタンからのスルーパスを受けてのエレーラとの1対1は仕留めそこなった7番だったが、55分にはフリーキックをゴール左端に蹴り込んで見せる。豪快に突き刺すのではなく、柔らかいボールを隅に置きにいくようなシュート。そういえば彼、ナイスなキッカーだったのでした。

これぞクラックというフリーキックによってプロ通算300ゴールを達成したビジャは、立て続けに301ゴールも決めてしまう。チアゴからのパスを受けてテージョが守備ラインの背後を取り、中央へと折り返されたボールをきっちりと押し込んで3-1。さすがでございます。

ちなみにその1分前、アラベスは誤審によって得点を取り消されている。左サイドからのボールをファーポストで沈めたミキが、オフサイドだと判定されたのだ。リプレイで見ると、完全に合法の得点だった。

若者たちにチャンス

そんなこんなでアラベスにはお気の毒な点もあったが、勝負の決着が付いたことにより、ティト・ビラノバは70分前後より若手たちにチャンスを与えていく。まずピッチに登場したのは、バルセロニスタ期待の星であるジェラール・デウロフェウ。金髪の坊やは得点こそなかったものの、何度かのキレのあるプレーでポテンシャルの片鱗を示していた。

73分にアドリアーノと交代で出場したのは、これがトップデビューとなるカルラス・プラナス。次から次から楽しみな選手が現れてくるバルサカンテラはすごいね、と改めて感心する。左ラテラルはプラナスだけでなく、グリマルドも控えているのだ。

【試合後のティト・ビラノバのコメント】