Liga Española
jornada 17

ティトに捧げる勝利!
モウチーム終了の16pt差。

Valladolid FC Barcelona
1 3
22 de Diciembre - Sab 18:00 h
Jose Zorilla
Goles
  Xavi (42)
  Messi (59)
Javi Guerra (89)  
  Tello (94)
Titular
Dani Hernandez 【6】 Valdes
Rukavina 【6】 Alves
Sereno 【7】 Pique
Marc Valiente 【7】 Mascherano
Balenziaga 【7】 Jordi Alba
Omar 【7】 Busquets
Sastre 【7】 Xavi
Victor Perez 【6】 Thiago
Bueno 【8】 Messi
Oscar 【6】 Pedro
Manucho 【6】 Alexis
Cambios
Bueno→ Ruben Peña (62) Alexis→【6】 Villa (76)
Manucho→ Javi Guerra (75) Thiago→【6】 Iniesta (84)
Sastre→ Baraja (81) Pedro→【7】 Tello (92)
Entrenadores
Miroslav Djukic 【7】 Jordi Roura
Tarjetas
Bueno (26) Thiago (40)
Sereno (35)  
Sastre (52)  
Oscar (66)  
Arbitro
Clos Gomez (aragones) 【5】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 2 4 Tarjetas Amarillas 1 0 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
0 3 3 Tiros a puerta 11 5 6
0 1 1 Ocasiones de Gol 7 4 3
1 1 2 Corners 4 2 2
1 0 1 Fueras de juegos 3 1 2
9 6 15 Faltas 3 1 2
30%   36% Posesion del Balon 64%   70%
Formacion

セスクが負傷欠場。アドリアーノ、ソングも違和感を抱えるため大事をとって休養。プジョル、ビジャ、イニエスタ、ジョナタン、ピント、モントーヤ、テージョがベンチスタート。アレクシスは2試合連続の先発起用となった。

一人目の交代はアレクシスからビジャ。二人目はチアゴに代えてイニエスタ。余談ながら、この二人の登場にはホセ・ソリージャも拍手と歓声。最後のカードはペドロからテージョ。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Xavi (42)
  Messi (59)
Javi Guerra (89)  
  Tello (94)
Reporte

病と闘う指揮官へと、元気と安心を与える勝利。白組が空中分解の4敗目を喫したことで、ポイント差は過去最大クラスの16へと拡大した。

胸に「ANIMS TITO」(頑張れティト)、背中に「seny, pit i collons」(良識、強さ、勇気)という、ティトへのメッセージの記されたTシャツをまとってピッチへと入場した選手たち。対戦チームであるバジャドリほか、他会場でもたくさんのチームがティトへの気遣いをしてくれたことにも感謝感謝。

支配するもチャンス作れず

無事退院し、自宅で試合を見つめるであろうミスターへと、おかしなゲームは見せられねぇ、絶対にティトへと勝利を捧げる!と気合の入ったバルサだったが、バジャドリはいつもながらに良いチーム。組織立った守備とプレッシャーによってバルセロナの攻めをカットし、ゲームの序盤はなかなかに拮抗していた。ただ"プセラ"(バジャドリ)は攻撃のクオリティに難があり、前半はシュート0本で終えている。ホーム勢の唯一の好機は、マヌーチョが頭で落としたボールにアルバが当たった際、ハンドっぽくなった場面くらいだった。

前半のバルサはボールを支配しながらも、チャンスにはなかなか結び付けられずにいた。5分のダニ・アルベスからのどんぴしゃセンタリングにはアレクシスがわずかに合わせ損ない、26分のチャビによるフリーキックは右ポスト横を通過。34分にはメッシのフリーキックが左ポストを直撃と、なんとか手にした好機も、あと一方の精度・運が足りず得点には至っていない。

ピン、ポン、パン!でチャビ

しかしながら、なんだかんだで崩してしまうのもこのバルサのすごさだ。42分、メッシ(本日はやや低めの位置取り)からの黄金パスを受けたジョルディ・アルバがエリアを深くえぐり、鋭いセンタリングをチャビが押し込んで0-1!これぞバルサという超絶連係により、守備ラインを完全に崩してのゴールだった。こうしてバルサはそれなりの報酬を手に、ロッカールームへと引き上げている。

メッシがトドメ

ハーフタイム後も試合の流れに変化はなかった。ジュキッチ率いるバジャドリは、ここではまだアクセルを踏み込まず。まずは引き続き、守備を第一としている。バルサは前半と同じようにボールを支配し、早めに勝負を決めたいバルサが連続してチャンスを手にすることになる。48分にはパスをつなぎまくって、仕上げとなるペドロのヘディングシュートがポストとこんにちは。57分にはアレクシスが単独突破を試みるも止められ、こぼれ球を拾ったメッシの右足シュートが(珍しく)完全にあっちの方向へと飛んでいった。

しかしギガクラックは次なるチャンスは逃さない。いやむしろ、さほど好機と言えない場面を必殺の個人技によって好機とし、きっちりシュートを沈めてしまったと言うべきか。エリア正面からのドリブルでするりと守備網を突破。5人ほどに囲まれながらも、対角線のシュートをゴール右端へと蹴り込んでいる。バルサのエースは2012年を驚異の91ゴールにて締めくくった。

バジャドリが名誉の1点、効率の良いテージョ

そこまでの試合展開からすれば、この0-2で勝負は事実上決着した。残り15分となって、ジョルディ・ロウラは選手交代を開始。アレクシス(出来はまずまずだったが、もう少し、良い意味でエゴイスティックでもいい)とチアゴがベンチへと退き、ビジャとイニエスタが登場している。ホセ・ソリージャのスタンドはこの二人の登場に、大きな歓声を送った。

ゲームが幾ばくかの緊張感を帯びたのが、終了間際の数分間だ。89分、右からのクロスにハビ・ゲラが頭で合わせ、これはバルデスがブロックしたものの、こぼれ球を同じくハビ・ゲラに押し込まれて1-2に。失点は当然悔しいところなのだが、バジャドリは好感の持てるチームなので「1点はいいか」というところだ。

そのまま1-2で終わっても特に不満はなかったが、さらに良い印象と共にクリスマス休暇へと入って見せるのがこのバルサのステキなところ。92分に時間稼ぎ的にピッチへと入ったテージョが前がかりだった守備ラインの背後を奪い、1-3のゴールをしっかりと決めている。この物怖じしないテージョのメンタルはいいね!

そしてこの2時間後、カシージャスをベンチに置いたモウチームがマラガによって撃沈されたことで、クレにとっての最高のクリスマス休暇入りとなった。

【バジャドリ戦終了後のジョルディ・ロウラのコメントなど】